かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

小笠原諸島の西之島の最新映像がすごい!

2016-10-25 22:02:19 | Weblog
 本日の最高気温は18.7℃。朝から空は今にも降りそうな雲におおわれ、日差し皆無でしたが、昼頃からポツポツ降りだした雨が午後には本降りとなり、終始冷えびえとした1日でした。大体今朝からして、2時28分に最低気温8.5℃を記録するなど早くから冷え込み、お陰で途中で目が覚めて毛布をかぶり直す事になりました。でも、これでもまだ、恐らくはようやく平年並みかまだ高いくらいなのかもしれません。このぐずついた天気は断続的に週末まで続き、その後は一段と冷え込みが強くなってくるようです。11月はそれなりに晩秋感を味わえる月になりそうです。

 さて、噴火活動によって面積が元の40倍ほどに広がった、小笠原諸島の西之島にこのほど東京大学地震研究所などの調査隊が初上陸し、映像に収めたものが公開されました。調査隊は近くまで船で寄せ、最後は泳いで島に上陸したと伝えられています。その話を最初に聞いた時には、まだ完全に噴火活動も収まったわけでもない火山島に生身で泳いで渡るとは、東大地震研とはなんとワイルドな命知らず野郎どもの集団なのかと驚きましたが、去年の11月以降は新しい噴火は確認されていないとかで、小休止もしくは状況は収束した、との判断がなされたのかもしれません。
 それはともかく、上陸地点が、多分火山灰と溶岩か火山岩なのでしょうが、以外に小奇麗な、やや石が目立つ黒っぽい砂浜で、鳥がいるのに驚きました。島のほぼ全域が溶岩で一度覆われ、生物は死滅したそうですが、一部に緑の草が茂り、渡り鳥が営巣して卵を生むなど、想像していた死の世界とはいささか趣が異なる様子が伺えました。このようなところは、生態系や土壌がゼロの状態からどのように育まれていくかを観察する絶好の機会なのだそうで、調査隊は岩石などを採取して島の成長の過程を詳しく調べるとのことです。
 それにしても、この西之島、海面下4000mの海底から盛り上がった火山島だったんですね。島として見えるのはそのほんの頭の先だけで、富士山をも凌ぐ巨大な本体のほとんどが海面下に隠れているなんていうところも驚きです。さすがに危なくて一般人が立ち入れるところではないのでしょうが、またこうして新しい映像が出るのならそれはしっかり見てみたいですね。

コメント
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