どういうわけか、やたらと物語性があると言うか、長くて場面や動きが豊富で、何かとダイナミックな夢を観ましたので、記録しておきます。
仲間達とロケットを打ち上げます。全長7、8m程の小さなものですが、地球の重力を離脱してちゃんと宇宙まで届くはずです。今は最終点検と荷物の積み込みのために、私から観て頭を左にして、地面に横たえています。
私は同僚と共にロケット先端の貨物部に、打ち上げ用の液体窒素ユニットを取り付ける作業を行っています。貨物部は直径70センチ位の球体で、厚さ1センチ強の金属でできており、その内側の空間に荷物が納めてあります。物を出し入れする口として直径10センチ程の穴が球体の上部頂点から少し下がった所に開けてあり、その口がちょうど真上を向いて開いています。中をのぞき込んでみると、よく判らない機械のようなものがぎっしり詰め込まれています。
液体窒素のユニットは直径20センチ程の球体で、一部が丸くへこんでいるため少しいびつな形をしています。そんなユニットが2つあり、同僚がその一つを貨物部の上半球にあてがってみますと、へこんだ部分が貨物部の球のカーブにぴったりフィットしました。私はその事に感心しながら、エンジンオイルを注ぎ込む取っ手付きの1リットル位のプラスチック容器で、開いた口に冷却補助剤の液体を注ぎました。これを入れておかないと、液体窒素の効果が十分に発揮できないのです。しかし、想定された容量からして全部入るはずだったのに、半分程で満杯になって口から零れそうになってしまいました。
場面変わっていよいよ打ち上げです。地面に垂直に立てられたロケットは、銀色のずんぐりした大根のように丸みを帯びた外観をしており、左右に、サンダーバード1号のような大きな翼が鋭角的な後退翼としてくっついています。末端の噴射口の形もどっしりした角形で、確かにデザインはサンダーバード1号っぽいです。さっき液体窒素ユニットを取り付けていた私と同僚はロケットから5mほどのところに建つコンクリ造りの打ち上げ管制棟に入り、分厚い鉄のドアを閉め、ノブの鍵をガチャリと閉めました。管制棟と言っても6畳敷き位の土間の単なる堀立て小屋ですが、ドアの右側に設置された1m四方の大きな窓からはよくロケットが見えています。私の背後に立った同僚が、発射ボタンを押すか?と聞いてきたので、いやいい、自分がやり(大阪では『自分』には『あなた』と言う意味があります)、と答え、ロケットを見つめていました。やがて、背後でスイッチを押した気配があり、ロケットが白煙を猛然と上げながら、ふわりと2、3m浮き上がりました。成功か!と喜んだのもつかの間、突如ロケットは横倒しになり、フラフラと漂うように旋回したかと思うと、機首を再び上げて飛ぼうとしてこちらを一瞬喜ばせた後で、そのまま滑るように地面へと落下しました。駆け寄ってみると、飛行機の着陸のように地面へ滑り込んだせいか、それ程損傷はしていませんでした。私は不幸中の幸いと強いて思いつつ、果たして次があるだろうかと考えていました。
また場面変わって後片付けです。一目30人以上の男女がロケットの後始末に追われています。私は少し出遅れて、エンジン部分を固定していた幅1センチ、長さ3m程の黒いビニール紐(ビニールハウスのビニールを固定しているハウスバンドみたいです)を一本外してクルクルと巻き取り、その脇の地面に置きました。既に何人かの仲間が同じ作業に取り組んでおり、すぐにその仕事は無くなりました。
手持ち無沙汰で建屋の中の洗い場に入ると、奥のこぶりなシステムキッチン風の水場があいており、そこに入って、ロケットの部品らしい歪な円盤状の金属板を洗い始めました。背後の入り口近くにも同じような洗い場があり、小学校で同級生だったS君がそこで作業をしておりました。
ロケット、発射、墜落、後始末、となんとなく何か隠喩が込められていそうな夢でしたが、果たしてその解釈はどんなもんでしょう? また時間のある時にゆっくり考えてみたいと思います。
