かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

インドの月探査機、無事着陸したそうです。

2008-11-15 22:29:41 | Weblog
 昨日の予報とは打って変わって、朝から小春日和の気持のいい一日になりましたが、どうやら明日は間違いなく雨の一日になりそうです。何故に日曜の天気を気にかけているかというと、この日曜日は仕事があって休日出勤しなければならず、それも大方外での仕事になりそうなので、雨が降るか降らないか、寒いか暖かいか、というのは結構重要な問題になるのです。残念ながら明日は願いもむなしく濡れそぼちながらの作業となりそうですが、せめて風邪など引かないようにだけは心がけて、一日つつがなく過ごしたいところです。

 さて、インドでも無人の月探査機を打ち上げておりましたが、このほど無事月面着陸に成功したそうです。サンスクリット語で「月の乗り物」という意味の、「チャンドラヤーン1号」という無人探査機だそうですが、その名前の探査機は月面上空を周回しているはずですので、着陸したというのはその探査機から離れた着陸装置みたいなものなのでしょうか? あるいは単なるインド国旗付きの鉄塊みたいなものなのかもしれません。まあこれで、どんな形であれ、インドが月着陸を中国に先んじて成功させた、というのは事実として残りますし、「チャンドラヤーン1号」自体には、米航空宇宙局や欧州宇宙機関、それにブルガリアの機器も積載し、これから2年がかりで、月面の様子を調査し、水や氷の存在についても調べるといいますから、中国の「嫦娥1号」よりも、はるかに多くの成果を上げることが期待できそうです。その研究成果は各国で共有するそうですが、何故にわが国はこんな計画に一口乗っていないのか、不思議に思います。ひょっとしたら少しは関係しているのかもしれませんが、少なくとも報道で名前が挙がるくらい計画に関わっているのなら、「かぐや」のデータもあわせて、より具体的で詳細なデータを関係機関で共有して研究を進める、というようなこともできたことでしょう。それとも、マスコミが報じないだけで、実はそういう計画があったりするんでしょうか?
 それにしても、わが国は何かというと中国を気にかけていますが、こんなインドともっと協調する様なことを考えてみる必要があるんじゃないでしょうか? 報道を見ても、アメリカは中国をより重視するようになるとか、米中が新たな世界の基本軸になるような話ばかりですが、新たな冷戦時代に突入するかのごとく力をつけてきているロシアとか、中国に匹敵する人的資源を有するインドとかのことを、今の中国並みに報道してしかるべきではないか、と思うのです。インドだけでなく、タイとかインドネシアとかベトナムとかの動きも、ほとんど聴くことがありません。オリンピック後、アメリカのサブプライム問題から始まる世界恐慌の影響もあって、中国経済もまた大分傾いてきており、人件費も上がって、財界では中国を引き払い、ベトナムなどの周辺のアジア諸国へ拠点を移す動きが始まっているとも聞きおよびます。いい加減中国偏重の報道姿勢・報道体制を改め、もう少し視野を広げてアジア全域を取材するようにしていかないと、本当に日本はアジアで孤立し、そのまま立ち枯れてしまう未来が待っているかもしれません。今こそわが国は、国を挙げて中国以外の諸国も視野に入れた『東亜新秩序』を本気で構想していくべきなのではないか、と切に思います。

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風邪にはお茶や紅茶が効くそうですが、それなら渋い柿だって十分効果的なんじゃないでしょうか?

2008-11-14 23:02:31 | Weblog
 暖かい小春日和はどうやら今日までみたいで、明日からは雨模様となり、その後は冷え込みがきつくなるのだとか。気象庁の週間予報を見てみると、来週後半木曜日の最低気温は1℃とまるで真冬並みの気温で、見に行くたびに下がっている感じがします。寒気が抜けたらまた少しは暖かくもなるのでしょうが、紅葉が散ったらもう冬本番という感じかも知れないですね。

 さて、そうなるとインフルエンザとか風邪とかが厄介な問題になってくるわけですが、、既に喉がいがらっぽくて軽く咳ごんだりもするという、今からそんな調子で冬を越せるのか、心配になってくるような状態ですが、今のところ、手洗いとうがいを励行して、マスクをなるべく装着して喉の水分を保ったりするくらいしか手もありません。お茶でうがいをすると、カテキンの力で単なる水よりも効果が高いということのようですが、同じポリフェノールなら、緑茶カテキンよりも分子の重合度の高い紅茶ポリフェノールの方が効果が高いそうです。うがいするためだけにお茶や紅茶を入れるのも勿体無い気がしますが、胃カメラを飲む前に処方される喉の麻酔薬のように、といってもカメラ飲んだことの無いヒトにはよく判らないだろう比ゆですが、ようするにすぐ飲み込むのではなく、いったん喉の奥に溜め込むようにして、おもむろにゆっくり飲み下していく、という、そんな飲み方をお茶ですれば、それだけでも十分な効果が見込めるのだそうです。物は試しにやってみようかと思っていたりするのですが、お茶系の飲料で問題になるのがカフェインの存在。お茶に関する文献を渉猟すると、茶カフェインはそんなに悪影響は無い、というヒトとやはり多く飲むと問題だ、というヒトと、いろんな意見があって収拾つきかねますが、確かにお茶を飲みすぎると胃が痛くなることもある私としては、カフェインの影響を度外視することができません。そこで、効果がそんなふうに重合度で勝負が決まるのなら、カフェインを含まないポリフェノールである、柿渋とかの方が更に高分子で重合度の高い物質ですから、より効果的で害も少ないかもしれません。柿はビタミンCがレモンなどかんきつの2倍から3倍含む、果物の中で最高レベルのVC給源ですし、果物には珍しくカロチノイド色素も多く含んでいて、特に一時温州みかんで有名になった抗がんカロチノイドであるベータクリプトキサンチンもミカン並みに含むと聞きます。したがって、例えば風邪を引いたら渋い柿を渋いまま食べたりするのが良いのかもしれません。ただ、渋柿は食べ過ぎると腸閉塞を起こしたりする危険もあるので、そのあたりのさじ加減が難しいところではありますが。
 結局はよく食べよく寝て体が冷えないように暖かくしているのが一番なのかもしれません。これで仕事がもう少しゆとりがあったら、ストレスも少なくて済むんですけどね。

