かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ちゃんとした専門家と話をしますと、マスコミ報道では分からない事も色々と見えてきたりします。

2010-06-24 22:19:02 | Weblog
 今日は仕事で0朝から京都にある大学の某教授のところへ出かけました。この先生はウイルスが専門で、宮崎の口蹄疫禍についても色々と面白い話が聞けました。
 その先生曰く、今回の宮崎県の対応は実に素晴らしいものがあった、とのことです。口蹄疫ウイルスは、10年前ごく小規模の内に封じ込めることに成功したこともあって、実は適切に対処すればそう大して危なく無いウイルスであるかのように印象づけられているところがありますが、実態はとんでもない話で、10年前の話はまさに奇跡としかいいようがない幸運に恵まれていたこと、本来ならその感染力やウイルスの活性から考えて瞬く間に列島を蹂躙されていても不思議ではないほどの恐ろしいウイルスであると聞かされました。したがって、宮崎県内の市町村レベルで押さえ込みに成功している時点で、ウイルス対策としては上々の成果と言える、というお話です。報道では、宮崎県の初動ミス、というような内容のものもありましたが、この先生曰く、よくやった、と褒めてやらないといけないレベルの仕事だった、とのことでした。
 他にも色々と話は多岐に渡ったわけですが、こういうその筋の専門家から、マスコミ報道されないようなお話を伺うことができる仕事をしているというのが、実にありがたく感じられる時間でした。そうそう、もちろんこれは話のマクラで、ちゃんと本来の仕事の話もしてきたのは言うまでもないことです。ただ、その手の脱線話の方がえてして面白かったりするので、この先生とお会いするときは常に時間配分に注意して、切り上げ時を意識しないといけなかったりします。

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