本日の最高気温は20.3℃。雲のほうが多い空にやたらと風が強い(木枯らし1号が吹いたそうです。道理で。)日中でしたが、それなりに日差しもあって比較的過ごしやすい1日でした。そんな中、前から行こう行こうと思いつつなかなか行けないでいた、川崎重工創立120周年記念展で公開された、三式戦闘機「飛燕」の実物を観に神戸まで出向いてきました。
午前10時に出発して、大和西大寺を経由し神戸三宮でポートライナーに乗り換え、会場のポートターミナルに着いたのは12時を回っていました。多少時間はかかりますが、近鉄と阪神電車が相互乗り入れしたので、奈良から1本で神戸まで出られるようになったのは便利でいいです。
で、会場に入りましたら、デーンと中央に鎮座する「飛燕」と早速ご対面でした。会場左に上から観られるように設えられたバルコニーがありましたので、そちらに上がって上から機体を眺めて観ました。
正面から。傍らには、カワサキのバイクが並べてあります。
左側面。休日とあって大勢の人が観に来ていました。
右横から。遠目には滑らかに見える表面も、長方形の板を沈頭鋲で継ぎ接ぎして作られているのが判ります。
機体下面を見上げて。主翼下の武骨なエアインテークや引き込み主脚の収容場所の様子がわかります。触ることは出来ませんが、機体はかなり近くから観ることが出来ました。
飛燕のヒップライン。想像以上に機体がほっそりしていて、これでよく人が乗れるものだと感心しました。
飛燕の機体前上面。主武装の機銃発射口がなんとも格好良い感じですが、この部分は完全に一から組み直したそうです。もともとこの機体は去年の夏まで鹿児島県の知覧特攻平和会館で展示されていましたが、その時は主翼や機体は上面に緑の迷彩塗装がなされていました。それをまず綺麗に落とした上で、破損・欠損していた部分や、適当に再現されていた部分を慎重にやり直し、再構築して復元したそうです。この前上面の黒い部分も結構適当に一枚物の板で直されていたそうで、それを今回の復元に当たり、きっちり当時の形に仕立てあげたとのことでした。
飛燕の過給器付き液冷エンジン「ハ140」の実物です。なんとも趣きのある、いかにもな「機械」の固まりでしたが、思ったよりもコンパクトに感じました。このコンパクトなところが液冷エンジンの長所なのでしょう。当時は日本の基礎的な加工技術が劣っていたため、十分な性能を発揮する事ができませんでしたが、もし今の加工精度と材料で作ったら何馬力ぐらい絞り出せるのでしょうね。川崎もここまでやるのなら、一度そういう取り組みも挑戦して欲しいです。
以上、飛燕見学記でした。他にもカワサキのバイクの展示や、川崎が担った初のジェットエンジンのパネル展示、過給器の分解展示、飛燕の分解・調査から復元までのダイジェスト映像など、見どころ満載で無料で観るのが申し訳ないほどでした。
帰りは三宮から西へ元町まで歩き、中華街で遅めの昼食を食べて、また阪神電車ー近鉄をまたいで帰りました。有意義な土曜の休日になって大満足です。
午前10時に出発して、大和西大寺を経由し神戸三宮でポートライナーに乗り換え、会場のポートターミナルに着いたのは12時を回っていました。多少時間はかかりますが、近鉄と阪神電車が相互乗り入れしたので、奈良から1本で神戸まで出られるようになったのは便利でいいです。
で、会場に入りましたら、デーンと中央に鎮座する「飛燕」と早速ご対面でした。会場左に上から観られるように設えられたバルコニーがありましたので、そちらに上がって上から機体を眺めて観ました。
正面から。傍らには、カワサキのバイクが並べてあります。
左側面。休日とあって大勢の人が観に来ていました。
右横から。遠目には滑らかに見える表面も、長方形の板を沈頭鋲で継ぎ接ぎして作られているのが判ります。
機体下面を見上げて。主翼下の武骨なエアインテークや引き込み主脚の収容場所の様子がわかります。触ることは出来ませんが、機体はかなり近くから観ることが出来ました。
飛燕のヒップライン。想像以上に機体がほっそりしていて、これでよく人が乗れるものだと感心しました。
飛燕の機体前上面。主武装の機銃発射口がなんとも格好良い感じですが、この部分は完全に一から組み直したそうです。もともとこの機体は去年の夏まで鹿児島県の知覧特攻平和会館で展示されていましたが、その時は主翼や機体は上面に緑の迷彩塗装がなされていました。それをまず綺麗に落とした上で、破損・欠損していた部分や、適当に再現されていた部分を慎重にやり直し、再構築して復元したそうです。この前上面の黒い部分も結構適当に一枚物の板で直されていたそうで、それを今回の復元に当たり、きっちり当時の形に仕立てあげたとのことでした。
飛燕の過給器付き液冷エンジン「ハ140」の実物です。なんとも趣きのある、いかにもな「機械」の固まりでしたが、思ったよりもコンパクトに感じました。このコンパクトなところが液冷エンジンの長所なのでしょう。当時は日本の基礎的な加工技術が劣っていたため、十分な性能を発揮する事ができませんでしたが、もし今の加工精度と材料で作ったら何馬力ぐらい絞り出せるのでしょうね。川崎もここまでやるのなら、一度そういう取り組みも挑戦して欲しいです。
以上、飛燕見学記でした。他にもカワサキのバイクの展示や、川崎が担った初のジェットエンジンのパネル展示、過給器の分解展示、飛燕の分解・調査から復元までのダイジェスト映像など、見どころ満載で無料で観るのが申し訳ないほどでした。
帰りは三宮から西へ元町まで歩き、中華街で遅めの昼食を食べて、また阪神電車ー近鉄をまたいで帰りました。有意義な土曜の休日になって大満足です。