かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

和歌山市民の1/3が断水という水道橋破壊事故、和歌山だけの話で済めばまだしもなのですが。

2021-10-04 18:26:55 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.7℃、最高気温は30.6℃、五條市の最低気温は12.5℃、最高気温は29.9℃でした。今日もまた朝から快晴の一日で、たっぷり日射が届いた地上は気温も2日連続の30℃超えになりました。明日も今日同様の好天気に恵まれ、明後日以降は少し雲が多くなって気温も若干抑え気味になる模様です。さて、明日はどこまで気温が上がるでしょうか?

 さて、和歌山市で昨日の午後、市を南北に分かつ紀の川を渡る水道橋が突然崩壊、この水に頼っていた市北部の6万世帯13万人が断水し、市では復旧に追われている模様です。人口36万人のうちの1/3以上が水が無くて給水車に頼らざるを得ないという緊急事態ですが、13万人を支える重要なライフラインがたった1本の橋に委ねられていたというのはなかなかに驚かされる話でした。
 問題は、何故その橋がなんの前触れもなく突然崩壊し、断水するに至ったか。さすがに重要な施設として市も念入りに点検しており、1975年製と50年近く経つ古い橋ながら2015年に耐震補強工事もなされて、市長いわく「震度7にも耐えられるようにしていた」そうですが、それが地震でも台風でも無いのに、工事後わずか6年で落ちたのですから、現時点では全く原因不明な事故となっています。ただ、物理的に構造物が破壊されているのですから、当然ながらそれに相応する「なにか」があるはずです。ひょっとしてひょっとしたら何者かの意図的な破壊工作、という可能性もあるかも知れませんが、そうでないとしたら、やはりなにか物理的な原因が潜んでいるのでしょう。例えば耐震工事の影響で、橋の基本構造に過剰な負担をかけた、あるいは何らかの振動などが生じてしまうような欠陥のある設計だった、工事そのものがずさんなやり方で行われた、想定外のサビの進行、などなど、結局は専門家による調査が必要になってくるのでしょう。
 それにしても、同じような水道橋に頼る自治体は全国にどれくらいあるのでしょうか。てっきり国土交通省かと思ったら水道事業の所管は厚生労働省なのだそうですが、速やかな和歌山市への支援と原因調査が必要になってくるんじゃないかと思います。厚労省にそんな専門技官がいるのかどうかも知りませんが、事がイチ和歌山市だけの話ですまないのなら、国が率先して動くより無いでしょう。しかし厚労省、ただでさえコロナで大変でしょうに、この際ちょっと分裂してそれぞれ専門性を高めていった方がいいんじゃないでしょうかね。

コメント
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