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わが国の政治的課題は一人1万2千円ぽっちのお金だけなのでしょうか?

2008-11-13 22:21:46 | Weblog
 今日は朝うっすらと霜が降りていたのではないでしょうか? 疑問形なのは、私自身はっきりそうと認めるだけの観察をなしえなかったからですが、早朝の鋭い冷気、通勤途上で見た草の濡れ具合、池の表に濛々と立ち込める温泉の湯気のごとき水蒸気、それら正に冬の到来を告げるかのような諸々の事象が、初霜の存在を疑わせるのです。まあ今日は見られなかったとしても、多分来週の今頃にはほぼ確実に霜を見ることになるでしょう。週間天気予報の告げるところでは、来週の木曜日は最高気温12度、最低気温は2度、ということらしいですから。いい加減、毛布の一枚も出さないと寝ている間に風邪を引きかねませんね。

 さて、このところ新聞を開くと何かにつけ「定額給付金」のことが話題に上がっていますが、よく見ると「定額給付金」のこと『だけ』しか話題には上がっていないように感じられます。それも、総理がどう言った、とか言うようないわば瑣末字をことさら執拗に追いかけて、まだ国会で審議したわけでも実施が決まったわけでもないのに、なんだかその執着振りにはなんとなくきな臭い何かがおぼろげに感じられないでもないような気がしてきます。ひょっとして、陰でまた何か重大な話が着々進行しているというのに、マスコミはその取材能力の無さかあるいは政府側との癒着構造のためか、何か理由があって故意に隠しているのではないか、というような、薄気味悪さを覚えるのです。定額給付金がそれなりに話題になるニュースであることは認めますが、政府が考えている経済対策はそればかりではないはずで、たとえば住宅ローン減税の拡充策などは、もっと話題にして内容を吟味し、その金持ち優遇振りを糾弾して所得の低い層まで役に立つ施策になるよう運動すべきではないのでしょうか、などと今の自分が言うと正に我田引水な話になってしまうのでそこそこにしておきますが、何にせよ定額給付金ばかりを取りざたするばかりなマスコミの姿勢には大いに疑問があるといわざるを得ません。霞ヶ関が地方にはびこらせている触手群を整理縮小しよう、という地方分権改革推進委員会関係の話は、定額給付金と同じくらい、いえ、将来のわが国のありように大きな変革を迫る点では、それ以上に執拗勝つ大々的に取り上げてしかるべき話題だと思いますし、他にも重要な話はいくらでもあるように思います。ひょっとしてマスコミの方々は、読者たる国民をなめているんじゃなかろうか、と疑いもしますが、もうすぐうちは諸般の事情で新聞を止めることにしたので、そんな疑問自体を感じることも、今後は少なくなることでしょう。私は、活字の力をいまだ小さからず、と評価しているのですが、トヨタの相談役が広告引き上げを示唆して見せたり、この分では本当にわが国のマスコミは自ら滅びの道をまっしぐらに突き進んでしまうんじゃないか、と、人事ながら危惧を覚えたりもします。

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フェニックスは任務完了、かぐやはまだまだ任務続行、なのだそうです。

2008-11-12 22:41:05 | Weblog
 朝は相変わらず寒いですが、昼間は少し日も差して、暖かさが戻ってきた感がありました。明日の昼間はまた更に気温も上がり、過ごしやすい日になることでしょう。これからは冬に向けて一進一退しつつだんだんと寒くなるわけですが、なるべくならゆっくりと少しずつ寒くなって、いつの間にか冬になってしまったな、というような感じで季節が変わってくれるとうれしいと思います。

 さて、今日は空気の加減かやたらとお月様が美しく見えたような気がいたしますが、10日にNASAが発表したところによると、火星では探査機のフェニックスがついに活動を停止したのだそうです。当初計画の3ヶ月を大幅に超えて数多のデータを収集した活躍は、長く語り継がれることでしょう。特に水の存在を発見したことや、生物の存在を期待させるようなデータを送ってきたことは、今後の火星探査、ひいては宇宙開発に対する夢と期待を大きくしてくれました。私が死ぬまでに、民間人も気軽に出入りできる宇宙ステーションやスペースコロニー、月面都市などが日の目を見ることは到底無理なのかもしれませんが、せめて次の世代には人類も地球以外の場所に、生活圏を広げて欲しいものと思います。そういえばこの間、月のクレーター奥部の日が差さない部分に氷はなさそうだ、という映像データを披露した月周回衛星かぐやはその後どうしたのだろう、と思い、JAXAのかぐやのページhttp://www.selene.jaxa.jp/を観にいきましたら、なんと、11月5日付で定常運用なるミッションが終了した、との報告が。まさかフェニックスと同じく寿命でも尽きたのか、と早合点して更に読み進んでみましたら、これから後期運用が始まるということでした。これまでは月面高度100kmを周回していたのを更に下げて、色々調査を続行するのだそうで、その中には、放射線ダメージが少なくて済んでいるハイビジョンカメラによるより詳細な映像の収集も含まれているとのことですから、また目の覚めるような美しい月の姿が違った角度や精度で見られることでしょう。後期は今までの機器不調で観測できなかったデータなどもできるだけ採取するよう努めるそうですから、これまで以上に新たな発見も出てくるかもしれないですね。
 全く持って月並みな感想ではありますが、やっぱり宇宙というのはいいなあ、と素直に言いたくなるものがあります。

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ついに、花粉症を克服できるかもしれない治療法が開発された?!

