かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

これが世界的大発生の震源地にならなければいいんですが・・・。

2008-05-27 22:52:48 | Weblog
 今日も一日暑かったです。外で仕事していたら確実に日焼けする日差しで、少し動いただけで背中がじっとり濡れてくるのが判ります。5月も、もう日本海海戦戦勝103周年記念日。周りの田んぼも一部に水が入り、代掻きが済んで、恐らくこの週末には第一陣の田植えが始まることでしょう。田植えが終わったら入梅、そして今年も猛暑が伝えられる夏が始まります。そんな季節の移り変わりを先取りしたような暑い一日でした。

 さて、サイクロンに見舞われたミャンマー、地震に見舞われた中国、それぞれにおいて懸念されていた伝染病発生が現実のものとなりつつあるようです。ミャンマーではすでにコレラの患者が発生、赤痢、マラリア、デング熱も心配されているそうですし、中国ではペストの流行を懸念し、3000人を超える専門家がねずみの毒えさを撒くペスト対策に乗り出したとのこと。しかし、インフラが壊滅し、水や食料さえ不足気味な被災者の体調は相当悪化しているでしょうし、果たして両政府がそれぞれの危機をきっちりコントロールして、被害を未然に、あるいは小さなうちに収めることができるかどうか。あるいは懸念されている病気ばかりでなく、たとえば新型インフルエンザなんてものがこれら地域を基点に現れたりしたら、その被害は当該地域・国の垣根を越えて、世界的な問題へと発展するかも知れず、しばらくはその行方に目が離せません。ミャンマーは一刻も早く先進諸国の援助の手をとるべきでしょうし、中国もたとえ一時的にオリンピックに差し障りが生じようとも、地震被害の復旧と被災者の健康管理に力をつくすべきでしょう。
 新型インフルエンザといえば、日本ではその流行に備えた危機管理が、全くなっていないんだそうです。確かにどうすればよいか、自分でネット等で検索するならともかく、それ以外にさほど多くの情報が政府やマスコミから出ているようには見えないですし、多少は意識していてもそんな程度の認識ですから、危機感に乏しい大多数の人々には皆目情報がいきわたっていないのではないのでしょうか? たとえば流行前に使う予防ワクチンは国民全員の分を備蓄するのに年1700億円、大流行した場合の被害総額は20兆円、64万人が死亡、という数字を知っている人が何人いるでしょう? 対策には当然お金もかかりますが、大流行してからその損失の多さを嘆くよりも、現実的に支出可能な金額なら、今すぐにでも国民の理解を求め、対策に乗り出すべきじゃないかと思うのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする