かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

昨日が満州事変80周年だったことを、大陸からのサイバー攻撃で思い出しました。

2011-09-19 21:40:25 | Weblog
 昼過ぎから傾きだした天気が、4時過ぎから本降りの雨となり、今も断続的に降ったりやんだりを繰り返しています。雨は台風15号が通り過ぎる明後日まで降り続けるそうで、本県南部の土砂災害の拡大が懸念されます。15号自体、沖縄の手前で随分迷走してクルッと一回転したりしていましたが、現時点での予報では、明後日午後3時頃、紀伊半島に最接近し、上陸する可能性も否定できない、という様子です。台風直撃も怖いですが、秋雨前線も南下して活発化しそうですし、今週はともかく油断なく台風の行方や雨の降り方に神経を尖らせている必要がありそうです。

 さて、昨日は満州事変80周年の日だったんですね。私はすっかり忘れていたのですが、中国からのサイバー攻撃で、民間企業や地方自治体のホームページが書き換えられたり、日本政府機関のサイトが一時見難くなったりしたというニュースを見て、あ、そういえば、と思いだしたのでした。
 通説として、関連するすべての事件は関東軍演出によるもの、という話がある一方で、張作霖爆殺事件はソ連による工作だった、という説があったり、まだまだ全容確定までには歴史的研究が必要とされるようです。軍部の台頭と政党政治の腐敗、現地軍の独断専行と中央の統制の弱体化、国民の好戦的気分の高揚やマスコミの扇動など、現代の社会状況にも一脈通じるところのある激動の時代だけに、様々な切り口で多様な研究がこれまでにもあり、またこれからも続けられることでしょう。それはそれとして、とりあえず大きな流れとして、長きにわたる戦争の日々が昨日その口火を切られた、というのは間違い無いと思います。
 それにしても、「私でさえ」というのは少々おこがましい気もするのですが、あえて私のような戦史に多少なりと興味を持っている者でさえと申し上げておこうと思います。この、私でさえうっかり忘れていた満州事変80周年。我が国の国民のどれくらいの人たちが、この日のことを知っているでしょうか? 「日本とアメリカが戦争したことを知らない」若者、なんていう都市伝説みたいなものも聞かれる昨今、大東亜戦争(太平洋戦争)も知らないとすれば、そもそも『満州事変』って何? というヒトも結構な数になるのではないかと疑うのもそうおかしな事でもないでしょう。ほんの80年前、私達の祖父や曽祖父の時代、我が国が大陸の広範な地域に影響力を及ぼして国際社会を震撼させる力を持っていたという事実は、国民すべからく記憶しておくべき事なのではないか、と私は思うのです。せっかく大陸の方では未だにしつこく覚えてくれていて、忘れるな、思い出せ、と激を飛ばして下さっているのです。我が国の人々も、これを契機に日本国の潜在的な底力を目覚めさせ、奮い立つべき時が来たのではないか、と思います。

コメント
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