かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

我が県は、本屋さんがない市町村数ワースト5位! では有りますが、観ようによっては・・・

2015-01-06 21:16:21 | Weblog
 今日は朝から「暖かい」と感じる1月初旬とは思えない気候で、すぐに雨が降り出しましたが気分的には3月位の天気に思えました。最も明日からはまた寒さが戻ってくるようですが、一頃のような厳し過ぎる寒気とまではいかないようです。ちょうど寒さに身体が慣れてきてたりしないものか、と期待しておりますが、その辺は明日以降の感じ方で推し量れそうな気がします。

 さて、今日のニュースで、全国に本屋のない自治体が332市町村あり、うち市は4つあるということが報道されていました。また、都道府県別では、47の北海道、35の長野県と続き、我が奈良県は15で第5位という悲しい結果が公表されておりました。北海道に比べれば1/3という少なさとも言えるわけですが、もともと広さが段違いですし、北海道は179市町村なのに対し、奈良県は39しか市町村が無いのですから、本屋さんの無い市町村の全市町村に対する割合でいうと、北海道は26.3、奈良県は42.9と明らかに奈良県のほうが本屋さんのない市町村の割合が大きくなっています。北海道の状況は判りませんが、奈良県には、山間部に人口1000人未満の自治体が2、世帯数で1000切る自治体が7もある消滅寸前の過疎地域を抱えているところもあるので、そう言ったところには確かに本屋さんはなさそうな感じですが、それ以外の平坦部の人口の多そうなところでも幾つか本屋さんが無い町がある、というのは、教育熱心と聞く県民性からするとどうも首肯しかねるところでは有ります。ただ、イオンモールに代表される大規模ショッピングセンターが県内の主要幹線道路にいくつか有ったり、蔦屋書店や三洋堂書店のように大規模な駐車場を構えて新刊本だけでなくて古本やらゲームの販売やDVDのレンタルまでやるような業態のお店がやっぱり交通量の多い便利なところに点在しており、基本、車がないと生活が成り立たない県内の状況からすると、書店に行くために車で移動できる距離を軸にして、書店の縄張りともいうべき商圏が有り、平坦部の町には小さなところもいくつか有りますから、そういうところは隣の市の書店の縄張り内にあって、町の中であえて独立して本屋さんを開業するメリットは無いところもあるのだとは思います。となると比較すべきは人口あたりの本屋さんの数とか、普段本屋さんに出向くことができないほど近隣に本屋さんがない人達の人口などで比較すべきであって、本屋さんのない市町村での比較というのは意味が無いのかもしれません。たしかに奈良県だと、横断するのに徒歩でもそう時間のかからない小さな町が有りますが、北海道とかだと、同じ町内なのに車で横断するのに何時間も掛かりそうなでっかい町があったりするような気もします。私が最初に記事で引っかかったように、本屋さんのない市町村、という比較の仕方はそれはそれで目を引いて面白いですが、意味があるかどうかは別問題なんだよなあ、という風に思えました。まあ本屋さんが減っているのは事実なんでしょうけれど。

コメント
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