2008-11-11 22:53:34 | Weblog
 今日仕事から帰ってきましたら、アマゾンからのメール便が既に届いておりました。
 昨日のメールでは、到着予定は2日後の明日じゃなかったっけ? と思いましたが、考えてみると今日日宅配便は、国内は大体翌日配達ですし、うちがイカに田舎とはいえ辺鄙というわけでもない場所ですので、どこから送ってくるにせよ、そう時間がかかるとも思えないのです。まあ何はともあれ無事届いたのですから、色々あったことは脇においておいて、早速中身を楽しませてもらいましたとさ。

 さて、来春の花粉は一段と多いかも、という今から気分も暗くなるような話がニュースになっておりましたが、今日は少し明るさを増す話が新聞に載っておりました。何でもスイス・チューリヒ大学病院をはじめとする研究グループが、通常3年がかりの減感作療法を、わずか3ヶ月で達成する方法を編み出したのだとか。しかも、普通の減感作療法と違い、じんましんやぜんそくなどの副作用も少なく、効果の持続性も少なくとも3年はある、という画期的な結果です。これまでと違う点は、従来の減感作療法がアレルゲンである花粉のたんぱく質を薄めて皮下注射していたのに対し、スイスの方法は、同じものを太ももの付け根にあるリンパ節へ直接注射するという方法です。リンパ節は体内の免疫反応を司る器官ですが、従来の皮下注射では、注射した成分のごく一部しかリンパ節に到達していない、という研究結果があり、それならと、直接リンパ節への注入を思いついたのだそうです。そのなんとも直線的な発想が実に素晴らしいですが、更に良いのは、3ヶ月といっても、実質は1ヶ月に一度注射をするだけという点です。これはとんでもなくお手軽な方法であり、是非わが国でも臨床試験を早々に実施してその有効性を確認し、私を含めた全国の花粉症患者に適応する方策を、厚生労働省と林野庁は早急に立てるべきでしょう。いい加減、スギ花粉に翻弄されるのもばかばかしいし、いくら優秀な花粉症薬が出たとしても、所詮は対症療法に過ぎないし、副作用や肝臓などへの負担を考えると、いつまでも飲み続けるわけにも行きません。花粉が飛んでいても平気でいられるようになれば、暑苦しいマスクからも開放されますし、頭を重く、時に痛くもする鼻炎も起こりにくくなります。花粉症により、GDPが0.6%減少するとか、1月から3月の個人消費が7000億円減少する、とか、治療に要する医療費が3000億円かかっている、とか、それ以外の労働生産性への影響とか何とか足しこんでいったらとんでもない損失が花粉一つで生じていることになります。政府も無理してちょっとしたお小遣いを配るくらいだったら、役人の尻たたいてこういう画期的な研究事例を一日も早く日本でも実施できるように環境整えた方が、よほど経済効果があるんじゃないか、と私は思います。

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平安時代の神像に、在りし日の栄華を偲んだり偲ばなかったり。

2008-11-10 22:25:09 | Weblog
 今日夕方、またアマゾンからメールが届きました。表題は、「 ご注文の発送 」???
 なんと、昨日のメールでは1ヶ月以上かかりそうなことを告げるメールを寄越しておきながら、一夜明けた途端今度は送りました、到着予定は12日です、と来たもんだ。
 こういうことは、アマゾンではよくあることなのでしょうか? それは、届いてくれるのはうれしいのですが、たまたま明日は急に仕事で大阪へ出向くことになったので、この際当てにならないアマゾンはキャンセルして、休憩時間にでもついでに本屋さんに立ち寄ってみよう、と画策していたところだったのです。タイミングよく(?)、今日メールが届いたからその画策は未遂で済みましたが、このメールが明日来ていたら、と思うと、どうもなんというか釈然としない気持になります。なかなか神経太く行かないと、翻弄されてヘンに疲ればかりたまりそうな感じです。無事届くまでは気が抜けませんね。

 さて、滋賀県の西浅井町にある塩津港遺跡という、琵琶湖の最北端にある考古遺跡で、平安時代後期の神像5体が発掘されたのだそうですhttp://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008111000622。写真を見ると、相当朽ち果てた姿をしており、中にはもう人型と認識するのも難しいのも含まれておりますが、専門家によると、服装から3体は女神像、一体は平安貴族の礼装で、冠を頂く男子像なのだそうです。高さは12-15センチということですから、正に手のひらサイズ、と言えます。発掘調査している滋賀県教育委員会の発表によると、昨年この遺跡から「起請文」という神様への誓約を記した木簡55本が出土しており、今回の神像発掘とあわせて、この遺跡がかつて神社だったことが証明された、としています。
 その神社が歴史から消えてしまった背景には、どうやら当時の大地震で本殿が倒壊した可能性があるそうです。県教委と一緒に調査していた県文化財保護協会の見解ですが、確かに1185年(元暦2年)7月に、京都を中心に大地震があった、という記事が、当時の貴族が書いたいくつかの日記に記されています。中でも「山槐記」という、内大臣中山忠親の残した日記には、7月9日の本震以降、毎日余震の回数が記されており、それが8月26日まで続いたと記録されています。相当な大地震でもこれだけ揺れ続けるというのはまれなんじゃないでしょうか? そんな地震なら、ちょっとした神社が倒壊する、というのもうなづける気がいたします。
 ところで1185年というと、2月に八島の合戦、3月に壇ノ浦の合戦で平家が滅んだ年。夢御前麗夢様や平智盛卿が無念の最期を遂げた、というお話がある重要な年です(笑)。出土した女神や貴族神像も、ひょっとしたら新品の当時は麗夢様や智盛卿のようなかわいらしくもりりしい姿だったのかもしれませんね。

