今日の最高気温は、27.8℃、最低気温は16.9℃でした。どうなっているのやら、大陸から移動性高気圧がやって来るごく普通の秋の空模様と思っておりましたが、夜も含めてやたらと暑苦しい日が続いています。ひょっとして、大陸南岸を次々と襲う台風が何か関係しているんでしょうか? 特にいま、フィリピンに向かいつつある台風22号は、中心気圧が915ヘクトパスカルに達する超大型ですが、未だにこのように成長できるほど海水の温度が高いということなのでしょうし、それが我が国の気象にも影響を与えていたとしても不思議ではありません。もっともこの「暑さ」も明日くらいまでで、また少しずつ気温も落ち着いてくるらしいですが、あまり暑すぎるのは願い下げです。
さて、将棋の三浦弘行九段が、対局中に将棋ソフトを使用し、次の手を出していた、という疑惑が持ち上がり、先ごろ、日本将棋連盟が出場停止処分としましたが、今日、三浦九段は自らの潔白を主張する文章を、弁護士を通じて報道各社に公表しました。その中で、三浦九段は、対局中のソフト使用を改めて否定するとともに、連盟が疑わしきは罰せよとばかりにきっちりした証拠もなく処分を強行したことに、「適正な手続きによる処分とは到底言い難い」と不服を述べ、今後も連盟の調査に最大限協力することで、疑惑が晴れると信じる、と述べていました。
この事件(?)が本当に対局中のプロ棋士によるカンニング事件だとしたらまさに前代未聞ですが、とりあえず驚いたのは、そもそも将棋ソフトが今やそういうふうにプロ棋士のカンニングにも使えかねないという時代にあるということです。
私も1980年台に大学にようやく入りだしたPC9801などのパソコンで将棋ソフトを触りだし、私のようなヘボでも割とアッサリ勝てたというレベルだったのに、あれから30年ほどでとうとうプロを凌駕しかねないところまで進化しており、しかもそれが、特殊なハードウェアでなく、極普通のPCやスマホで動くというのですから、やはり驚きます。
それにしても、さて、この三浦九段の問題、果たしてどう決着を着けることになるのでしょうか。連盟の方は、確実に三浦九段がソフトを対局中に使用した、という証拠を持たない様子ですし、となると、疑わしきは被告の利益に、という考えからすれば、グレーかも知れないが黒ではないので不問に処すというのが正しい落とし所な気もします。しかし、これからこの手の不埒な不正は幾らでも手を変え品を変え出てくるかもしれません。学生たちが見つかりにくいカンニングペーパーの作成に血道を上げて、精巧な工芸品の如きものを生み出していったが如く、ハードウェアもスマホではなく、もっと小型化して行けば、更にわかりにくくなることでしょう。ならばいっそ、別枠でヒトとソフトのハイブリッドで対局する、ブレードランナー的世界なプロ将棋を創設してみてはどうでしょうか?指すのはあくまでヒト、それをソフトウェアが支援する一定のルールを定めて覇を競い合うゲームにすれば、今までよりも更に高度で難解な将棋世界が生まれるかもしれません。その究極の姿として、昔の漫画にあった「完全将棋」とか出てきたりしたら、なかなか面白そうです。
さて、将棋の三浦弘行九段が、対局中に将棋ソフトを使用し、次の手を出していた、という疑惑が持ち上がり、先ごろ、日本将棋連盟が出場停止処分としましたが、今日、三浦九段は自らの潔白を主張する文章を、弁護士を通じて報道各社に公表しました。その中で、三浦九段は、対局中のソフト使用を改めて否定するとともに、連盟が疑わしきは罰せよとばかりにきっちりした証拠もなく処分を強行したことに、「適正な手続きによる処分とは到底言い難い」と不服を述べ、今後も連盟の調査に最大限協力することで、疑惑が晴れると信じる、と述べていました。
この事件(?)が本当に対局中のプロ棋士によるカンニング事件だとしたらまさに前代未聞ですが、とりあえず驚いたのは、そもそも将棋ソフトが今やそういうふうにプロ棋士のカンニングにも使えかねないという時代にあるということです。
私も1980年台に大学にようやく入りだしたPC9801などのパソコンで将棋ソフトを触りだし、私のようなヘボでも割とアッサリ勝てたというレベルだったのに、あれから30年ほどでとうとうプロを凌駕しかねないところまで進化しており、しかもそれが、特殊なハードウェアでなく、極普通のPCやスマホで動くというのですから、やはり驚きます。
それにしても、さて、この三浦九段の問題、果たしてどう決着を着けることになるのでしょうか。連盟の方は、確実に三浦九段がソフトを対局中に使用した、という証拠を持たない様子ですし、となると、疑わしきは被告の利益に、という考えからすれば、グレーかも知れないが黒ではないので不問に処すというのが正しい落とし所な気もします。しかし、これからこの手の不埒な不正は幾らでも手を変え品を変え出てくるかもしれません。学生たちが見つかりにくいカンニングペーパーの作成に血道を上げて、精巧な工芸品の如きものを生み出していったが如く、ハードウェアもスマホではなく、もっと小型化して行けば、更にわかりにくくなることでしょう。ならばいっそ、別枠でヒトとソフトのハイブリッドで対局する、ブレードランナー的世界なプロ将棋を創設してみてはどうでしょうか?指すのはあくまでヒト、それをソフトウェアが支援する一定のルールを定めて覇を競い合うゲームにすれば、今までよりも更に高度で難解な将棋世界が生まれるかもしれません。その究極の姿として、昔の漫画にあった「完全将棋」とか出てきたりしたら、なかなか面白そうです。