かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ジャンプ200万部割れがニュースになること自体驚きですが、読まなくなった分の時間は何に消費されているんでしょう?

2017-05-16 20:24:48 | Weblog
 今朝の最低気温は12.8℃、最高気温は21.2℃でした。昼間は上天気でしたが、午後は早くから曇りがちとなり、朝少し冷えたのもあってかあまり暑くはなりませんでした。遠くが霞んで見えて、黄砂が心配になりますが、今のところさほど飛んできてはいないそうです。もっとも、明日の昼間は多いという予報も出ていますから、外に出る際は注意が必要かも知れません。

 さて、この夏50週年を迎えるという週刊漫画雑誌「少年ジャンプ」の4半期平均発行部数が191万5千部と200万部を割り込んだ、と言うのがニュースになっていました。1994年最高値を叩き出した時は653万部だったそうですから、1/3以下に落ち込んだということになります。幾ら日本国民の人口が減少に転じ、子供の数が減ったと言っても、わずか20年少々でそんなに大きな変化をもたらす程ヒトが減ったはずはありませんから、もっと大きな何らかの変化が我々日本人に生じていると考えるべき事柄なのでしょう。手近なところで自分自身を振り返ってみますと、確かに随分前からジャンプを始めとする漫画雑誌は観なくなりましたし、コミックスのたぐいも購入する数が減りました。小説その他も考えてみると減っているようにも思います。総じて紙媒体は減った感がありますが、代わりに何か増えているのかというと、あまりこれと言ったものが思い浮かびません。強いてあげればネットで活字を追いかけるのが多くなった、という位でしょうが、それも20年前はともかく、ここ10年ほどで劇的に増大するようなことも無いように思います。個人的にゲームのたぐいは一切しませんし、そう言えば最近CDとかもほとんど買わなくなりました。こう振り返ってみると、私の時間とお金は一体今、何に消えているんでしょうね? あまり意識しないまま、何かに変わっているはずなのですが・・・。他の2/3に相当する人たちはどうなのでしょう? やはりネットとかの紙媒体以外のものに移行していたりするんでしょうか? それであれば時代の趨勢というものかとも思えるのですが、ここまでの大きな変化を説明しうる現象は何なのか、実に興味深いです。

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来月、千葉・幕張で零戦が飛ぶイベント開催、噛み付くヒトも居ますが、無事飛んで欲しいものです。

2017-05-15 19:57:09 | Weblog
 今朝の最低気温は16.1℃、最高気温は24.7℃でした。 今日は穏やかによく晴れた上天気の一日でした。しかし、天気図を見ると南の方に停滞前線が中国大陸、台湾あたりから東へ伸びています。ひょっとして、梅雨前線か? と思ってググってみたら、13日に沖縄と奄美地方が梅雨入りしていました。なるほど、確かに梅雨前線のようです。いずれあと一月もしたらこれが北上してきて、こちらも雨になるのでしょう。5月も半ばを迎えましたし、季節はどんどん移り変わっていきますね。

 さて、来月6月3,4日、千葉の幕張海浜公園前で開催される「レッドブル・エアレース千葉2017」という小型飛行機によるレースイベントで、レースの合間に零式艦上戦闘機22型が飛行するとのことです。1942年に製造され、パプアニューギニアで発見された残骸を復元したもので、世界に現存する零戦4機のうち、飛行できる貴重な1機なのだそうです。復元はロシアで行われ、機体のおよそ8割を新造、エンジンも残念ながら当時のママとはいかず、P&Wのエンジンに換装しての飛行とのことですが、外観上は間違いなく零戦に相違ないでしょう。
 先日、川崎重工が復元した「飛燕」を観に神戸まで観に行きましたが、あくまで展示で、当然ながらピクリとも動きませんでした。ところがこれは実際に飛ぶというのですから大したものです。近くでやるなら是非とも観に行くところですが、幕張まではちょっと時間もお金も余裕がなく、残念です。
 しかしこの民間のイベントに、ツイッター上で共産党の国会議員候補という方が噛みつき、千葉市長にたしなめられるという光景が観られました。まあ見解は色々あるでしょうし、戦争云々関係なしに、エアレースでうるさい、という地元民の声もありますから、なんの疑問もなく諸手を挙げてイベントに賛成する、というのもどうかとは思いますが、共産党という組織は。「戦前の歴史をたちきった戦後を否定するのだろうか?」と言いながら、自分たちはいつまでたっても大東亜戦争を戦っているつもりなのかまるで断ち切れていないのがちょっと不思議になります。
 まあいずれにせよ、この零戦は、もう誰も殺さずに済みますし、誰からも殺される心配なく、のびのび大空を舞うことができるのです。そんな平和な世の中になったことを心から祝福し、その雄姿を観覧すれば良いのではないでしょうか?


