かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

核兵器について、どうして本気で議論しないのでしょう?

2006-10-17 22:14:01 | Weblog
 ふと気づくとコレまでの格好では朝が寒くて二輪で走るのは耐え難くなっておりました。たった一つだけでしたけど、カーブミラーが細かい水滴で覆われて見えなくなっている事にも気づきました。そういえば、通勤途上に見える田圃が大方稲刈り終わって刈り株だけの風景に変貌しています。ここのところとにかく上天気ですから、この土日一斉に刈り取ってしまったのでしょう。今はコンバインで刈り取って、稲わらは細かくシュレッダーして田圃にばらまいたりしますけど、そんな中に昔ながら束にして竿に干したのを見かけたりしますと、何となくホッといたします。いつになく広々とした田圃の所々に白ピンク紅オレンジと色とりどりに咲き誇るコスモスが群生し、ふっと風に乗ってキンモクセイの香りが花をよぎったり、どうやらいつの間にか季節は秋本番を迎えていたようです。どうもついこの間まで、「まだ蝉の声が・・・」などと思っていたような気がするのですが、10月も半ばを過ぎて、もうすぐ紅葉が始まる頃合いになっていたのですね。その後は寒い冬がと思うと少々気後れしてしまいますが、その前に麗夢のDVDも出るわけですし、今年は例年よりも心暖かく年の瀬を迎える事になるのでしょう。

 ところでまた北朝鮮が核実験をやろうとしているそうですね。報道などを色々総合しますと、どうやら前の実験は失敗だったという事になるみたいですが、次はどうなるのでしょうか。どうも実験以前にそれを実行するための技術力とか工作精度とかが根本的に不足しているのではないか? と思わないでもないのですが、あんまり失敗が続いたら体制そのものも危うくなったりするんじゃないのでしょうか? 
 まあ独裁者の気持ち一つで物事が変わる国の事はさておき、自由民主主義国家である我が国においても、なにやら妙な動きがあるみたいです。中川政調会長なる政府与党の要職を担うヒトが「核保有の議論があってもよい」と発言した事に対して、あちこちから非難囂々の末、釈明に追われる、という珍事です。政調会長の発言も、それに対する非難も、言論の自由を保障された我が国の事ですから別にいいんじゃないか、と思うのですが、何故に政調会長も政府与党も、せっかくのこの機会に議論を深めようとせず、沸騰に水を差して逃げるような態度に終始するのでしょう。本音はともかく、カタチの上では核保有そのものを容認するのでなく、ただその議論をしようと言うだけなのでしょう? 堂々反論の論陣を張ればいいんじゃないですか? そうして議論した上で、「やっぱり非核三原則堅持は変わらない我らの国是だ」と結論を出した方が、妙な沈静化を図るよりよほどすっきりして我が国の姿勢を世界に示すことにつながるのではないか、と思うのですが。それとも、そういう議論をやって「じゃあ核兵器を日本でも作ろう!」という話になる可能性でも懸念されたのでしょうか? 私としては話そのものを無かった事にしようとするうやむやな態度の方が、よほど懸念が残って信用に欠ける気が致します。何にせよ臭いモノにふたをするのはもう止めて、堂々と健全な議論を構築する、そんな国会であって欲しいと私などは願います。

コメント (2)
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