小児アレルギー科医の視線

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妊娠初期に野菜を食べた妊婦の子、ぜんそく発症率が減少

2018年04月08日 18時17分19秒 | 気管支喘息
 喘息の発症を予防することは可能なのか・・・今までにもいろんな説が出ては消えてきました。
 喘息治療薬である吸入ステロイドを軽症の時から導入すると早く治るのではないかと期待された時期がありましたが、これは否定されました。

 ということで、以下のニュースには目を見張りました。
 妊婦さんが妊娠前期に野菜をたくさん食べることで、子どもの喘息の発症率が下がる、それも数%ではなく40%も!
 ほ、ほんとでしょうか。

■ 妊娠初期に野菜を食べた妊婦の子、ぜんそく発症率が減少
2018年04月07日:朝日新聞デジタル)より
 妊娠初期に野菜を多く食べた妊婦の子どもは、食べる量が少なかった妊婦の子どもに比べ、2歳になった時に息がゼーゼーするなどぜんそく症状の発症率が4割低いことがわかった。国立成育医療研究センターなどの研究チームが6日、発表した。
 妊娠16週までの妊娠初期に野菜の摂取量が最も少なかったグループ(1日当たりの摂取量78グラム)に比べ最も多かったグループ(同286グラム)の子どもは2歳時で、息がゼーゼーしたり胸がヒューヒュー鳴ったりするぜんそく症状の発症率が約4割低かった。
 野菜の中でもとくにホウレンソウや春菊、アスパラガスなど葉酸の多い野菜やブロッコリーやキャベツ、白菜などアブラナ科の野菜でその傾向が強かった。最も多く食べたグループの子どもは最も少ないグループの子どもより、ぜんそく症状の発症率が5割以上低かった。
 妊娠中後期の摂取量はぜんそく症状発生率と関係がみられなかった。

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