 
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わざわざ軽自動車を左ハンドル改造とはなんと酔狂かと思いましたが、以外にしっかりした根拠があったみたいです。

2017-05-14 21:12:16 | Weblog
 今朝の最低気温は14.8℃、最高気温は26.8℃でした。午前中は雲が多く、日差しも途切れ途切れ、と言った様子でしたが、午後からは雲が少なくなり、気温も上がりました。明日からはしばらく上天気が続くようで、暑くなる日も多いようです。いよいよ初夏から梅雨前の夏日和に近づいてきそうです。

 さて、香川県の自動車整備工場社長が、軽乗用車の左ハンドル化にこだわり、改造を行っているそうです。今日のYahhoニュースで見た記事ですが、可能な限り純正部品にこだわり、車検を通して公道を堂々走ることができる仕様なのが人気を博しているのだとか。このヒトは、市販車を福祉車両やキャンピングカーなどへ改造する仕事を手がけてきたそうですが、2014年に軽乗用車の左ハンドル化に取り組み、2年がかりで、安全基準などを完全にクリアする水準に仕上げ、素体としたスズキ自動車のハスラーなら、80万円ほどで改造可能なところまで持ってきたのだそうです。
 軽自動車は日本独自規格でメーカーは右ハンドル車しか製造しておらず、左ハンドルにすれば希少価値という点では比肩するものが無いレベルの珍しいものとなります。それを読んで、また随分と酔狂な趣味人だな、と思ったのですが、「路肩に止めた左ハンドル車から運転手が安全に乗降できるメリットにも気がついた」という一言には、ああなるほど、と目から鱗が落ちました。「福祉車両が左ハンドルなら、安全に乗り降りできるはず。世界一厳しい車検に通る左ハンドルの軽乗用車なら、海外でも通用する。将来は輸出もやってみたい」という言葉には、単なる伊達や酔狂ではない、確かな現実的判断があるのだな、と感じましたが、左ハンドル車って実際の所運転の感覚としてはどれくらい変わるものなのか、少し興味はあります。街中でも、輸入車でそれなりの数の左ハンドルが走っているので、ちょっと慣れれば、4tトラックを運転したりするよりは楽に走ることができるんではなかろうか、と思いますが、MT車よりは需要がありそうにも思えますし、福祉車両としてそれなりに需要がありそうならメーカーでもちょっとは取り組んでも良さそうなものです。

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今時の若者が8人も一度に急性アル中で倒れるとはねぇ。

2017-05-13 21:43:35 | Weblog
 今日の最低気温は15.3℃(2:33)、今朝の最低気温は16℃、最高気温は19.5℃でした。また、昨夜からの雨は40ミリを記録しました。久々に本格的な雨がしっかり降った、という感じですね。一日日差しも全く無く、最高気温も久しぶりに20℃を割りました。そんな天気では残念ながら休日恒例のサボテン観察もままならず、きれいに咲いたものもありましたが撮影できませんでした。明日は天候が回復するようなので、明日に期待ですね。

