かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

夢の記録が実現するかもしれない、素晴らしい研究が進められているようです。

2011-09-28 22:18:21 | Weblog
 昨夜は3本の夢をみたのでそれを記録しようと思っていたのですが、ちょっと面白いニュースというか動画を観たので、こちらを先に書いておこうと思います。

 その動画というのは、この下のYouTubeの動画です。

Reconstruction from brain activity


 左側が、被験者が見ている映像、右側は、その被験者の脳の活動を観察し、そのデータを基に合成した映像なのだそうです。まだ非常に荒いブレのある映像ではありますが、その内容は信じがたいほど実際に見ている映像と相似のものになっているのが判ります。この合成映像の基は大量のYouTubeビデオなのだそうです。人の脳の状態から何を見ているかについて、多数のビデオ映像の中からコンピュータが被験者が見た場面と最も似ていると判断したものを選び出し、それを融合して再構成したものとのことでした。
 この解析・融合アルゴリズムが更に進化し、脳が見ている映像との差が限りなくなくなってくれば、まさに頭の中で描いた画像・映像がそのまま誰にでも観られる映像として記録できるようになるのです。今、私はこうして時々寄るに見た夢を一所懸命忘れないうちにメモ書きし、そのメモを基に記憶を再構成した上で、それをテキストに起こして記録していますが、この記録方式の発展型が完成すれば、まさにテレビを録画するかのように夢を「録画」して後からそれを観直すことができます。また、頭の中で映像を生み出す能力を鍛えれば、映画などもこのシステム一つで相当程度出来てしまいます。今のところ映像だけのようですが、更に脳科学が進歩していけば、いずれ音も取れるようになるでしょう。
 更に願わくば、脳内映像の記録だけでなく、任意の映像を夢として脳内に映写するような装置ができてくれないかと思います。今もなかなかうまく行かないのを諦めることなく地道に明晰夢を観る努力を続けておりますが、そんな投影装置ができてくれれば、観たい夢を観たいままに観ることができるようになることでしょう。
 今後この研究がどのように進展してどこまで現実のものになるのか、またそれらの成果が我々一般庶民にも利用できるようになる日が来るかどうかについては実際のところはかなり難しいとも思うのですが、是非とも更に研究を進め、まずは夢の記録ができるまでになって欲しいです。

コメント
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