かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ようやく「はやぶさ」の快挙を慶賀する余裕ができました。

2010-06-15 22:17:47 | Weblog
 なんとか昨日は日付が変わる前に帰宅し、日付が変わった直後には横になることが出来ました。しかしながら、心身とも興奮していたためかなかなか寝付くことが出来ず、ようやく寝た、と思ったら5時には朝の明るさに目が覚めて、2度寝も出来ずそのまま起きるよりありませんでした。それでも、6時過ぎまでは目も冴えていたのに、いざ仕事に出発、という段になって今更のように眠気が訪れ、以後、弱くなったり強くなったり、一日中眠気の波状攻撃にさらされました。今はその多分最後の1波が押し寄せてきて、私を布団の中に誘おうと強力に押しまくっています。
 そんな状況だったせいもあり、あれほど楽しみにしていたはやぶさの帰還をリアルタイムで見る事ができませんでした。まあTV放映はなかったそうですし、ネットでは回線がかなりキビシイ状態になっていたそうで、うちのようなよちよちブロードバンドでは多分観るのも難しかったのではないか、と思われますから、見られなかったのはいたし方なし、とせざるを得ないでしょう。その後、幾つかの写真や動画ではやぶさの最後を見届けることが出来ましたし。その中でも秀逸なのは、カプセル分離後、最後の一仕事とばかりに地球を撮影した一枚だと私は思います。はやぶさのカメラは進行方向からして後ろについていて、地球を撮影するにはぐるりと180度反対向きにならないといけなかったそうですが、姿勢制御装置が軒並みアウトな状況で、メインエンジンを吹かして見事姿勢制御に成功した離れ技は、まさにお見事!の一言に尽きると感じました。地球が完全には捉えきれなかったところもまた、ギリギリのところで頑張っていたまさに最後の大仕事、という様子が伺えて、その緊迫感と臨場感たるや、リアルタイムでないただの静止画像なのに、思わず手に汗握ってしまうほどの迫力がありました。
 さて、事業仕分けで科学技術予算をメッタ切りにした与党は、今手のひらを返してこの快挙を絶賛し、予算についても見直しを考えているのだそうです。まあ絶賛するのは良いでしょう。それだけのことはあったのですから。でも、仕訳人としてはそれでいいのでしょうか? ここは、たとえ非難轟々となろうとも、「だからどうした。あの時の判断に間違いはない」 と予算削減の必要性を主張する位の気概なくしてどうして仕分けなどしていられるのでしょう? 今のように過去の所業を棚において浮かれ騒ぐなんて最低で、そうしたいなら、まずはあの時の自分達の無知と不明を恥じ、予算を削減した判断は間違っていた、と素直に反省の弁を述べるのが筋というものだと思います。

コメント
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