幻冬舎、2013年発行。
★ 帯に書いてある文言;
「今までなかった!! 赤ちゃんから13歳までの子どもの便秘解消ガイド、決定版」
「おかあさんの悩みをスッキリ解決」
「便秘外来4年半待ちの名医が教えます!」
「便秘が治るだけで、こんなにもイイコトが」
・風邪を引かなくなる!/ダイエットになる!/勉強ができるようになる!/集中力アップ/積極性アップ!
なんだが、すごいことになってます(苦笑)。
著者の肩書きは順天堂大学小児外科教授。帯の通り「小児便秘外来」で有名らしい。
私の日々の小児科診療の中で、子どものお腹のトラブルはありふれた症状です。
どちらかというと、下痢より慢性の便秘の相談が多いですね。
年齢により対応が異なりますが、基本的には赤ちゃんは赤ちゃん用の便秘薬、幼児期以降はおとなに準じた下剤を使用し、下剤を長期にわたり手放せないときは漢方薬を勧めるのが私のスタンスです。
この本は一般向け啓蒙書ですが、何か診療のヒントになることはないかな、と目を通してみました。
まず、乳幼児期の便秘は大人とは違うんだ、と力説されており、私も同じ印象を持っていたので大いに頷きました。
それに伴い、食事指導も大人と子どもでは微妙に異なるという説明にも納得できました。
ただ、便秘の分類法が学生時代の講義と違うのが気になりました・・・昔は「弛緩型」「けいれん型」に分けるのが一般的でしたが、この本では「直腸肛門型」「ストレス型」「直腸ぜん動運動不全型」「その他の病気が隠れている場合」に分けられています。
この分類は学会レベルで認められているのかな?・・・要確認ですね。
小児外科では「肛門を一過性に広げる治療がある」ことは知りませんでした。
詳しい説明はないのでイメージがわきませんが、いったいどのような手技なんだろう?
それから、エクササイズやマッサージも参考になります。
また、家族が心配して頑張るほど本人のプレッシャーになりストレスの悪循環に陥ってしまう「現代家族の病理」が便秘にも当てはまることに驚かされました。
子どもの心の問題の書籍には必ずといっていいほど出てくる病態です。
なんだか、生きづらい世の中になってしまたのですねえ・・・。
<メモ>
自分自身のための備忘録。
■ こんなときに便秘を疑いましょう
1.腹部を触ると、かたいような張りがある。
2.排便に苦痛を感じている。
3.3日以上ウンチが出ていない。
■ 子どもの便秘は「本人のせいではない」
おとなの便秘と子どもの便秘では決定的な違いがあります。おとなの便秘は食生活や生活習慣の乱れなどが主な原因であり、本人の自覚と努力でほとんどの場合が改善されます。ところが子どもの場合には、本人に「がんばりなさい」と言うのは逆効果。「ウンチが出ないくらいどうってことはない」とゆったりした気持ちで、気楽に接して上げてください。
実は”気にしない”ということが、子どもの便秘解消の特効薬なのです。
ウンチが出ないことを責めてマイナスイメージを植え付ける保護者は、子どもに「ウンチが出ない自分はダメ人間だ」という劣等感を持たせることになります。その環境が彼らを追いつめ、ますます便秘が治らなくなります。
■ 便秘は遺伝する?
という説がありますが、今のところ科学的根拠はありません。
ただ、同じ家で暮らしている家族は、食生活や生活時間が似ていますし、同じストレスを共有していることも多いので、同時発生的に便秘になる可能性が高いのです。例えば、肉が多くて野菜が少ない食事を一緒に食べていたら、食物線維が不足して便秘の原因になります。また夜更かしが多くて朝寝坊という生活パターンを続けていると、親子で便秘になるのも当然です。運動が好きでない保護者の方は、屋外よりも室内でお子さんと一緒に遊ぶことが多くなる傾向があり、その結果、運動不足から親子仲良く便秘になる可能性が高まります。
■ 子どもの便秘のタイプ「直腸肛門型」と「ストレス型」
【直腸肛門型】・・・ウンチを押し出す力が弱いことによる便秘で、子どものほとんどはこのタイプ。
直腸や肛門のセンサーが未発達で、ウンチが直腸にたまってきてもそれがわからないために「そろそろウンチを出しましょう」という指令が出ません。そして腹筋や肛門括約筋など、ウンチを外に押し出すために必要な筋肉も、まだ十分な力を持っていないのでウンチが腸内にたまりやすいのです。
【ストレス型】・・・腸が繊細%敏感なタイプ。
子どもに限らず、全世代がいつでもなり得る便秘がこのタイプです。自律神経の「交感神経」(アクセル)と「副交感神経」(ブレーキ)のバランスが崩れるために起こります。
ストレスがかかると「交感神経」ばかりが体を支配してアクセルを踏み続けてブレーキ・休息の役割の「副交感神経」の出番がありません。ずっと運転中なのでへとへとになってしまいます。一方の「副交感神経」の働きの一つに腸ぜん動を促すというものがあります。ぜん動は腸の内容物を肛門の方へ送る動きです。「副交感神経」が働かないと「ウンチを肛門へ送りなさい」という指令が出なくなり、便秘を引き起こします。