仲間達とロケットを打ち上げます。全長7、8m程の小さなものですが、地球の重力を離脱してちゃんと宇宙まで届くはずです。今は最終点検と荷物の積み込みのために、私から観て頭を左にして、地面に横たえています。
私は同僚と共にロケット先端の貨物部に、打ち上げ用の液体窒素ユニットを取り付ける作業を行っています。貨物部は直径70センチ位の球体で、厚さ1センチ強の金属でできており、その内側の空間に荷物が納めてあります。物を出し入れする口として直径10センチ程の穴が球体の上部頂点から少し下がった所に開けてあり、その口がちょうど真上を向いて開いています。中をのぞき込んでみると、よく判らない機械のようなものがぎっしり詰め込まれています。
液体窒素のユニットは直径20センチ程の球体で、一部が丸くへこんでいるため少しいびつな形をしています。そんなユニットが2つあり、同僚がその一つを貨物部の上半球にあてがってみますと、へこんだ部分が貨物部の球のカーブにぴったりフィットしました。私はその事に感心しながら、エンジンオイルを注ぎ込む取っ手付きの1リットル位のプラスチック容器で、開いた口に冷却補助剤の液体を注ぎました。これを入れておかないと、液体窒素の効果が十分に発揮できないのです。しかし、想定された容量からして全部入るはずだったのに、半分程で満杯になって口から零れそうになってしまいました。
場面変わっていよいよ打ち上げです。地面に垂直に立てられたロケットは、銀色のずんぐりした大根のように丸みを帯びた外観をしており、左右に、サンダーバード1号のような大きな翼が鋭角的な後退翼としてくっついています。末端の噴射口の形もどっしりした角形で、確かにデザインはサンダーバード1号っぽいです。さっき液体窒素ユニットを取り付けていた私と同僚はロケットから5mほどのところに建つコンクリ造りの打ち上げ管制棟に入り、分厚い鉄のドアを閉め、ノブの鍵をガチャリと閉めました。管制棟と言っても6畳敷き位の土間の単なる堀立て小屋ですが、ドアの右側に設置された1m四方の大きな窓からはよくロケットが見えています。私の背後に立った同僚が、発射ボタンを押すか?と聞いてきたので、いやいい、自分がやり(大阪では『自分』には『あなた』と言う意味があります)、と答え、ロケットを見つめていました。やがて、背後でスイッチを押した気配があり、ロケットが白煙を猛然と上げながら、ふわりと2、3m浮き上がりました。成功か!と喜んだのもつかの間、突如ロケットは横倒しになり、フラフラと漂うように旋回したかと思うと、機首を再び上げて飛ぼうとしてこちらを一瞬喜ばせた後で、そのまま滑るように地面へと落下しました。駆け寄ってみると、飛行機の着陸のように地面へ滑り込んだせいか、それ程損傷はしていませんでした。私は不幸中の幸いと強いて思いつつ、果たして次があるだろうかと考えていました。
また場面変わって後片付けです。一目30人以上の男女がロケットの後始末に追われています。私は少し出遅れて、エンジン部分を固定していた幅1センチ、長さ3m程の黒いビニール紐(ビニールハウスのビニールを固定しているハウスバンドみたいです)を一本外してクルクルと巻き取り、その脇の地面に置きました。既に何人かの仲間が同じ作業に取り組んでおり、すぐにその仕事は無くなりました。
手持ち無沙汰で建屋の中の洗い場に入ると、奥のこぶりなシステムキッチン風の水場があいており、そこに入って、ロケットの部品らしい歪な円盤状の金属板を洗い始めました。背後の入り口近くにも同じような洗い場があり、小学校で同級生だったS君がそこで作業をしておりました。
ロケット、発射、墜落、後始末、となんとなく何か隠喩が込められていそうな夢でしたが、果たしてその解釈はどんなもんでしょう? また時間のある時にゆっくり考えてみたいと思います。
