相対性理論の柱が崩れ落ちた可能性があるのだそうな。アインシュタインが提唱した特殊相対性理論によると、宇宙には、質量のある物質で光を超えるものはなく、質量のある物質では光速に近づくほど時間の流れが遅くなり、光速で時間が止まってしまうため、超えることができない、という理屈とのことですが、このほど、欧州原子核研究機構(CERN)がジュネーブにあるCERNの研究所から地下経由で732km先の伊グラン・サッソ国立研究所にニュートリノを発射したところ、2.43ミリ秒後に到着したとのこと。時間は国際研究実験OPERAの粒子検出器に残っていたもので、これを基に計算すると、光速より60ナノ秒速くその誤差は10ナノ秒。つまり、この実験が間違いなければ確実にニュートリノは光速を超えたことになります。陽子や中性子よりも小さな素粒子であるニュートリノといってもちゃんと質量がある『物質』であり、これが事実なら特殊相対性理論では説明できない現象が自然界に存在したことになります。もちろん、一研究機関が出した結果だけで特殊相対性理論が論破されるわけではなく、世界中から実験結果について疑問の声が上がっているわけですが、一応発表した研究者たちも自分達の結果を疑い、可能な限りミスの可能性を洗い出しながら15000回も実験を重ねて、この結果を公表することにしたそうですから、それなりの信ぴょう性はあります。
世界で同じ規模の実験をできるのは、米シカゴのフェルミ研究所と日本のT2K実験だそうで、追試による光速突破の可能性検証を可能な限り限り早く実施してもらいたいものです。研究論文はすでにネット上でも公開されており、誰でも読めるようになっておりますが、その筋の専門家でもない限り内容を理解するのはほとんど不可能なのでしょうね。一応落としてざっと眺めては見たのですが、図版が綺麗なのでそれだけでも見てみたら、なんとなく判ったような気にはなれるかも知れません。
まあとにかく早く追試をして欲しいです。これが事実なら、何十年後になるか判りませんけれど、SFファン待望の光速突破、時間跳躍の可能性が現実になるブレイクスルーの第一歩になるのですから。
世界で同じ規模の実験をできるのは、米シカゴのフェルミ研究所と日本のT2K実験だそうで、追試による光速突破の可能性検証を可能な限り限り早く実施してもらいたいものです。研究論文はすでにネット上でも公開されており、誰でも読めるようになっておりますが、その筋の専門家でもない限り内容を理解するのはほとんど不可能なのでしょうね。一応落としてざっと眺めては見たのですが、図版が綺麗なのでそれだけでも見てみたら、なんとなく判ったような気にはなれるかも知れません。
まあとにかく早く追試をして欲しいです。これが事実なら、何十年後になるか判りませんけれど、SFファン待望の光速突破、時間跳躍の可能性が現実になるブレイクスルーの第一歩になるのですから。