★ おとなにあって、子どもにはない便秘のタイプ;
1.直腸ぜん動不全型・・・偏った食生活や生活習慣、ストレスから腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が支配するようになると正常な働きができなくなり便秘を引き起こします。
2.その他の病気が隠れている場合・・・糖尿病、高血圧などの生活習慣病が便秘の原因になります。糖尿病は自律神経の乱れを引き起こして腸のぜん動が悪くなったり、食事の量が減ってウンチが少なくなったりします。そのため、ウンチがたまるまでに時間がかかり、腸内にいる時間が長すぎて水分を絞り次田、硬いウンチになってしまうのです。
■ 年齢と便秘のタイプ
腸の神経は2歳頃までに成熟しますが、乳児から幼児、特に4歳くらいまでは腹筋が発達していないので、このタイプの便秘がほとんどです。
腹筋が発達する5歳以降もこのタイプの便秘が続きますが、集団生活がきっかけになりストレス型が登場します。入園・入学、クラス替えがストレスを生み便秘になることがありますが、慣れとともに解消されることが多くあまり心配は要りません。
問題は「学校でウンチをしたくない」からと便意を我慢して便秘になる子どもが多いことです。ストレス型の一型と考えられますが、食生活の改善やエクササイズだけでは治すことができません。なるべく朝、学校に行く前にウンチが出るように習慣づけて、学校で便意を我慢しなくてもすむようにするとよいでしょう。
中学校進学後はおとなと同じ「直腸ぜん動不全型」へ変化します。受験勉強などで運動不足になるとともに合間にスナック菓子などを食べるので、腸内の元気だった善玉菌が付かれて悪玉菌に活躍の場を奪われやすくなります。さらに人間関係や成績などのストレスにさらされ「ストレス型」の便秘を併発する「複合型」の可能性も考えられます。
そして・・・70歳くらいになると、「直腸ぜん動不全型」「ストレス型」「他の病気が原因の便秘」の他に、子どもの頃と同じ「直腸肛門型」の便秘にもなりやすくなります。
■ 子どもの便秘にヨーグルトは効かない
子どもの便秘はおとなの便秘と違い、腸内の善玉菌が減ったために起こっているのではありません。したがって腸内の善玉菌を増やす手助けをする乳酸菌を含んだ納豆やヨーグルトなどの発酵食品を食べても効果は期待できません(毒にはなりませんが)。
■ 同じ「ストレス型便秘」でも子どもとおとなでは対応が異なる
こどもが感じるストレスがおとなが原因です。
おとなの場合は自分で環境を変えるなどの方法でストレスから逃れたり解消することができますが、子どもが感じているストレスのほとんどは子ども自身ではなく周囲の環境・周囲のおとな達がつくり出しており、子ども自身にはどうしようもないのです。
こどもの便秘が、どうも食生活やエクササイズで改善しないという場合は、ストレスという可能性を考えてください。
■ 便秘の子どもに接するときの3大原則
1.おおらかに明るく受け入れる
・・・雰囲気で子どもを追いつめないように。
2.ウンチが出ないことを責めない
・・・「何で出ないの? もっとがんばりなさい!」は禁句。
3.ウンチをすることへの恐怖感をなくす
・・・肛門が切れていたい、ウンチが出ないと叱られる、という経験はトイレ嫌いを助長します。
■ ウンチが硬くて肛門が切れて出血したときの対処法は?
人肌くらいのぬるま湯で湿らせたやわらかい布で押さえましょう。しばらくすれば出血は止まります。
このとき冷たい水や熱いお湯ではかえって傷口を刺激してしみて痛がります。
繰り返し出血するときは小児科/小児外科を受診しましょう。
■ 子どもに「力み方」を教える方法
前傾姿勢をとり、お腹に手を当てて「う~ん、う~ん」といってみましょう。
1.便座に座って上半身を少し前に倒して前傾姿勢を取ります。
2.手をお腹に当てます。手を当てることでお腹に意識が向き、その部位に力を入れやすくなるのです。
3.「う~ん、う~ん」と声に出して繰り返します。「う~」というときにはお腹を凹ませて体に力を入れ、「ん」で力を抜きましょう。
■ 綿棒マッサージもクセになる?
綿棒マッサージで肛門に刺激を与えれば、ウンチが出やすくなるのは事実です。しかし強く刺激すればそれだけ効果があるというものではありません。肛門を傷つけないように注意してください。
刺激を与えるなら、人肌程度のぬるま湯を、スポイトでぴゅっぴゅっとかけてあげる方が安全です。心地よい刺激でウンチが出やすくなります。水やお湯では痛みを感じるので必ずぬるま湯を使ってください。
■ 母乳が便秘の原因になりますか?
