かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

地域おこし協力員に限らず、人手不足の解消は結局は待遇改善が肝なのであろうと思うのですが、そんなに難しいことなのでしょうか?

2023-05-14 19:52:52 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は14.7℃、昼の最高気温は19.2℃、五條市の今朝の最低気温は13.2℃、昼の最高気温は17.6℃でした。昨日からの雨は一晩中降り続き、朝になっても止みませんでした。一旦止んだのは午後遅くになってから。それも夜になってまた降り出したりして、不安定な天気は未だ続いています。この状況も今夜中には安定して天気は回復に向かう見込みですが、今度は気温が異様に高くなって、水木は奈良市で最高気温30℃が予測されています。5月中旬としてはちと高すぎるように感じる気温ですが、せめて蒸し暑くないように願いたいものです。

 さて、高知県土佐市で地域おこし協力員が経営していた喫茶店を巡る問題が露呈してネットでも騒ぎになっていましたが、広島県呉市では、制度を導入している市内8地区のうち4地区で隊員が不在担っているとのこと。全地区で隊員2人体制を目指し、6地区分11人を募集したのに対し、応募が9人、採用に至ったのがわずか2人で人材を確保できないという事態になりました。市としてはこの隊員偏在の状況は「本来あってはならない状況。早急に対応しなければいけない」として、これまでの年度当初1回の採用から、随時の応募・採用に変更して定員充足を目指すそうですが、先行きは不透明で楽観を許さない状況のようです。
 地域おこし協力員制度は、地方自治体の委嘱で、1年以上3年以下の期間その地域で実際に生活して、自治体から活動費が支給されつつ、各種の地域協力活動を行う仕事です。過疎化と高齢化に歯止めがかからない地方としては、この制度で地域外から若い新しい血を入れ、衰退し追い詰められた地域の人間では思い切ってやれない事業などを起こして地域の活性化につなげるという取り組みなのでしょうが、土佐市の事例はまだ真相が不明とはいえ、外からヒトが入ってくることに対して受け止めきれずにかえって地元との軋轢が生じたりすることは少なくないようですし、他にも、委嘱期間終了後の元隊員の身分や収入が全く保証されていないことや大変そうな仕事の割に収入は少ないことなど、色々と問題も露呈してきているようで、その一端が呉市の事例に当たるのでしょう。応募する側にも、呉市で9人中7人が落とされた例からしても何らかの問題があるのかもしれません。今こそそれら個別の事例を蒐集分析して制度自体をブラッシュアップしていかないと、ただ多くの人が不幸になるだけで終わりそうです。

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