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新作短編 その22

2008-11-09 18:41:12 | 麗夢小説 短編集
 お昼ごろ、アマゾンからメールが届きました。てっきり、荷物発送しました、という連絡かと思いきや、肝心の「スレイブヒロインズ8」について、『ご注文いただいた商品の配送予定日がまだ確定しておりません』という話。なんですとー!とよく読んでみても、「継続して商品の調達に努めてまいりますが、調達不能な場合または入荷数の関係上キャンセルをさせていただくこともございます。」としか書いてありません。リンクのサイトまで見に行っても、出版社に発注かけるので3~5週間かかるかも、とのこと。えらい人気で品薄にでもなったんでしょうか。ランキングを見ると本で849位になっているじゃないですか。他の事例を知らないので全くの個人的感想ですが、沢山本がある中で、この種のコミックスが三桁代につけるというのは珍しいんじゃないでしょうか? これも今回急展開しているらしい「ドリームハンター麗夢XX」効果? それならうれしくもありますが、頼みのアマゾンがこの調子では、私はいつ本を手にすることができるんでしょうか?(泣)

それはさておき、ようやく復活したPCを用いて、1週見送ってしまった連載小説の続きをいきます。謎の一つが解けて、全体に落ち着きを取り戻しつつある内容になりました。このまま順調に行けば、あと一回、来週の更新で完結できそうです。それでは、始めましょう。

-------------------本文開始------------------------

「私と彼女との出会いは、明治35年1月23日、旧暦12月12日の、『山ノ神の日』とされる寒い冬の夜のことでした。我々歩兵第5連隊より選抜された八甲田山雪中行軍隊は、ちょうどその時襲ってきた未曾有の大寒波に遭遇し遭難した、あの夜のことです」
 朝倉=倉田は、淡々とした口調で、参加210名中199名が凍死した事件を語り始めた。
「我々は、目的地の田代元湯まで後わずかと言うところまで行きながら、ついに到達することができず、やむなく雪濠を掘り、露営することになりました。だが、暖を取ろうにも燃料が役に立たず、食事も満足に取れないでいた私は、持病もあったのか、いつしか眠りに落ちてしまいました。彼女が現れたのは、そのとき見た夢の中のことです」
「夢の中、山の神は美しい娘の姿で立ち現れ、こう言いました。『「山ノ神の日」を穢した主達は、その報いを受けてここで死なねばならぬ。だが、わしは主のことを一目見て気に入った。わしの言う通りにせよ。そうすれば助けてやろう』 私はそこで目を醒ましましたが、その時は、疲労と寒さで変な夢を見てしまった、としか思いませんでした。でも、私はその後、雪原を彷徨ううちに、あちこちで彼女の姿を見ることになりました。行軍隊の中には、おかしくなって服を脱いで雪に飛び込むような輩も現れ始めた頃のことです。はじめのうちは、私は自分もついに狂ったのではないか、と何度も疑ったのですが、それもしばらくして考えないようになり、いつの間にか、自ら彼女の姿を追い求めるようになっていました。その頃から体の調子も軽くなり、寒気と吹雪に蝕まれ崩れていく隊の中で、私はただ一人意気軒昂として歩き続けることができました。そして、確かに彼女は道を案内し、私を誘っていたんです。この、神聖なる神の地に通じる道を開くために」
「秘められた神の場所に到達するための道順をたどったんですね。北斗七星の形に」
「どうしてそれを・・・」
 鬼童が口を挟むと、それまで黙って朝倉=倉田の腕にしがみついていた少女が、驚きに目を丸くして思わずつぶやいていた。鬼童は朗らかに笑みを浮かべ、同じように驚きを隠せないでいる朝倉=倉田と山の神の少女に語りかけた。
「道教には『兎歩(うほ)』と呼ばれる北斗七星の形に足を運ぶ歩行呪術があります。さっき資料館で行軍隊のビバーク地点や行軍路の地図を見たとき、あれ? と思ったんですよ。その時の疑問をベースに推理して、朝倉さんが現れたり消えたりしていたのは、ひょっとしてこの地全体を使った壮大な『兎歩』そのものだったんじゃないか、と思ったんです。なるほど、倉田大尉が助かったのも、山の神に誘われてその通りに歩んだ結果だったんですね」
「確かにその通りです。しかし大したものだ、たったそれだけでここまでたどり着くとは。あの地図には行程が不明確な部分も多かったのに」
 朝倉=倉田の感嘆に、鬼童は恐縮の体で言葉を継いだ。
「僕一人では到底無理でしたよ。でも、円光さんやアルファ、ベータが、それぞれの地点で立つべき場所、通るべき道を丁寧に感知してくれましたからね。何とかたどり着くことができました」
 鬼童の隣で円光が軽くうなずき、アルファ、ベータが尻尾をピンと立てて胸を張る。
「なるほど、我々連隊も貴方方ほど連携が取れていたなら、みすみす遭難せずにすんだかもしれません」
 感心しきりの朝倉=倉田に、麗夢が言った。
「で、この地に着いてから、どうなったの?」
 麗夢の催促に、朝倉=倉田は我に返ったかのように言葉を継いだ。
「そうそう、ここからが肝心なところです。ここに至るまでに、山の神の言葉通り、ほとんどの兵が落伍し、凍死していきました。そんな中で、私は、山田少佐以下数名の生き残りとともに、ようやくこの地にたどり着くことができました。私は、ここにたどり着いた頃にはすっかり持病の肝臓が治り、不思議と飢えもなく、寒さも覚えませんでした。もちろん、この「山の神」の加護のおかげです。彼女はここで再び夢に現れて言いました。自分とともに山に残れ、と」
「で、倉田さんはなんと?」
「それはできない、と答えました。当時は、いつロシアとの戦争になるかもしれないという時期。そもそもこの雪中行軍もそれに備えての研究でもありました。そんな未曾有の国難を控えて、一人安寧と山にこもるわけにはいかない、と答えたんです。それでも彼女はなかなか諦めてくれず、生き残りの兵達を川に引きづり込んで死なせなどして私を脅すことまでしましたが、結局、根負けして、一つだけ約束することを条件に、私を帰してくれたんです」
「何を、約束されたんですか?」
 いよいよ確信の答えが出る。麗夢や榊たちは、覚えずこぶしを作って朝倉=倉田の言葉を待った。すると朝倉=倉田は、頬をほんのり赤く染めると、腕に抱きついている少女をちらりと見て言った。
「戦争が終わったら山に戻ってくる。それまで待っていて欲しい、と言ったんです」
 