いいえ。母乳の成分が問題で子どもが便秘になることはありません。「私の食生活・おっぱいが原因でこの子が便秘になって苦しんでいる」などとは決して考えないでください。子どもの便秘の原因は腸内環境の性ではなく、ウンチを押し出す筋力が弱いためです。何を食べたかは関係ありません。
■ 離乳食をはじめたら便秘になりました・・・。
ミルクなどの液体に比べて、固体の離乳食は消化しにくいためです。また離乳食をはじめると一時的にぼにゅうやみるくをのむりょうがへることもあり、ウンチの水分量が不足しがちであることも一因になり得ます。お腹がなれてくれば、ウンチの出方も安定してくるので、水分を多めに飲ませてあげながら、マッサージでウンチを促して様子を見ていきましょう。便通をよくする水溶性食物線維を取り入れるのも効果的です。桃やプルーン、リンゴのジュースなど液体のものがいいでしょう。
赤ちゃんの便通はなかなか案手せず、便秘又は下痢になることもよくあります。3-4日に一度でも、スルンとウンチが出ていればそれほど心配することはありません。
■ 便秘対策として水分をたくさん取るべきでしょうか?
無理にたくさん飲む必要はありません。飲みたいときに飲みたいだけあげてください。基本的に常温の水で十分です。
トイレに行きたいなと思ったときは必ず行かせるように心がけましょう。子どものうちからオシッコやウンチを出すタイミングをコントロールするのは、あまりお勧めできません。子どもは1回に全部出し切れないこともあります。大人の感覚からすると短い間隔で、すぐにまたトイレに行きたがることもありますがそれを責めないよう心がけてください。
■ 子どもの便秘にもオリーブオイルは有効ですか?
有効です。オリーブオイルが硬くなったウンチを包み、滑りをよくして体外への排出を助けます。オイルで滑りやすくなったウンチはお尻を傷つけることも少なくなります。
大さじ1杯飲まなくても、ティースプーンに1-2杯で十分ですので量を加減してください(多いと下痢することもあります)。
■ 砂糖白湯(さゆ)、麦芽糖は便秘に有効ですか?
効果は期待できません(悪影響もありませんが)。
腸内環境を整えるのによいとされるオリゴ糖は善玉菌のエサになるため、便秘改善に効果があるといわれており、このあたりからの連想で「便秘には糖がよい」という説が広まっているようです。
おとなの「直腸ぜん動不全型」便秘は腸内環境の悪化が大きな原因なので、善玉菌の働きを助けるために「多糖類」を取ることが役立ちますが、子どもに多い「直腸肛門型」の便秘にとって、腸内環境の変化は直接関係がありません。
また砂糖や麦芽糖はオリゴ糖ほど腸内環境の改善に役立つというものではありません。
あえていえば、ストレス型の便秘の場合に「甘くて温かい飲み物をとってホッとする→ ストレスが軽減→ 便秘改善に貢献する」というようなことが、多かれ少なかれあるかもしれません。
■ 食物線維は便秘に有効?それとも無効?
水溶性食物線維は有効、逆に不溶性食物線維をとりすぎると便が硬くなります。子どもとおとなでうまく使い分けましょう。
食物線維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
水溶性食物線維は海藻などに多く含まれており、水に溶けるとドロドロのゲル状になります。保水力が高いので、これを多く含んだ食品を食べるとウンチの中の水分が保たれて硬くなりにくくなり、排便しやすくなります。
一方の不溶性食物線維は野菜に多く含まれています。水を吸収して膨らむので、腸の動きをよくしたいときには効果があります。しかし摂取しすぎると、すでにたまっていたウンチの水分が必要以上に腸壁に吸収されてしまい、より出にくくなってしまうことがあります。どちらかというとおとなの「直腸ぜん動不全型」便秘に効果があるのが不溶性食物線維です。
子どもの便秘にはウンチの水分量を増やして柔らかくしてくれる水溶性食物線維がよいでしょう。
おとなの便秘には、まず水溶性食物線維をたくさんとって、たまっているウンチを軟らかくして出してから、不溶性食物線維をしっかりとって、腸を動かすようにしましょう。
■ 朝、学校に行く前にウンチをする習慣をつける方法
まず、朝はトイレでゆっくり座る時間を作ります。その分、30分くらい余裕を持って起きる必要が出てきます。
