かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

USSエンタープライズのワープエンジンがひょっとして出来たりするのかも?

2011-06-06 20:49:56 | Weblog
「反物質を長時間閉じ込める」というニュースに心踊った昼休みでしたが、正直言って何のことやら今ひとつ理解に苦しみました。そこで、帰宅後(独)理化学研究所のプレスリリースを見つけたので読んでみましたが、難しいのはあまり変わらず、理解は相変わらず及びません。ただ、ネットニュースに比べると格段に情報が多く、ほんの少しですが、付いていくことが出来る部分もありました。ニュースでは、単に反物質である半水素原子を1000秒に渡って封じ込めることができた、と言うことしか述べていませんでしたが、プレスリリースでは、反水素原子の生成法、その生成条件をより最適化することでその捕捉率を高めたことが記載されていました。また、1000秒以上の封じ込めの結果を測定した方法、前回の封じ込め時間が何故0.1秒で、今回が1000秒以上になったのかについても、想像以上に分かりやすく記載されていました。折角の大ニュースであり、理化学研究所から詳しく分かりやすくと努力されたプレスリリースが公表されたのですから、ネットとはいえもう少し詳細に報じて欲しかったのですが、新聞紙上ではどれくらい記載されていたのでしょうか。
 それはともかく、宇宙誕生のおりには同数存在した、とされる物質と反物質。本来なら対消滅して全て光になるはずなのに、現実には宇宙にほぼ反物質は残らず、物質のみの世界になってしまったという謎。対称性の破れという理論で説明できるそうですが、それを実証するのにこの反水素は重要な意味を持つのだそうです。正直、やっぱり理解が及びませんが(苦笑)。

 それにしても、反物質を長時間封じ込め出来るのなら、いずれそのうち反物質を使ったエネルギー生産ができるようになるんじゃないか、という夢を見たくなります。恐らく私が生きている間には無理なんじゃないか、と思いますが、絶対無理、から、ひょっとしてひょっとしたら、と思えそうなところが、なにか不思議なロマンを感じてしまいます。理解するのは困難だけれど、こういう基礎物理学の話はやっぱり面白いものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする