かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ついに内閣不信任案提出。果たしてこの先どうなるのでしょう?

2011-06-01 21:57:24 | Weblog
 今年の6月は雨のスタートとなりました。通常は、もうすぐ梅雨かな~などとのたまいつつ、初夏の爽やかな気候を楽しんでいる時分のはずなのですが、やっぱり今年も異常な気象で終始するのですね。本当に、今年はどんな夏になるのか、楽しみでもあり不安でもあり、です。

 さて、とうとう野党3党が内閣不信任案を衆議院に提出しましたね。ニュースの略語が、自公たち日となっていて、自公、は判ったのですが、たち日って何? た、とかち、とか日、なんていう頭文字の政党があったかしらん? と首をひねりつつ記事を読んでいたら、何のことはない、たちあがれ日本のことでした。鶏口となるも牛後となるなかれ、小政党といえども存在感は侮れないモノがあるのかもしれませんね。不信任案が成立するためには、与党から80名余の「造反」が必要だそうですが、衆院で圧倒的多数を保持している与党とは思えないほど中身がゴタゴタしていて、どうなるか予断を許さない状況なのだとか。本来なら大地震の後始末やら原発問題やら、この未曾有の大難を抱えて与党の中が結束して当たり前、なはずなのですが、本当におかしな政党だと思います。所詮は数合わせの寄り合い所帯だった、ということなのでしょうか。

 新聞各紙は産経新聞を除いて不信任案提出に批判的な論調に感じました。被災地の声と称して「そんなコトしてる場合か」と載せてみたり、前首相の動きに、「大義がない」と党中堅なる特命の人物に苦言を呈させてみたり。私としては、基本的に「そんなコトしている場合か」という意見に与したいところなのですが、どうも大同団結して危機を乗り切ろう! という考えが現首相に全くない様子ですし、このままズルズルと何ヶ月も実りなさそうな首相のパフォーマンスを見せられるくらいなら、ここでスパッと心機一転する、「急がば回れ」の精神が今こそ必要とされるのではなかろうか、と思うようになりました。それにしても、阪神大震災の村山首相よりも評価できない首相が出てこようとは、我ながら驚いています。村山首相は、かの「村山談話」とあわせて、国を滅ぼす害悪の最たるモノ、なんて当時は感じていたものですが、実は震災の際には実力者に権限を委譲して、責任だけを受け持つ、という理想的なトップを演じていた、という話を聞いて、許しがたい部分もあるものの、非常時にはきちんと器の大きなところを見せていたのだな、と見直しました。それだけに今の首相の体たらくぶりが余計に目についてしまうのですね。
 採決は明日になるそうですが、果たして結果がどうなるのか。成立するにせよ、不成立にせよ、かなり激震の政争が待ち構えていることだけは確実視されているようです。


コメント
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