落ち着いて朝ご飯を食べて、内臓が動き出したらトイレに入ります。ウンチが出やすくなるエクササイズをしたり歯磨きをしたりしながら、ゆっくりウンチが出るのを待ちます。最初のうちは、思った通りにウンチが出るとは限りませんが、出るまでがんばろうと無理をすることはありません。だんだん慣れてくると、朝はウンチの時間というように体が覚えてくれます。そのうちスルッと出るようになると思って、しばらくは辛抱してください。自宅でウンチをしてから学校へ行くようになれば、「ウンチが出たらどうしよう」という不安から解放されて、物事にも積極的になれるはずです。
■ 子どもの便秘によい水溶性食物線維を多く含んだ食材(五十音順)
・アボガド:ウンチの滑りをよくする不飽和脂肪酸も多く含んでいます
・インゲン豆:水溶性・不溶性どちらの食物線維も豊富で、豆類の中ではダントツの高含有率。
・オクラ:生よりもゆでて食べる用が吸収がよくなります。
・押麦:ご飯に少し混ぜて食べるとよいでしょう。ライ麦や全粒粉もお勧めです。
・海藻:昆布、わかめ、あおさ、海苔、もずくなど。
・ゴボウ:水溶性・不溶性ともに豊富。オリゴ糖も含まれています。
・ココア:ココアには非常に多くの水溶性食物線維が含まれています(コーヒー/紅茶はゼロ)。他にも様々な健康促進に役立つ成分を含んでいます。
・切り干し大根:少量でも豊富な食物線維をとれます。
・玄米ご飯:含まれる水様生食物瀬にはそれほど多くありませんが、精白米はほとんどゼロです。
・サツマイモ:おやつにお菓子を食べるくらいなら、ふかしイモを食べましょう。
・里芋:イモ類の中でも多くの食物線維を含む食材です。
・そば:ご飯やパン、パスタに比べてずっと多く含まれています。
・ナッツ:ピスタチオやカシューナッツは水溶性食物線維だけでなく、ミネラルなども豊富に含む理想的なおやつ。
・納豆:水溶性・不溶性食物線維ともに含まれており、朝ご飯のお供に最適。
・なめこ:水溶性・不溶性食物線維ともに豊富。ぬめりを落とさないようにして食べましょう。
・にんじん:ジュースにしても同じように栄養が取れます。
・バナナ:含量はプルーンやイチジクより少ないものの、一年中手に入り、食べやすいのでお勧め。
・プルーン:水溶性・不溶性食物線維ともに同じくらい含んだバランスのよい食品。乾燥プルーンでも同じ栄養が取れます。
・モロヘイヤ:ぬるぬるに水溶性食物線維がたっぷり。
・リンゴ:腸内環境を整える効果もあります。
・和菓子:あんこの材料である小豆にも水溶性食物線維が含まれています。こしあんよりも粒あんの方が多くとることができます。
■ 便秘解消、究極の10箇条
1.朝、コップ1杯の水を飲みましょう。
・・・腸が刺激を受け、ぜん動が活発になります。水でウンチを押し出すわけではないので、たくさん飲む必要はありません。これを毎日続ける事により、体が「朝はウンチをするんだぞ」と覚えてくれるのです。食前の方が効果的です。
2.朝日を浴びて、深呼吸をしましょう。
3.必ず朝ご飯を食べるようにしましょう。
4.食事のリズムを一定にしましょう。
・・・定期的に食べ物が送り込まれていないと、腸のぜん動は活発になりません。
特に夜は最低でも就寝3時間前までに食事を終えるようにしましょう。また、よるにお菓子などを食べ過ぎると、交感神経が働き出して腸のぜん動運動を促す副交感神経が働くことができません。
5.朝のトイレはゆっくり座りましょう。
6.日中は外で元気に遊びましょう。
7.夜更かしは便秘の大敵。
・・・ごく自然な状態では、興奮モードの交感神経の活動はお昼頃がピークです。それとは反対の働きをするリラックスモードの副交感神経は、夜中の0時頃にもっとも活発に働きます。すなわち、このピークに時間にしっかり眠っていると、副交感神経に促されて腸の働きも活発になり、朝起きる頃には立派なウンチができあがっているのです。
8.入浴タイムはお湯の中でマッサージ。
9.寝る前に、便秘解消エクササイズ。
10.いつも笑顔で!でも褒めすぎはダメ。
・・・子どものウンチが出なくても、その度に落胆しないでください。子どもは「おかあさんをガッカリさせる自分はダメだ」と胸を痛めてしまいます。ウンチが出ても「すごいね!」とあまり褒めすぎてはいけません。一度出ても毎日出るとは限りません。出たときにあまり褒められると、逆に「ウンチが出ないのはすごくいけないこと」と感じてしまう子どももいて、「次に出なかったら褒められない、ガッカリさせてしまう」とプレッシャーを感じるのです。
★ 帯に書いてある文言;
「今までなかった!! 赤ちゃんから13歳までの子どもの便秘解消ガイド、決定版」
「おかあさんの悩みをスッキリ解決」
「便秘外来4年半待ちの名医が教えます!」
「便秘が治るだけで、こんなにもイイコトが」
・風邪を引かなくなる!/ダイエットになる!/勉強ができるようになる!/集中力アップ/積極性アップ!
