奈良市の今朝の最低気温は16.5℃、昼の最高気温は27.5℃、五條市の今朝の最低気温は14.2℃、昼の最高気温は26.5℃でした。今日はよく晴れて気温もかなり上がりました。少し蒸し暑く感じたのは、近づいてきている前線の影響もあるのでしょうか? とりあえず明日までは天気も保つようですが、明後日からはしばらく雨続きの梅雨のような空に変わるようです。6月を前にして梅雨空とは、どうもこの1年ばかり季節が前倒しになっているような気配がありますが、この冬からは特にその傾向が目立つような気がします。夏も早く来て早く終わってくれたらいいんですが。
さて、福岡市にある国立九州がんセンターで、今日午前一酸化炭素中毒で男女9名が救急搬送されるという事故がありました。いずれも搬送時には意識があり、大事には至らなかったようですが、その発生原因について福岡市消防局が調査を進めているとのことです。
初めこのニュースのタイトルを読んだ時、何かガン治療に使うガスが何らかの原因で漏れたのか? と誤解しました。と言いつつ、酸素や笑気ガスならともかく一酸化炭素なんて病院で使うだろうか? という素朴な疑問は感じていたのですが、記事本文を読んで、栄養管理室周辺で事故が発生したとあるのを見て、ひょっとして入院患者向けの給食配膳のための厨房施設で起きたのか、と一応の理解をしました。がんセンターは病床数411ある施設ですから、入院患者向けの厨房施設があっても不思議でなく、それがオール電化ならともかく、ガスコンロ等で動いているとしたら、不完全燃焼で一酸化炭素が発生することもありうる話だと思いました。実際の原因は消防の調査次第ではありますが、少なくとも当初誤解していたようなことだけは無いだろうと思われます。
しかし、一酸化炭素中毒というのは恐ろしいもので、無色無臭のガスが酸素よりも血中に取り込まれやすく、知らず知らずのうちに酸素不足に陥るという罠で、100ppmあると中毒状態、1000ppm、0.1%混じってくると致死量に達すると言いますから、いかに早めにきづけるかが大事になります。この付近には一酸化炭素警報機がなかったのかあるいは劣化等で反応が鈍かったのか、そのあたりも調査結果が報道されて欲しいものです。