小児アレルギー科医の視線

医療・医学関連本の感想やネット情報を書き留めました(本棚2)。

「もうけすぎ」薬局に逆風

2018年01月05日 15時01分09秒 | 医療問題
 しばらく前にこのブログで「おくすり手帳」の問題点を扱いました。
 薬局で薬剤師が服薬指導をすることになっているものの、病名がわからないので十分な指導ができないというジレンマが存在する、という内容です。

 厚生労働省・日本政府は「医薬分業」を謳って薬局の独立を促してきました。
 その結果、調剤報酬が増加の一途を辿り、医療福祉費の肥大に貢献するほどになりました。一時期は「薬局バブル」などと呼ばれました。
 医療福祉費を減らさなければならないはずの日本経済に逆行する流れです。
 そして今、薬局はハシゴを外されることになりそうです。

■ 「もうけすぎ」薬局に逆風 かかりつけ機能後押し 調剤報酬引き下げ
共同通信社:2018年1月4日

 ほかに医療福祉費肥大に貢献している分野に「接骨院・整骨院・柔道整復師」があります。

□ 柔道整復療養費にメス?厚労省が不正請求への対処に本腰
2012/7/10 日経メディカル
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