なんだが、すごいことになってます(苦笑)。
著者の肩書きは順天堂大学小児外科教授。帯の通り「小児便秘外来」で有名らしい。
私の日々の小児科診療の中で、子どものお腹のトラブルはありふれた症状です。
どちらかというと、下痢より慢性の便秘の相談が多いですね。
年齢により対応が異なりますが、基本的には赤ちゃんは赤ちゃん用の便秘薬、幼児期以降はおとなに準じた下剤を使用し、下剤を長期にわたり手放せないときは漢方薬を勧めるのが私のスタンスです。
この本は一般向け啓蒙書ですが、何か診療のヒントになることはないかな、と目を通してみました。
まず、乳幼児期の便秘は大人とは違うんだ、と力説されており、私も同じ印象を持っていたので大いに頷きました。
それに伴い、食事指導も大人と子どもでは微妙に異なるという説明にも納得できました。
ただ、便秘の分類法が学生時代の講義と違うのが気になりました・・・昔は「弛緩型」「けいれん型」に分けるのが一般的でしたが、この本では「直腸肛門型」「ストレス型」「直腸ぜん動運動不全型」「その他の病気が隠れている場合」に分けられています。
この分類は学会レベルで認められているのかな?・・・要確認ですね。
小児外科では「肛門を一過性に広げる治療がある」ことは知りませんでした。
詳しい説明はないのでイメージがわきませんが、いったいどのような手技なんだろう?
それから、エクササイズやマッサージも参考になります。
また、家族が心配して頑張るほど本人のプレッシャーになりストレスの悪循環に陥ってしまう「現代家族の病理」が便秘にも当てはまることに驚かされました。
子どもの心の問題の書籍には必ずといっていいほど出てくる病態です。
なんだか、生きづらい世の中になってしまたのですねえ・・・。
<メモ>
自分自身のための備忘録。
■ こんなときに便秘を疑いましょう
1.腹部を触ると、かたいような張りがある。
2.排便に苦痛を感じている。
3.3日以上ウンチが出ていない。
■ 子どもの便秘は「本人のせいではない」
おとなの便秘と子どもの便秘では決定的な違いがあります。おとなの便秘は食生活や生活習慣の乱れなどが主な原因であり、本人の自覚と努力でほとんどの場合が改善されます。ところが子どもの場合には、本人に「がんばりなさい」と言うのは逆効果。「ウンチが出ないくらいどうってことはない」とゆったりした気持ちで、気楽に接して上げてください。
実は”気にしない”ということが、子どもの便秘解消の特効薬なのです。
ウンチが出ないことを責めてマイナスイメージを植え付ける保護者は、子どもに「ウンチが出ない自分はダメ人間だ」という劣等感を持たせることになります。その環境が彼らを追いつめ、ますます便秘が治らなくなります。
■ 便秘は遺伝する?
という説がありますが、今のところ科学的根拠はありません。
ただ、同じ家で暮らしている家族は、食生活や生活時間が似ていますし、同じストレスを共有していることも多いので、同時発生的に便秘になる可能性が高いのです。例えば、肉が多くて野菜が少ない食事を一緒に食べていたら、食物線維が不足して便秘の原因になります。また夜更かしが多くて朝寝坊という生活パターンを続けていると、親子で便秘になるのも当然です。運動が好きでない保護者の方は、屋外よりも室内でお子さんと一緒に遊ぶことが多くなる傾向があり、その結果、運動不足から親子仲良く便秘になる可能性が高まります。
■ 子どもの便秘のタイプ「直腸肛門型」と「ストレス型」
【直腸肛門型】・・・ウンチを押し出す力が弱いことによる便秘で、子どものほとんどはこのタイプ。
直腸や肛門のセンサーが未発達で、ウンチが直腸にたまってきてもそれがわからないために「そろそろウンチを出しましょう」という指令が出ません。そして腹筋や肛門括約筋など、ウンチを外に押し出すために必要な筋肉も、まだ十分な力を持っていないのでウンチが腸内にたまりやすいのです。
【ストレス型】・・・腸が繊細%敏感なタイプ。
子どもに限らず、全世代がいつでもなり得る便秘がこのタイプです。自律神経の「交感神経」(アクセル)と「副交感神経」(ブレーキ)のバランスが崩れるために起こります。
ストレスがかかると「交感神経」ばかりが体を支配してアクセルを踏み続けてブレーキ・休息の役割の「副交感神経」の出番がありません。ずっと運転中なのでへとへとになってしまいます。一方の「副交感神経」の働きの一つに腸ぜん動を促すというものがあります。ぜん動は腸の内容物を肛門の方へ送る動きです。「副交感神経」が働かないと「ウンチを肛門へ送りなさい」という指令が出なくなり、便秘を引き起こします。
★ おとなにあって、子どもにはない便秘のタイプ;
1.直腸ぜん動不全型・・・偏った食生活や生活習慣、ストレスから腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が支配するようになると正常な働きができなくなり便秘を引き起こします。
2.その他の病気が隠れている場合・・・糖尿病、高血圧などの生活習慣病が便秘の原因になります。糖尿病は自律神経の乱れを引き起こして腸のぜん動が悪くなったり、食事の量が減ってウンチが少なくなったりします。そのため、ウンチがたまるまでに時間がかかり、腸内にいる時間が長すぎて水分を絞り次田、硬いウンチになってしまうのです。
■ 年齢と便秘のタイプ
腸の神経は2歳頃までに成熟しますが、乳児から幼児、特に4歳くらいまでは腹筋が発達していないので、このタイプの便秘がほとんどです。
腹筋が発達する5歳以降もこのタイプの便秘が続きますが、集団生活がきっかけになりストレス型が登場します。入園・入学、クラス替えがストレスを生み便秘になることがありますが、慣れとともに解消されることが多くあまり心配は要りません。
問題は「学校でウンチをしたくない」からと便意を我慢して便秘になる子どもが多いことです。ストレス型の一型と考えられますが、食生活の改善やエクササイズだけでは治すことができません。なるべく朝、学校に行く前にウンチが出るように習慣づけて、学校で便意を我慢しなくてもすむようにするとよいでしょう。
中学校進学後はおとなと同じ「直腸ぜん動不全型」へ変化します。受験勉強などで運動不足になるとともに合間にスナック菓子などを食べるので、腸内の元気だった善玉菌が付かれて悪玉菌に活躍の場を奪われやすくなります。さらに人間関係や成績などのストレスにさらされ「ストレス型」の便秘を併発する「複合型」の可能性も考えられます。
そして・・・70歳くらいになると、「直腸ぜん動不全型」「ストレス型」「他の病気が原因の便秘」の他に、子どもの頃と同じ「直腸肛門型」の便秘にもなりやすくなります。
■ 子どもの便秘にヨーグルトは効かない
子どもの便秘はおとなの便秘と違い、腸内の善玉菌が減ったために起こっているのではありません。したがって腸内の善玉菌を増やす手助けをする乳酸菌を含んだ納豆やヨーグルトなどの発酵食品を食べても効果は期待できません(毒にはなりませんが)。
■ 同じ「ストレス型便秘」でも子どもとおとなでは対応が異なる
こどもが感じるストレスがおとなが原因です。
おとなの場合は自分で環境を変えるなどの方法でストレスから逃れたり解消することができますが、子どもが感じているストレスのほとんどは子ども自身ではなく周囲の環境・周囲のおとな達がつくり出しており、子ども自身にはどうしようもないのです。
こどもの便秘が、どうも食生活やエクササイズで改善しないという場合は、ストレスという可能性を考えてください。
■ 便秘の子どもに接するときの3大原則
1.おおらかに明るく受け入れる
・・・雰囲気で子どもを追いつめないように。
2.ウンチが出ないことを責めない
・・・「何で出ないの? もっとがんばりなさい!」は禁句。
3.ウンチをすることへの恐怖感をなくす
・・・肛門が切れていたい、ウンチが出ないと叱られる、という経験はトイレ嫌いを助長します。
■ ウンチが硬くて肛門が切れて出血したときの対処法は?
人肌くらいのぬるま湯で湿らせたやわらかい布で押さえましょう。しばらくすれば出血は止まります。
このとき冷たい水や熱いお湯ではかえって傷口を刺激してしみて痛がります。
繰り返し出血するときは小児科/小児外科を受診しましょう。
■ 子どもに「力み方」を教える方法
前傾姿勢をとり、お腹に手を当てて「う~ん、う~ん」といってみましょう。
1.便座に座って上半身を少し前に倒して前傾姿勢を取ります。
2.手をお腹に当てます。手を当てることでお腹に意識が向き、その部位に力を入れやすくなるのです。
3.「う~ん、う~ん」と声に出して繰り返します。「う~」というときにはお腹を凹ませて体に力を入れ、「ん」で力を抜きましょう。
■ 綿棒マッサージもクセになる?
綿棒マッサージで肛門に刺激を与えれば、ウンチが出やすくなるのは事実です。しかし強く刺激すればそれだけ効果があるというものではありません。肛門を傷つけないように注意してください。
刺激を与えるなら、人肌程度のぬるま湯を、スポイトでぴゅっぴゅっとかけてあげる方が安全です。心地よい刺激でウンチが出やすくなります。水やお湯では痛みを感じるので必ずぬるま湯を使ってください。
■ 母乳が便秘の原因になりますか?
いいえ。母乳の成分が問題で子どもが便秘になることはありません。「私の食生活・おっぱいが原因でこの子が便秘になって苦しんでいる」などとは決して考えないでください。子どもの便秘の原因は腸内環境の性ではなく、ウンチを押し出す筋力が弱いためです。何を食べたかは関係ありません。
■ 離乳食をはじめたら便秘になりました・・・。
ミルクなどの液体に比べて、固体の離乳食は消化しにくいためです。また離乳食をはじめると一時的にぼにゅうやみるくをのむりょうがへることもあり、ウンチの水分量が不足しがちであることも一因になり得ます。お腹がなれてくれば、ウンチの出方も安定してくるので、水分を多めに飲ませてあげながら、マッサージでウンチを促して様子を見ていきましょう。便通をよくする水溶性食物線維を取り入れるのも効果的です。桃やプルーン、リンゴのジュースなど液体のものがいいでしょう。
赤ちゃんの便通はなかなか案手せず、便秘又は下痢になることもよくあります。3-4日に一度でも、スルンとウンチが出ていればそれほど心配することはありません。
■ 便秘対策として水分をたくさん取るべきでしょうか?
無理にたくさん飲む必要はありません。飲みたいときに飲みたいだけあげてください。基本的に常温の水で十分です。
トイレに行きたいなと思ったときは必ず行かせるように心がけましょう。子どものうちからオシッコやウンチを出すタイミングをコントロールするのは、あまりお勧めできません。子どもは1回に全部出し切れないこともあります。大人の感覚からすると短い間隔で、すぐにまたトイレに行きたがることもありますがそれを責めないよう心がけてください。
■ 子どもの便秘にもオリーブオイルは有効ですか?
有効です。オリーブオイルが硬くなったウンチを包み、滑りをよくして体外への排出を助けます。オイルで滑りやすくなったウンチはお尻を傷つけることも少なくなります。
大さじ1杯飲まなくても、ティースプーンに1-2杯で十分ですので量を加減してください(多いと下痢することもあります)。
■ 砂糖白湯(さゆ)、麦芽糖は便秘に有効ですか?
効果は期待できません(悪影響もありませんが)。
腸内環境を整えるのによいとされるオリゴ糖は善玉菌のエサになるため、便秘改善に効果があるといわれており、このあたりからの連想で「便秘には糖がよい」という説が広まっているようです。
おとなの「直腸ぜん動不全型」便秘は腸内環境の悪化が大きな原因なので、善玉菌の働きを助けるために「多糖類」を取ることが役立ちますが、子どもに多い「直腸肛門型」の便秘にとって、腸内環境の変化は直接関係がありません。
また砂糖や麦芽糖はオリゴ糖ほど腸内環境の改善に役立つというものではありません。
あえていえば、ストレス型の便秘の場合に「甘くて温かい飲み物をとってホッとする→ ストレスが軽減→ 便秘改善に貢献する」というようなことが、多かれ少なかれあるかもしれません。
■ 食物線維は便秘に有効?それとも無効?
水溶性食物線維は有効、逆に不溶性食物線維をとりすぎると便が硬くなります。子どもとおとなでうまく使い分けましょう。
食物線維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
水溶性食物線維は海藻などに多く含まれており、水に溶けるとドロドロのゲル状になります。保水力が高いので、これを多く含んだ食品を食べるとウンチの中の水分が保たれて硬くなりにくくなり、排便しやすくなります。
一方の不溶性食物線維は野菜に多く含まれています。水を吸収して膨らむので、腸の動きをよくしたいときには効果があります。しかし摂取しすぎると、すでにたまっていたウンチの水分が必要以上に腸壁に吸収されてしまい、より出にくくなってしまうことがあります。どちらかというとおとなの「直腸ぜん動不全型」便秘に効果があるのが不溶性食物線維です。
子どもの便秘にはウンチの水分量を増やして柔らかくしてくれる水溶性食物線維がよいでしょう。
おとなの便秘には、まず水溶性食物線維をたくさんとって、たまっているウンチを軟らかくして出してから、不溶性食物線維をしっかりとって、腸を動かすようにしましょう。
■ 朝、学校に行く前にウンチをする習慣をつける方法
まず、朝はトイレでゆっくり座る時間を作ります。その分、30分くらい余裕を持って起きる必要が出てきます。
落ち着いて朝ご飯を食べて、内臓が動き出したらトイレに入ります。ウンチが出やすくなるエクササイズをしたり歯磨きをしたりしながら、ゆっくりウンチが出るのを待ちます。最初のうちは、思った通りにウンチが出るとは限りませんが、出るまでがんばろうと無理をすることはありません。だんだん慣れてくると、朝はウンチの時間というように体が覚えてくれます。そのうちスルッと出るようになると思って、しばらくは辛抱してください。自宅でウンチをしてから学校へ行くようになれば、「ウンチが出たらどうしよう」という不安から解放されて、物事にも積極的になれるはずです。
