かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「リュウグウ」土産から生命の遺伝物質やビタミンが見つかったとは!

2023-03-23 20:18:18 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は17.1℃、昼の最高気温は19.8℃、五條市の今朝の最低気温は11.8℃、昼の最高気温は21.8℃でした。今日は朝は曇り、その後雨が降ってきて、夕方までには止んで晴れ間が出ていました。総じて温度湿度ともに高く、少し気分が悪くなるような気色の悪い生暖かさでした。明日は天候回復、とまでは行かないようですが、とりあえず雨は止むようです。このまま春の日差しが戻ると日中の暑さがえらいことになりそうなので、このまま日が照らないのも悪くないように思います。

 さて、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰ったわずか10mg程度の小粒子から、RNAを構成する塩基の1種「ウラシル」や、「ビタミンB3」が検出されたとのニュースがありました。これまでにもアミノ酸など様々な有機化合物が見つかった「リュウグウ」土産ですが、とうとう遺伝物質まで見つかったというのは驚くしか無い結果です。分析を担当した 研究グループの一人、北海道大学の 大場准教授は「今回の検出は、地球での生命誕生の際には、地球外からきた物質が材料となった説を支持するもの」とコメントされていますが、実際に宇宙空間にこれだけの材料が存在したわけですし、地球の原始の海に雷が落ちまくって生命が誕生した、というような話よりも、よほど生命は宇宙から来た、という話のほうが信憑性があります。
 こうしてみると、たまたま選んだ小惑星の表面から採取した試料でこれだけの結果が得られるのですから、生命そのものはともかくとしても、その部品となるものは意外なほど宇宙空間には豊富にあるのかもしれないと思われます。となれば、生命の芽生えている星は、微生物レベルなら太陽系の中だけでも本当に複数存在するかもしれませんし、ひょっとしたらエンケラドゥスとかエウロパとかタイタンなら、魚類相当のものだって居ても不思議ではないかもしれませんし、金星の上層大気圏とか火星の土の中奥深くとかにだってそれに適応した何かが居るかも知れません。
 いずれそのうち調査が進んで本当に何かが見つかる日がくることでしょうが、できうることなら私が生きているうちにそのニュースを観てみたいと切に願います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする