かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

食育基本法って何?

2005-10-17 22:30:35 | Weblog
 怒濤のオフ会(笑)から一夜明けて日常が戻ってきました。もっともいきなり寝坊して、危うく遅刻するところでしたが。昨日の日記では二次会の総括をここでする予定でしたが、それはもう20周年記念板(http://sklaven-traum.lolipop.jp/joyful/joyful.cgi?page=0)に報告としてアップしましたので、そちらをご参照いただきましょう。

 さて、今日はやはり小泉首相靖国参拝、を取り上げないわけには行かないか、とも思うのですが、きっと同じ波長のものから雑音同然のまるで考えのかみ合わないものまで、あちこちでその話題が振りまかれているでしょうし、私自身は割と淡々とこのニュースを捕らえていまして、正直何故大騒ぎしているのか不可解だったりするので、一言だけ添えてあえてこの話題は避けましょう。マスコミの皆さん、是非一度、タイ、マレーシア、ベトナムなど、アジアを構成する主要国におけるこの話題の反応を伝えて下さい。私自身は、その意見が特定アジアと違おうが同じだろうがどちらでもいいのです。ただ、特定アジア以外の国々はどう見ているのかを知りたいのです。特にタイは、将来の日本の食料戦略において極めて重要な食料輸出国のはずですし、インドネシアは、日本の生命線、石油ルートを握っているといっても差しつかえ無い国でしょう。それらの重要諸国の動向を一言も伝えないのは、日本のマスコミとして大変な怠慢であると考えます。

 今日話題にしたいのは、食育基本法です。実は私、郵政民営化にかまけて、この重要法案が成立したことを今日まで知らずにいたのです。7月にはもう施行されていたなんて、ついぞ知らずにおりました。マスコミでこの事を報じたことがありましたんでしょうか? 将来の日本のためには、靖国問題よりも重要かも知れない話ですのに、もっとアンテナの感度を上げないといけないようですね。
 さてこの法律、ようは歪みに歪んだ国民の食に対する姿勢を矯正し、国民の健康と生き生きと生きる豊かな人間性を育もうというものです。食育というと、つい学校で子供達に食べ物の大事さを教えたり、家庭で食事のしつけをしたりする事ととらえがちですが、もちろんそう言う側面もあるものの、実はもっと大きな、国民全体に関わる事柄でもあるのです。特に今の日本人の食に対する認識は、まさに病的です。ほとんどの食を海外に依存しながら、大量の残飯を発生させてしまう異常なシステム。BSEや鶏インフルエンザなど、ちょっと問題が起こるとたちまち冷静な判断が出来なくなってしまう、ヒステリー性ゼロリスク願望。農薬や食品添加物、遺伝子組み替えなどに対する根拠無き不安と拒絶。消費期限までには充分食べ尽くしてしまうにも関わらず、最新の日付を選択し、自分の五感よりも刻印された日付でしか消費期限を判断できない判断力不足。健康バラエティ番組に左右される消費動向。どれをとっても、まともな状態とは思えません。単なる無知で済ませられる域を明らかに超えていると私などには見えます。せめて自分の子孫くらいは、それが傷んでいるかどうか自分の目と鼻と舌で判断できるようになってもらいたい。この法律がその一助となってくれるかも知れません。自民党と公明党に、何と、共産党まで賛成して成立させた法律です。日本国民の元気な未来のため、党派を超えてこの基本法の理念を現実化する具体的な施策を、これから期待したいです。きっと私の仕事も、その施策に少なからず影響を受けるでしょうから、今から楽しみでもあります。

コメント
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