かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ネットで実名晒して言いたいこと言い放つなんて到底信じがたい蛮勇にしか見えません。

2012-02-18 22:51:25 | Weblog
 今日の午後遅く、外は雲こそ多く雪もちらついてはいたものの、歩くのには支障ない様子でした。そこで、念のため傘を手に休日の日課の1時間ばかりの散歩に出かけたのですが、半分も行かないところから急に東風が強く吹き出し、その風に乗って大量の雪が降ってきました。10分と立たぬ間に土や樹木が白くなり、アスファルトはしとどに濡れていきます。もちろんこんな事もあろうかと手にした傘をさしはしましたが、横殴りに走ってくる雪を半分受けきるのが精一杯で、腰から下はすっかり雪に絡みつかれてしまいました。その後程なく小ぶりになり、家に帰る頃にはすっかり止んでくれましたが、はたいても残った雪が溶けて染みこみ、ズボンやコートがすっかり濡れそぼちました。今夜降るかどうかは判りませんが、もし夜にあの調子で降ったら、翌朝はすっかり道路も白くなってしまうでしょう。明日が日曜日でよかったと思います。

 さて、つい先日、我が奈良県の総務部長42歳サンが、大手新聞社が今頃リニア新幹線誘致に名乗りを上げた京都と以前からの路線候補である奈良を同列に扱ったのが気にくわないと、フェイスブックでその新聞を買うな!と不買運動を呼びかけた「事件」。知事からお小言食らって終わったみたいですが、42歳で県のナンバー3たる総務部長と言えば間違いなく中央官庁から派遣されてきた優秀なキャリア官僚さんのはず。そんな頭のいいデキルはずのヒトが、実名晒してこんな幼稚な事をやるとは、ちょっと驚きました。きっと軽い気持ちだったのでしょうが、己の立場と実名を晒していることの重さを考えれば自ずと口が(この場合は手が、というべきか)慎重になろうというものですが、ひょっとしたら、フェイスブックにはそんな慎重さを懐柔する仕組みみたいなものがあるのでしょうか。私自身はなんであれおよそネットで実名を晒すなどという行為が正直いって信じがたいのですが、こういうソーシャルネットワークではそちらのほうが当たり前、という文化があるやにも聞いていますから、そのこと自体をどうこう言うつもりはありません。でも、それなら尚更話題や言葉遣いには重々注意を払うべきなのではないか、と思うのですが、この奈良県の総務部長サンのように、その辺りが実におろそかで、おおらかと言うか軽いと言うか、身内で雑談している調子で全世界にだだ漏れさせている例がどうやら結構あるらしいです。発祥の地アメリカでは、フェイスブックを通じて、参加者が意図しない個人情報収集が行われていたり、参加者同士の頻繁過ぎるやり取りに疲れてやめてしまったりするヒトが増えてきているそうで、そんなフェイスブックの欠点が改善されたという新しいサービスが始まったりしていますが、しばらくはいろいろな新しい試みが湧いて来て、淘汰されていくのでしょうね。
 私は正直言ってあまりにめんどくさそうで、今のところSNSというものにはそれほど興味を持てずにいます。そのうちそんな私でもやらずにはいられなくなるようなサービスが始まったりするのだろうか、と思いつつ、これからも過疎地のブログで暫くダラダラ続けるつもりです。

コメント
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