goo

“草間彌生・永遠の南瓜展”鑑賞

先週末午後に京都の審査機関本部で審査員研修会が開催されたが、午前に何か観光を、と思ってネット検索で探し当てたのが、フォーエバー現代美術館“草間彌生・永遠の南瓜展”だった。草間彌生の画風は私の趣味ではないが、世界的に有名で人気があるということなので、どこに魅力があるのか知りたいという興味本位で出かけてみることにした。 先ず最初の作品は畳敷きの和室正面に得体のしれない黄色いうねった蛇だか、植物のツルだかの絵が掲げられている。これが動き出すようだと、気分が悪くなる懸念があるが、動きはしないので、じっと見つめる。これは“黄樹”という草間にとってのメイン・モチーフの代表作のようだ。パンフレットには“「黄樹」のモチーフは、草間彌生が着用する服やソファーセット、様々なグッズに使用され、南瓜に次ぐ人気の高いモチーフとしても知られている。「黄樹」は、当初作家により「セックスオブセッション(シュルレアリズムではない)」と名付けられていた。セックスオブセッションとは、日本の抑圧的な父権体制と抑圧的で右へ倣え的な社会行動に対して草間が抱き続けていた、強い怒りの感情のこと。”とあった。現在の日本に、草間の怒りはどうなっているのだろうか。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )