かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大気圏外滞在時間6分に1500万円、出せるヒトがつくづく羨ましい。

2011-09-18 22:23:54 | Weblog
 今日のニュースで、ヴァージン・ギャラクティック社の大気圏外弾道飛行による宇宙旅行が1年以内に現実になる見込み、という話がありました。5月に、事業化のためのハードルの一つだった大気圏突入時の耐久実験に成功したとのことですが、多分これは、スペースシップ2と名付けられた、乗客6人乗りの小型宇宙艇のことなのでしょう。独特の双胴形航空機であるホワイトナイト2の中央に吊り下げられて空を飛ぶ同機の様子をニュース映像か何かで見た記憶があるのですが、いよいよあの宇宙艇が乗客を乗せて宇宙に飛び出る時が近づいてきているんですね。1回の搭乗費用が20万ドル、約1500万円、それで高度110キロの大気圏外まで飛び出し、宇宙空間滞在時間は6分程度で、そのあとはスペースシャトルのように滑空して降りてくる、という「宇宙への旅」ですが、これを高いとみるかどうかはそれぞれの価値観とお財布具合によるのでしょう。ちなみに私の価値観からすると少し高いですが、そもそも1500万円なんて自由になるお金はありませんので、高い安いを語っても始まらないのが残念なところです。
 なお、同社は地球周回軌道を回って降りる「遊覧飛行」も計画しているそうですから、もしそっちが1500万円程度なら、値頃感はぴったりからやや安いかな? くらいに感じられそうです。それでもお金が無いのは変わりませんが。でも月に行くのに1500万円、と言われたら考えてしまいますね。家を売るか借金するか何か別の金儲けの算段を本気で考えてみるか、いずれにせよその時はお金を作ってエントリーするかも知れません。まあお金の工面に悩む、という時はまず絶対にやってこないとは思いますが、きっといずれは重力の軛をも抜け出し、月まで飛んでいけるようになる日も来るでしょう。それは私の孫の時代になるのか、はたまたその先になるのか、いずれにしてもつくづくその世代が羨ましく思います。

 とはいうものの、生まれてこの方、アポロ11号の月着陸から「はやぶさ」の感動的なラストまでを観ることが出来たのは、それはそれで恵まれた世代だったと言えるでしょうね(残念ながらガガーリンの『地球は青かった』はリアルタイムでは知りません)。お迎えが来るまでのあとン十年の間に何を観て、何を体験できるのかは今のところはまだ判りませんが、空飛ぶ車や月旅行の代わりになる様々な技術の発達、科学的大発見などのイベントを楽しめることは大いに期待できそうです。

 
コメント (2)
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