かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

2階建て新幹線引退。まあ一度も乗る機会は無かったですが、24年とは案外長く続いたものです。

2021-10-02 20:02:00 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.4℃、最高気温は28.6℃、五條市の最低気温は14.6℃、最高気温は27.8℃でした。今日は朝からよく晴れました。朝はかなり冷え込みましたが、昼間はずいぶん暖かくなり、この機会にと奥から出してきた毛布を日干ししましたが、よく乾いてフカフカの状態に戻りました。明日も今日と変わらない好天気になる模様です。久しぶりに土日の休みの両方で天気の良い日が続く模様です。

 さて、上越新幹線で1997年から24年に渡り走り続けていた2階建て新幹線が、昨日の営業を最後に全車両引退したそうです。最高速を多少犠牲にして、乗車人数16両編成で1,634人定員を詰め込むという、高速鉄道として世界最大を誇る大量高速輸送の花形でした。しかし、時代の変遷や車両の老朽化に伴いその役割が見直され、一度に大量輸送することのメリットよりも、最高速が240キロと現代の新幹線にしてはかなりの低速に制限されることのデメリットのほうが大きくなり、ついに廃止の時を迎えることになったのだそうです。デビュー時の、縦長の背高ノッポな新幹線の様子が妙に印象に残っていますが、私自身は新潟に行く用事もなかったので結局1度も乗ることはありませんでした。まあ当時新潟に行く用事があったとしても、きっと飛行機を使うか日本海側をのんびり旅したと思うので、乗車することはほぼなかったと思いますが、もう二度と乗ることができないと言われると、ちょっと惜しかったかな、という気もしないでもありません。
 ただ、2階建て新幹線には、過去に乗ったことはあります。東海道線に走っていたときのことですからもう30年以上昔のことですが、当時2人用とか4人用とかの個室付き車両があって、その2人用グリーン個室に今の奥さんと付き合っていた頃に乗ったことがあります。あれが、2階建て車両の1階部分だったはずです。もうほとんど記憶にも残っていませんが、やたら高かったことと、なるほど、値段だけのことはある豪華さだなと思ったことはまだ記憶に引っかかっています。
 時代の移り変わりとともに提供されるサービスが変わっていくのも当然といえば当然のことです。食堂車が消え、冷水器が消え、座席の灰皿が消え、公衆電話が消えて、今また2階建てが消えると。そのかわりに、AC電源のコンセントが付いたり自動販売機が設置されたりwifiが繋がったりと新しいサービスが出てきます。次は何が消え、何が生まれるのか。同い年の新幹線の進化は、それなりに気になりますし楽しいものです。

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