私が研修医の頃は、虫垂炎の診断は腹部触診がメインでした。
・胃腸炎の腹痛は腹壁が柔らかく、臍周囲痛が中心。
・虫垂炎の腹痛は腹壁が痛みで緊張して硬く触れ(筋性防御)、痛みが右下腹部に固定。
で判断していました。
その後、超音波検査(エコー)が発達し診断・手術適応決定に欠かせない存在になってきました。
そして今、虫垂炎診療のガイドラインが公表されるに至りました。
それから、軽症の虫垂炎では昔から「薬で散らす」(抗菌薬投与で経過観察する)習慣がありました。
現在でも薬の使い方は定まっていないようですね。
■ 国内初の小児急性虫垂炎診療のガイドラインが登場〜「虫垂炎スコア」が小児急性腹症の診断を支援
(2017/10/26 日経メディカル)
あれ、『エビデンスに基づいた子どもの腹部救急診療ガイドライン2017』をネット検索しても見当たりませんが・・・?
気を取り直してもう一つ関連記事を紹介します。
まだ上記ガイドライン発表前のないようですが、問答形式でわかりやすい。
虫垂炎には抗菌薬(=抗生物質)が効くのだから原因となる細菌があるはず、するとその起炎菌は何だろう・・・と素朴な疑問がわいてきます。近年、ようやくこの正体がわかりつつあるようで、起炎菌として「虫垂炎との関連が最近指摘されている嫌気性菌のBilophila wadsworthia」と記載がありますね。
■ 急性虫垂炎にはまず抗菌薬投与が主流に
(2017/9/8:日経メディカル)
・胃腸炎の腹痛は腹壁が柔らかく、臍周囲痛が中心。
・虫垂炎の腹痛は腹壁が痛みで緊張して硬く触れ(筋性防御)、痛みが右下腹部に固定。
で判断していました。
その後、超音波検査(エコー)が発達し診断・手術適応決定に欠かせない存在になってきました。
そして今、虫垂炎診療のガイドラインが公表されるに至りました。
それから、軽症の虫垂炎では昔から「薬で散らす」(抗菌薬投与で経過観察する)習慣がありました。
現在でも薬の使い方は定まっていないようですね。
■ 国内初の小児急性虫垂炎診療のガイドラインが登場〜「虫垂炎スコア」が小児急性腹症の診断を支援
(2017/10/26 日経メディカル)
あれ、『エビデンスに基づいた子どもの腹部救急診療ガイドライン2017』をネット検索しても見当たりませんが・・・?
気を取り直してもう一つ関連記事を紹介します。
まだ上記ガイドライン発表前のないようですが、問答形式でわかりやすい。
虫垂炎には抗菌薬(=抗生物質)が効くのだから原因となる細菌があるはず、するとその起炎菌は何だろう・・・と素朴な疑問がわいてきます。近年、ようやくこの正体がわかりつつあるようで、起炎菌として「虫垂炎との関連が最近指摘されている嫌気性菌のBilophila wadsworthia」と記載がありますね。
■ 急性虫垂炎にはまず抗菌薬投与が主流に
(2017/9/8:日経メディカル)