今朝、携帯を見たらニュースの掲示欄に、「もんじゅ、引き抜き成功」の文字が。去年の8月、燃料交換用の炉内中継装置という大きな部品が炉の内部に落ちてしまい、回収できなくなっていた事故の後始末が、ようやく完了したということですね。引き抜き作業を行うことは、発表で知っておりましたが、困難を極める、とか、そもそも無理、なんていう意見も観ていたので、そう簡単にうまくいくとは思っても見ませんでした。何でも、引っかかる蓋の部分ごと外したということですが、落下した装置が重さ3.3t、その蓋と一緒にとなると一体どれほどの重さだったのでしょうか? まあなにはともあれ、無事作業が済んでよかったと思いますが、話によるとこの秋に再稼動させるべく準備を進めるのだとか。どうもトラブル続きの装置で、この事故でもそれ相応に炉が傷んでいるんじゃないのでしょうか? それに作ってからかなりの期間を経過していますが、それで大丈夫なのか、やるというからにはそれなりの成算もあって言ってらっしゃるのでしょうけれど、どうもツキに見放された筋の悪い取り組みのように見えてしょうがありません。なんでも原発の使用済燃料を処理するにはもんじゅが必要という話を聞いたり、実際にフランスに運んで処理してもらったりしているのを見ていると、このような装置はとりあえず必要なのだろうなと思うのですが、それも含めて、専門的に高速増殖炉が今でもいるのかどうか、という問題をちゃんと考えていただいて、どうしてももんじゅクラスの炉がいるのだ、というのでしたら、この際もんじゅは高速増殖炉のトラブルに関する経験を積んだ、ということで止めることにして、それらの経験と最新の知見と技術を投下して、何処かに新しく作り直してはどうでしょうか?
もんじゅの建っているところには、建設当初には分からなかった断層が見つかっていて、直下型地震が起こるかも? と懸念されているそうですし、それならばもっと地層の安定したより安全が確保できそうな場所に立て直したほうが、何かにつけて具合が良いのではないか、と思います。
でも、原発でこれだけすったもんだしている状況をみると、どこもうちに建ててとは言わないだろうな。いっそ洋上にでかい船でも浮かべて、そこにもんじゅみたいなのを用意してみるとか。
もんじゅの建っているところには、建設当初には分からなかった断層が見つかっていて、直下型地震が起こるかも? と懸念されているそうですし、それならばもっと地層の安定したより安全が確保できそうな場所に立て直したほうが、何かにつけて具合が良いのではないか、と思います。
でも、原発でこれだけすったもんだしている状況をみると、どこもうちに建ててとは言わないだろうな。いっそ洋上にでかい船でも浮かべて、そこにもんじゅみたいなのを用意してみるとか。