かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

石油価格急騰が遂に昼のお弁当にまで影響!

2005-10-03 21:58:58 | Weblog
 10月16日のための20周年記念誌「れむぼん」の三〇冊増し刷りは順調に進行中で、中身の原稿の印刷を早々に完了し、ただ今表紙に取りかかっています。それも裏表紙も合わせて既に三分の一を終え、今週末までには全ての印刷を終えられる見込みです。ただ、インク減りが早いように感じるのは相変わらずで、詰め替えを頻繁に行っております。詰替用インクは夏に大分余分に用意してしまったので在庫の心配は全くないのですが、すぐに手が赤青黄色と様々に染まってしまうのが困りものであります。詰め替えるたび細心の注意を払っているつもりなのですが、どうしてもいつの間にかインクが指先や掌を染めてしまうのです。まあ別に手が色づいたところで気に留めるほどのものでもないのですが、印刷を続行している今は、特に指先にインクが残っていると、印刷用紙を汚してしまう恐れがあります。誰も私のカラフルな指紋付きの本など欲しくはないでしょう。そう言うわけで注意の上にも注意を重ねてインクの詰め替えをやるのですが、どうしても汚れを払拭することが出来ません。誰か上手に出来る方があったなら、是非ともその方法を伝授いただきたいものです。

 さて、我が職場に出入りしているお弁当やさんが、この11月から二〇円の値上げをお願いしたいと頭を下げられに来ました。一向に落ち着く気配のない石油価格の上昇が、回り回ってお弁当や産にも影響し、もう企業努力で吸収できるレベルではなくなったんだそうです。お弁当と石油とはなかなか結び目が見えない取り合わせですが、お弁当を配達する車の燃料代などはダイレクトに響いてきますし、お弁当の調理にボイラーでも使っているようなら、その燃料も大体石油の可能性が高いと言えます。また、蒲鉾など原材料もその加工時の燃料に石油が使われている例が多いらしく、お弁当の材料が値上がりしているんだそうです。石油の値上がりは、車の燃料代や冬の暖房など直接的な影響ばかりでなく、色々な方面から真綿で首を絞めるごとく、じわじわ私達の生活を蝕んでいくようです。
 そう言えば、本年の米は作況指数102と、平年をやや上回る豊作年だそうです。特に北海道は天候に恵まれたこともあって作況指数109という好成績。一昔前なら村人総出で大喜びする収穫の秋を迎えるはずですが、米の消費量が大幅に落ち込んでいる今日では、豊作=価格の下落、つまり農家の懐に大きく響く事になります。その上に石油価格の上昇ですから、農機具やモミの乾燥機の燃料代が大幅アップするわけで、農家の皆さんの手取りは益々目減りするわけです。まだ新潟のコシヒカリのように全国的に名の知れた米なら、安い安いといいながらもそれなりに取り引きされるでしょうが、ブランドにならないお米を作っている人達の中には赤字がかさんで米作りを出来なくなる人もいずれは出てくるでしょう。そして更に石油の価格が上がっていったらどうなるか。肥料、農薬などの資材も値上がりし、一段と農家経営は苦しくなって行き、新潟でも米作りが成り立たなくなる事になるかも知れません。まさに、日本の食生活は石油に支えられていると言っても過言ではないわけです。食料生産の根幹を握る石油のほぼ全量が輸入頼りという我が国において、自民党も民主党も判っていてマニフェストに自給率向上を書いたのか、私には大いに疑問です。
コメント
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