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いよいよ本当にパワードスーツが普通に装着できる時代になったようです。

2008-11-08 23:54:27 | Weblog
 雨模様の一日。ただでさえ肌寒い雰囲気でしたが、気温は想像よりも下がって昼間でも10℃あるかないか。これでは確かに寒いはずで、外に出る時は一枚余分に羽織っていないと凍えてしまいそうでした。もう11月ですからそれなりに冷え込むのは当然といえば当然なのですが、10月が比較的暖かに推移しておりましたから、急な寒さに体がついていってない感じがします。そういえば、昨日はまだカエルが職場近くの水溜りで泳いでいるのを見かけましたが、こんな急に寒くなったら冬眠もままならないのではないか、と少々心配になります。明日も同じ様子の寒々とした一日になりそうですが、来週後半からまた逆に暖かくなるそうですし、体の調子を整えるのが難しくなりそうです。

 さて、2年ほど前に筑波大学が進めているパワードスーツの実験の記事を挙げましたが、あれはその後どうなったんだろう、と気になり調べてみましたら、筑波大が立ち上げたベンチャー企業CYBERDYNE社で、この10月よりリース販売が始まっていたようです。下半身だけのスーツですが、全国の福祉・介護施設を対象に展開するとのことで、リース料金は両脚タイプで月22万円、単脚タイプで月15万円(保守料込み)だそうです。年間500体生産可能な研究開発センターも竣工したそうで、本当にこういう装置が現場に現れる時代になったのだな、と感動いたしました。早くこの目で実際に動いているところを見たいところですが、つくばエクスプレスの研究学園駅の近くに展示場とでも言うべき「CYBERDYNE STUDIO」なる施設がこの10月31日にオープンしたのだそうです。入場料平日700円だそうですが、HALの実演は休日のみだそうですので、見たり体験したりしたければ、休日料金1500円が必要になります。次につくば方面に仕事で出向く時には、是非何とか時間をとって観に行きたいものです。
 ところで、なんで今頃こんなことを思い出して調べてみる気になったかというと、ホンダが『ASIMO』などで蓄積した人の歩行研究を基に試作した、「体重支持型歩行アシスト」なる機械のデモの記事を見たためです。こちらは靴とお尻を支える自転車のサドルのようなものとをバーでつないだ形で、HALが近未来的なまさにパワードスーツと呼ぶにふさわしい外観を有しているのに対して、写真で見る限りなんとなく野暮ったいというか、いかにも杖の延長線上のような形をしています。足の内側にバーが配置されているようなので、スカートだったりしたら使いにくいんじゃないか、と思ったりもしましたが、一方向からの写真だけで即断するのも危険ではあります。
 なんにせよ、こういう機械が実際に街に現れるのもそう遠くないわけで、私としては、更に目とか耳とかの代わりを務めるデバイスの開発とかにも力を入れて欲しいと切に願います。

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PC復活! 早速検索してみましたら、今月発売される麗夢XXの連載記事を見つけました。

2008-11-07 23:23:08 | ドリームハンター麗夢
 いろいろ、やるだけやってみるモンですね。この何ヶ月か不調続きで先週ついに身罷ったと思い込んでいたPCが、無事復活いたしました。CMOSクリアのあと、256MBメモリを2枚挿した時は同じ症状が現れて、これはやはりダメか、と観念しかけたのですが、以前OS再インストールの際、256MBメモリ2枚挿しだとエラーが出て上手くいかなかった故事を思いだし、一枚だけ挿して再度起動してみたところ、見事何事もなく動き出しました。その後、クリアしてしまったBIOS設定を改めてやり直し、何とか無事完全復旧できました。もっとも、メモリを2枚挿すとまた厄介なことになりそうな気がして、当分メモリ不足のまま動かすことになりそうです。ネットサーフィンやメール程度なら全く問題ないですが、少し重いことをしようと思ったらちと面倒なことになるやも知れません。今日は動くのを確認しただけですので、しばらく安定して動作するか観察しながら、タイミングを見はからってメモリ増設を改めてやり直そうと思います。
 何はともあれホッと一息、この場を借りて、ご助言いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

