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水野和夫、山口二郎 共著“資本主義と民主主義の終焉―平成の政治と経済を読み解く”―平成の総括

水野和夫、山口二郎 両氏の対談により構成された本“資本主義と民主主義の終焉―平成の政治と経済を読み解く”を読んだので紹介したい。紹介できるほど十分に読み込んだかというと、そうではなく理解も不十分なので、そのレベルでの紹介であることに御留意頂きたい。冒頭で山口氏が安倍政権がシャルル10世の復古王政と言っているのは面白い、さすがに学者の面白い見立てだ、と思いこの本を買ったのだ。 この本の最終章で山口氏は、強固な自民支持は今後も続くと予想し、これへの対応は語っていない。また若年層の政治的無関心を嘆いて終わった印象だ。一方、水野氏は“ゼロ金利で資本主義は終焉しても、それは希少だった資本が過剰になったことの証であり、財・サービス・資本が満ち足りている日本やドイツは全体として困ることではない。”と楽観している。だが私には財政破綻が何をきっかけに起きるのか、日本の産業力の低下の臨界点がどこにあるのか、大いに懸念している。 . . . 本文を読む
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