かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

超高齢でもヒトを殺さないで済む車の開発や、高齢者向けの法整備が急務ではないでしょうか。

2016-10-30 20:18:06 | Weblog
 昨日、空を半ば以上覆っていた雲が今日はすっかり無くなり、秋晴れのぽかぽか陽気な良い天気になりました。早速この貴重な休日のお日様を有効活用すべく布団を干し、サボテンにも水をやりましたが、あれだけ日が照っていたにも関わらず、最高気温は18.1℃と振るわず、日陰では寒気も覚える空気の冷たさが際立つ一日になりました。そう言えば、朝の最低気温は6.3℃とこれまでで最低を記録しましたが、明日以降もこのひんやり感は続き、朝夕の冷え込みがはっきりしてくる模様です。ようやく秋本番、紅葉が進みだす季節になってきた模様です。

 さて、28日に横浜市で集団登校中の児童の列に軽トラックで突っ込み、小学校1年生の男児を死亡させた87歳のおじいさん、「大変なことをしてしまった」と供述しているそうですが、取り調べ中も意思の疎通が難しく、事故に至る経緯や事故の状況などを聞き取るのに難航しているという報道をみました。全日の朝から、都内などを断続的に走り回っていたそうで、「どこを走っていたのか覚えていない」「ブレーキが効かなかった」などと色々面倒な話をしているようです。前日からの走り方や供述内容などからすると、どうも認知症を患い帰宅方法が判らないまま走り続けていたのか、と疑われるような様子に感じますが、警察でも、認知症などの疑いを考慮しつつ、慎重に捜査を進めているそうです。   2013年11月の認知機能検査などでは異常が無く免許更新されていたそうですが、それから丸3年の間に急激にボケたのかもしれません。ニュース映像で見る限り、歳相応に老けてはいるものの足取りや目線はしっかりしているように感じましたが、まだらボケで時々おかしくなる、というような可能性もあるでしょうし、今後の調べでどこまで真相に迫れるのかが期待されます。
 それにしても、平均年齢からしたらもういつ亡くなってもおかしくない年齢になってきているのに、運転適格性を計るための認知症検査が免許更新時の数年に1回というのは、制度としておかしくはないでしょうか? これからますます超高齢の運転者が増えてくることは確実ですし、これまでにも、高齢者による高速道路の逆走事故などをはじめ、様々な危険状態が報告されているのですから、もっと本気で制度設計を練らなくてはいけないでしょう。例えば、一低年令以上は自動ブレーキなどの安全装置を装備した車のみ運転を許可するとか、認知症検査は毎年実施する事を義務付けるとか、今からでも即できる事は色々あると思います。年寄りが生き残って子供が死んでしまうなんていう最悪レベルの悲劇を止める手立てを考えないと、我が国の道路環境は、危ない年寄りの運転する車のせいで、安全とは程遠い危険な戦場と化すのはまず間違いないでしょう。

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