 さて、11月というと麗夢のコミック連載が隔月連載されているスレイブヒロインズの偶数巻が発売される月です。発売元のKILL TIME COMMUNICATIONのサイトhttp://ktcom.jp/index2.htmのスレイブヒロインズ紹介のリンクに、新巻であるVOL8の案内が掲載されておりました。掲載されている表紙にも堂々「ドリームハンター麗夢XX」と表示され、その紹介ページの見本トップに、麗夢ちゃんが怪しからぬ状態に陥っているらしいピンチシーンが出ております。前巻では表紙からタイトルが消え、なんとなく扱いが小さくなったようにも感じられただけに、その巻き返しぶりが鮮烈に印象付けられます。読者アンケートでよほど良いデータがあつまったのでしょうか? とりあえずその中身が期待されます。発売は11月9日(日)だそうですが、例によって私はアマゾンで注文、多分届くのは来週火曜日あたりになることでしょう。東京ではひょっとしてもう発売されていたりするんじゃないでしょうか? 既に読まれた方から内容を聞きたくもあり、いやこちらが見るまでは言わないで! と叫びたくもあり、悩ましい数日を過ごすことになりそうです。

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アメリカにも言霊、というような概念があるんでしょうか?

2008-11-06 21:43:17 | Weblog
 故障したPC、今日メモリを挿し直してCMOSクリアの結果を確かめようと思っておりましたが、忙しさにかまけて持って帰ってくるのをすっかり忘れてしまいました。なんともウツな展開ですが、まあそう言うこともある、とここは割り切って、検証は明日に持ち越しです。もし復活してくれれば、古くさいブラウザでの面倒なブログ更新もしなくてすむので大変ありがたいのですが、果たしてどうでしょうか。

 さて、アメリカでは若干47才の黒人大統領が圧倒的な支持を得て誕生しましたが、こういうのを見ていますと、アメリカの底力と言うか、不屈の闘志みたいなものが見える気がして、素直に感嘆してしまいます。さしもの超大国も、サブプライム問題に端を発した世界不況の元凶として、没落を余儀なくされるとばかり思っておりましたが、本当に不死鳥のごとく復活してきそうです。
 勝利演説の和訳を見つけたので一通り読んでみましたが、魂が込められたとでも言えるでしょうか。熱い思いに対する共感と感動とが喚起される内容に感じました。一体感を共有する大群衆と共にこの演説を聞いていたら、それこそ感動のあまり涙を流していたかも知れません。
 あれ程口汚くののしりあっていた共和党候補との舌戦も、表面上に過ぎないのかも知れませんが、お互いにさっぱり水に流し、野党である共和党やその支持者達にも国の一大事に協力を呼びかけるところや、随所にちりばめられる「Yes we can」私達はできる、という語りかけは、失意のどん底にあるアメリカを本当に立ち直らせるんじゃないか、と思わせるものがありました。

 翻って我が国はというと、残念ながら世襲のお年寄りが国難そっちのけで党利党略私利私欲をぶつけ合い、それに隠れてこそこそと官僚が政治を恣にする、という、なんともお寒い状況が続いているように感じられます。まあ我が国には政治家を養成するシステムがありませんから世襲は致し方ないにしても、この危機を乗り越えるためにやらなければならないことは多々あるでしょうに、いまだに解散するのしないのとそればかりが報道で取りざたされる様を見るのは、正直飽き飽きします。麻生総理は、その著書「とてつもない日本」を読んでみても基本的に前向きで陽気で楽観的な世界観をお持ちのようですが、できればアキバの一部に受けるだけでなく、かの国の大統領のごとく、日本国民全員を感動させ、やる気を喚起させるような演説を、一つぶって欲しいものです。まあ我が国ではそんなことをしてもすぐ「中身がない」とか「裏付けがない」とかいって難癖を付け、何とか日本国民を意気消沈させて、国を傾けようと画策するかの如きマスコミや評論家がごまんといるので難しいかも知れませんが、首相たるもの、そんな有象無象を吹き飛ばす位の言葉を、使ってもらいたいと思います。

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ビットバレット公式サイト、満を持してオープン!

2008-11-05 22:49:03 | ビットバレット
  ビットバレットの公式サイトが遂にリニューアルされました。http://www.bit-bullet.com/
残念ながら、今私が使っているブラウザではエンジンが古すぎてまともな表示がなされませんが、表紙を見るだけでもこれまでの準備段階とは一新した内容になっています。どうやら予告動画もあるみたいですし、おそらくはこれから少しずつ内容も充実し、動画のネット配信なども始まっていくのでしょう。ここは急いで現在完全停止中のPCを何とかして、新しいブラウザで内容を確認したいところです。