■ 子どもの便秘によい水溶性食物線維を多く含んだ食材(五十音順)
・アボガド:ウンチの滑りをよくする不飽和脂肪酸も多く含んでいます
・インゲン豆:水溶性・不溶性どちらの食物線維も豊富で、豆類の中ではダントツの高含有率。
・オクラ:生よりもゆでて食べる用が吸収がよくなります。
・押麦:ご飯に少し混ぜて食べるとよいでしょう。ライ麦や全粒粉もお勧めです。
・海藻:昆布、わかめ、あおさ、海苔、もずくなど。
・ゴボウ:水溶性・不溶性ともに豊富。オリゴ糖も含まれています。
・ココア:ココアには非常に多くの水溶性食物線維が含まれています(コーヒー/紅茶はゼロ)。他にも様々な健康促進に役立つ成分を含んでいます。
・切り干し大根:少量でも豊富な食物線維をとれます。
・玄米ご飯:含まれる水様生食物瀬にはそれほど多くありませんが、精白米はほとんどゼロです。
・サツマイモ:おやつにお菓子を食べるくらいなら、ふかしイモを食べましょう。
・里芋:イモ類の中でも多くの食物線維を含む食材です。
・そば:ご飯やパン、パスタに比べてずっと多く含まれています。
・ナッツ:ピスタチオやカシューナッツは水溶性食物線維だけでなく、ミネラルなども豊富に含む理想的なおやつ。
・納豆:水溶性・不溶性食物線維ともに含まれており、朝ご飯のお供に最適。
・なめこ:水溶性・不溶性食物線維ともに豊富。ぬめりを落とさないようにして食べましょう。
・にんじん:ジュースにしても同じように栄養が取れます。
・バナナ:含量はプルーンやイチジクより少ないものの、一年中手に入り、食べやすいのでお勧め。
・プルーン:水溶性・不溶性食物線維ともに同じくらい含んだバランスのよい食品。乾燥プルーンでも同じ栄養が取れます。
・モロヘイヤ:ぬるぬるに水溶性食物線維がたっぷり。
・リンゴ:腸内環境を整える効果もあります。
・和菓子:あんこの材料である小豆にも水溶性食物線維が含まれています。こしあんよりも粒あんの方が多くとることができます。
■ 便秘解消、究極の10箇条
1.朝、コップ1杯の水を飲みましょう。
・・・腸が刺激を受け、ぜん動が活発になります。水でウンチを押し出すわけではないので、たくさん飲む必要はありません。これを毎日続ける事により、体が「朝はウンチをするんだぞ」と覚えてくれるのです。食前の方が効果的です。
2.朝日を浴びて、深呼吸をしましょう。
3.必ず朝ご飯を食べるようにしましょう。
4.食事のリズムを一定にしましょう。
・・・定期的に食べ物が送り込まれていないと、腸のぜん動は活発になりません。
特に夜は最低でも就寝3時間前までに食事を終えるようにしましょう。また、よるにお菓子などを食べ過ぎると、交感神経が働き出して腸のぜん動運動を促す副交感神経が働くことができません。
5.朝のトイレはゆっくり座りましょう。
6.日中は外で元気に遊びましょう。
7.夜更かしは便秘の大敵。
・・・ごく自然な状態では、興奮モードの交感神経の活動はお昼頃がピークです。それとは反対の働きをするリラックスモードの副交感神経は、夜中の0時頃にもっとも活発に働きます。すなわち、このピークに時間にしっかり眠っていると、副交感神経に促されて腸の働きも活発になり、朝起きる頃には立派なウンチができあがっているのです。
8.入浴タイムはお湯の中でマッサージ。
9.寝る前に、便秘解消エクササイズ。
10.いつも笑顔で!でも褒めすぎはダメ。
・・・子どものウンチが出なくても、その度に落胆しないでください。子どもは「おかあさんをガッカリさせる自分はダメだ」と胸を痛めてしまいます。ウンチが出ても「すごいね!」とあまり褒めすぎてはいけません。一度出ても毎日出るとは限りません。出たときにあまり褒められると、逆に「ウンチが出ないのはすごくいけないこと」と感じてしまう子どももいて、「次に出なかったら褒められない、ガッカリさせてしまう」とプレッシャーを感じるのです。
申し訳ありませんが、栃木県内の医療事情には不案内です。
群馬県では伊勢崎市に「小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン作成委員会」の委員長をつとめた友政剛先生の「パルこどもクリニック」があります。
こちらのHPもご参考になれば幸いです。
■ 「子どもの便秘」http://www.takei-c.com/diary/cn12/pg422.html
そんな時にこちらのブログに辿り着きました。
食べ物では改善されない。
ではどーしたらいいの、、、
ネットで探すも、埼玉やら東京やら。
何か情報頂けたらと、コメント残させて頂きます。
よろしくお願い致します。