 さて、マックでのブログ更新も、出張中を含めればもう1週間になりますが、これがなかなか大変です。IEは安定性に難があるので、ブラウザ上で更新など危なっかしくてやれたものではなく、取りあえず安定動作するテキストエディタで内容を打ち込んでから、全文コピー&ペーストでブログ上に一気に流し込む、と言う作業を続けております。これだと万一の事態が生じてもテキストファイルで入力した分は残リますから、多少は安心して使ってられます。ただ、iBOOKその物がいかれたときはどうしようもないのですが。
 PCのほうは、最初に異常をきたしたときのメモリが、職場のPCに挿してみて全く問題なく動いたので、原因の可能性を一つ潰すことができました。おかげで、今職場のPCは、そのCPUが現役当時には高嶺の花でしかなかった256MB4枚差しのメモリ1GBを実現しております。
 一方、まことにありがたいことに、メールにてCMOSクリアを試してみてはどうか、と言う助言を下さる方があって、ものは試しと作業してみました。といっても方法は簡単で、マザーボード上で各種設定を維持するためについているボタン電池の脇のジャンパスイッチを保持から消去に切り替えるだけのことなのです。過去、マックではPRAMクリアなど類似の作業は頻繁にやったことがあり、今回も症状が発生した折りに一応念頭にはあったのですが、どういうわけかその後すっかり失念してやらずじまいになっていたのでした。
 ただ、メモリを全部職場に持って行ってしまったので、ただ今PCのメモリスロットには何も挿さっておらず、CMOSクリアの結果を確かめることができないでいます。明日改めて余りのメモリを職場から持ち帰り、結果を確かめてみる積もりです。
 それにしても、ビットバレット公式サイトがオープンしたり、アメリカ大統領が決まったり、大阪のひき逃げ犯人が捕まったり、前防衛次官が実刑判決を喰らったり、となかなか喧しい世相になってきているというのに、私の方は自分のPCの面倒事で一杯一杯になっているというのが、少し悲しいです。ホントに。
 
 
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残念ですが手は尽くしました。この上は新たな一台を求めるよりなさそうです。

2008-11-04 22:08:21 | Weblog
 PC、とうとう逝ってしまったみたいです。今日は職場から余っているメモリを動作確認の上で持ち帰り、うちのやつに挿して見ましたが、症状は変わらず、マザーボードを外してCPUも外して改めてしっかり付け直してみましたが、結局全く症状は変わりませんでした。これは、マザーボードかCPUかが逝ってしまった、と判断するよりない、と結論を出しました。多分二足三文で売られている中古のCPUを入手して、改めて復活を試みる、と言う手もまだ残ってはおりますが、マザーの方がいかれている可能性も否定できない現状では、そこまで手をかけるのも無駄になるリスクを背負い込みます。それ位ならいっそ中古で良いから別に一台導入した方が、すっきりして良いかも、と考えるようになりました。思えば電解コンデンサが液漏れしたときに、一度は寿命を迎えていたのです。普通のヒトなら、諦めてその時点で処分していたことでしょう。それがここまで引っ張ることができたのですから、そう言う意味では、十分満足した、諦めもつこうというものかもしれません。大事なときに逝ってくれた恨みを忘れることができれば、ですが(苦笑)。
 まあしばらくは、お絵かきの時以外はすっかり動かさなくなった年代物のiBOOKでブログやメールなどの日常業務をこなすしかありません。OSXがすっかり定着した現在においてまだ9.2が動いており、それ相応にソフト達も古くさいので、ちょっと何かしようとしても、やたらと不便なのがやっかいです。例えばブラウザはIEのver5ですし、メーラーは昔々のフリーソフトで、ファイヤーフォックスとサンダーバードに慣れた今となっては使うだけでも一苦労させられます。それにそもそもこのiBOOK自体が年代物なのですから、いつ液晶のバックライトが切れたり、ハードディスクが寿命を迎えたりするか知れたものではありません。そこで、できるだけ早期に何とか手当したいと思うのですが、先立つものも無し、ゆっくり品定めする余裕も無しで、しばらくは我慢せざるを得ないでしょう。難儀なことですが、せめてiBOOKが逝ってしまわないように、祈りつつ使いたいと思います。

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PCが突然壊れました(泣)。

2008-11-03 21:55:04 | Weblog
 「ビットバレット」公式サイト、監督ブログが1ヶ月ぶりに更新されました。一体どうなっているのか、とその進行にやきもきしていただけに、ちゃんと企画が動いている事が確認できて、少しはほっといたしました。ある筋からの情報によると、内容一新の公式サイトの準備が着々と進められ、いずれその公開の日がやってくることでしょう。どうやら12月のDVD発売も間に合いそうですし、もう少し気長に待つのが吉のようです。

 さて、悲劇というものは大抵突然襲ってくるもので、それも襲ってきて欲しくない一番のタイミングを見計らってでもいるかのようにやってくるみたいに感じます。今日お昼頃、まさに突然PCがフリーズし、キーボードリセットを受け付けなかったので本体のリセットスイッチを押しました。ところが、無事起動するかと思いきや、再起動が始まった直後、唐突にピ、ピピピ、と断続的なビープ音が鳴り響き、一向にOSが立ち上がってきません。とまあここまでは今までにも結構なじみの状況で、改めてリセットを繰り返せば大抵どうにかなったのですが、今回に限ってはおよそ10回ばかりもリセットを繰り返しても状況は好転せず、いよいよハードウェアの不調を意識せざるを得なくなりました。一番怪しいのは、この間修理したグラフィックカードかメモリ、次に寿命間近なハードディスクや安物買いした電源、というような順番で考えていたので、まずは開腹して全てのカードやメモリを抜き取り、ハードディスクやDVDのケーブルも外して電源を入れてみましたら、今度はピー、ピー、と長めのビープ音が、まるで沈没寸前の船の汽笛のように鳴り響きました。今まで聞いたことのない音に少々焦りつつも、メモリを一枚だけ差し、ハードディスクを接続して改めて通電しましたが、今度は断続的な短いビープ音が鳴ります。以後、色々組み合わせを変えながらそのたびにスイッチを入れてみましたが、大抵がピー、ピー、で、そのうち短いピ、ピピピ、という音とピー、ピー、とが同時に別々に鳴る、という新展開があったりして、一向に立ち上がろうとはしませんでした。
 これはどうやら寿命という奴だろうか、と思ったわけですが、取りあえず、明日出勤した際に、職場で余っているメモリなどを持って帰って、それでもう少し試してみてから判断したいと思っています。
 それよりも大いに問題なのは、このフリーズが、連載短編の執筆中に発生したことです。当然データは消失、なんとか復旧せんものと悪戦したせいで時間も浪費、それに何より、小説書こう、という意欲が雲散霧消してしまいました。PC、いつ直るのか、あるいは直らないのかは判りませんが、小説の方は一週間先延ばしせざるを得ないのが、何に付けても残念です。

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とりあえず帰ってきましたが、とにかく疲れました。

2008-11-02 23:45:10 | Weblog
 とりあえず無事帰宅しました。さすがに1週間近い外出は心身ともに相当疲弊し、今や目は半分閉じているような有様ですが、不摂生になりがちなホテル住まいを続けたにもかかわらず、何とか大崩れすることなく乗り越えられたのは僥倖でした。仕事の成果も十分にありましたし、その成果を元にまた月末九州に旅立つわけで、次々と先へ、先へと仕事が繋がっていくのを実感するのは、なかなかうれしいものがあります。

 さて、ようやく帰ってきはしましたが、プチ浦島状態は容易には解けず、結局お風呂に入って寝る以上のことは今日は出来そうにありません。出先で少しでも進めようと思っていた連載小説の続きは結局まるで手が付けられませんでしたし、その分は何とか明日にでも話を進めてアップできたら、と思いつつ、とりあえずネットニュースだけは見ておくことにしましたが、自衛隊幹部の論文問題は一人だけじゃなさそうだ、とか言うような報道があったりして、これはまだまだ尾を引きそうな気配です。なんでも、文民統制がなってない、というような話もあるようですが、年金問題一つとっても、もともと政治家が官僚の統制を出来ていないことがしばしばあるわけで、こと自衛隊だけに目くじら立てるのもどうかと思います。昨今何かと「キレ」やすくなっている世相を見ると、あんまり感情的に責め立てたりしたら、クーデターの一つも起こったりしないか、と心配になります。不当な扱いに耐えに耐えた末、クライマックスで堪忍袋の尾を切って大暴れするのは日本の娯楽の王道ですし、本当にそういう考えを改めさせたいと思うのなら、真摯にかつ冷静に、話し合うよりないんじゃないでしょうか。それともマスコミは、クーデターの一つも起こしやしないか、と期待してたりするんでしょうか?

 
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大東亜戦争とは一体何だったのか、この際思い切り議論を尽くしてみては?

2008-11-01 22:37:28 | Weblog
 ようやく出張も最終日。明日には帰宅の途に着きます。5泊もホテル暮らしを続けるのはさすがに疲れました。とはいえ、月末にはまた九州への遠出を控えており、なかなか落ち着く暇がありません。まあ今はともかく、色々と実りも多かった仕事の日々を無事終えられたことを感謝いたしましょう。
 
 さて、現役の航空自衛隊空幕長の方が民間企業の公募した大東亜戦争関連の歴史認識に関する論文で最優秀賞を受賞したことが問題になり、とうとう更迭される事になりましたが、件の論文が当の企業サイトにPDFファイルでアップされておりましたので、取りあえず読んでみました。文字数制限でもあったのか、内容が論文と言うには少し粗く、思い入れも強いためか若干それが空回りしているようなきらいも感じさせる文章でしたが、一つの歴史見解として見る分には特に問題とも思えない気がしました。マスコミ先頭に野党も政府も非難の嵐の様子ですが、少々大げさに騒ぎ過ぎなのではないか、とも思います。第一、対象は論文なのですから、反論があるなら「許せない」とか「信じられない」なんていう感情的な暴言ではなく、論拠を示して冷静に反論すればいいわけで、どうしてそう言うことをしようとせず、更迭とか責任追及とかいうような話になってしまうのか、その言論統制ぶりには空恐ろしさすら覚えます。
 それにしても、自衛隊の方は、自分の考えが政府の見解と異なる場合にそれを公にしてはいけないものなのでしょうか? 今回の場合は我が国が侵略戦争と認めていることを真っ向から批判したことが問題視されていますが、もし逆に政府が侵略戦争と認めていないものを侵略戦争だ、と言ったとしたら、それは処罰の対象となりうるのでしょうか? 私には、大方の意志に反して問題提起することよりも、そんな議論その物を封殺する方が余程大問題のように思うのですが、マスコミがそう言う発想をしないことの方が余程不思議に感じます。
 この機に、賛成、反対で各論沸騰すればよいではないですか。このような論文が公表され、大問題に発展すること自体、まだまだ我々はあの戦争の時代を理解していないし、納得もしていないと言うことの証左でしょう。故にこそ、今しっかりと議論を尽くし、その末に、やっぱりあれは侵略戦争と呼ぶべきものだった、と言うことならそれでよし、そうでないとするならそうでないで、改めて歴史認識を国民共通のものとして普及するよう努めるのが、マスコミや政治の責任のように思います。

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