 さて、今日の午後2時頃、東京都あきる野市にある「秋川橋河川公園バーベキューランド」で150人の団体さんが飲食を楽しんでいた所、20代前半の男性8人が急性アルコール中毒で倒れ、救急搬送されたとのことです。うち4人は完全に昏睡状態で呼びかけに答えない状態で、安否が気遣われます。
 このニュースを観て、かつて自分も意識を失って病院に担ぎ込まれ、点滴2本めで目が覚めた、というのを改めて思い出し、また、東京都で150人もバーベキューができるあきる野市ってどこにあるの? という疑問を感じました。
 私が急性アルコール中毒を患ったのはもうン十年前になる大学生のサークルの新歓コンパの時のことでしたが、飲み慣れない日本酒を進められるままバカバカ一気飲みしていて、気がついたら病院の処置台の上だった、というものです。途中、吐いたり一緒に担ぎ込まれた同期が倒れているのを見たような記憶があるのですが、どうも断片的で、本当にその時の記憶かどうか、今にして思い返すと実にあやふやなものしかありません。それくらい意識が混濁していたわけですが、妙に気持ちよかったのは覚えています。就職してからも職場の飲み会で倒れるまで飲むこともありましたが、意識を完全に喪失したのは後にも先にもあの1回だけでした。あの時実際どれだけ飲んだのか、あとから周りに聞いてもよく判りませんでしたが、おそらくは日本酒を最低半升、多分1升近く飲んでいたものと推察されます。
 血球アルコール濃度が0.2%を超えると泥酔状態で意識が怪しくなり、立てなくなったり歩けなくなる運動障害が起こり、0.3%になると意識を無くし、0.4%で死の危機を迎えるのだそうですが、意識喪失から死ぬまでわずか0.1%分、4ミリか5ミリ程度のアルコールが体内に増えただけで死んでしまうと言うのは、改めて考えてみると結構恐ろしいものがあります。もっとも、あくまで血中アルコール濃度なので、体内にさえ取り込まれなれけばいくら口にしていても問題ないのですが、アルコールは消化管のどこからでも簡単に体内に入ってくるので、吐いたりして物理的に体外に排出しない限りはいつまでも危険な状態が残り続ける事になります。多分あの時、私もその瀬戸際だったのでしょうね。助かったのは、完全に色紙を失う前に、吐いて危険なアルコール分をわずかなりと体外に排出していたからかもしれません。
 それにしても、あまりお酒を飲まない、という印象が強い最近の若い人が、意識を失うほど飲んだというのもちょっと驚きでした。しかもバーベキューで。バーベキューならアルコールはビール一択だと私などは思ってしまうのですが、まさかビールで倒れたんでしょうか? 
 もう一つ、東京のような大都会にそんなバーベキュー会場があるのか? と思ってググってみましたら、奥多摩の方の町だったんですね。考えてみると山梨県とかと県境を接しているのですし、一口に東京と言っても色々なところがある、ということなのでしょう。改めて、色々気付かされました。

 
 
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チョコに脳若返り効果があるかどうか判らない、という発表が必要になった背景こそ問題だと思います。

2017-05-12 21:39:00 | Weblog
 今日の最低気温は16.1℃(2:24)、明け方は16.9℃、最高気温は28.7℃でした。気温はかなり上がりましたが、西から雨が近づいてきているせいか日差しは午前で打ち止めで後は曇り空となり、数字ほどの苛烈さは感じませんでした。雨は21時現在紀伊半島に差し掛かってきていますので、こちらでも程なく降り始めるでしょう。明日日中は一日雨模様の天気になりそうですね。

 さて、「チョコレートが脳に効く」「脳が若返る」、というセンセーショナルな発表が今年の1月にありました。内閣府「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の事業採択を受けて研究を進めた研究者らとお菓子メーカーの明治が、1月18日に記者会見したもので、「高カカオチョコレートの摂取が大脳皮質の量を増加させ、学習機能を高める(脳の若返り)可能性があることを確認」したという内容のものでした。中高年の男女30人がカカオ70%超のチョコレートを毎日25グラム、4週間食べ続けた結果、その脳をMRIを用いて計測してみると大脳皮質の量が増えたのだそうです。それが現実なら中々面白い情報ですが、実際には対照区はないわ、カカオの影響かどうか厳密に判断可能な試験設計になってなかったわで、科学的にはほとんど無意味なデータに成っていた、というオチが、改めて報道された模様です。
 研究の統括責任者も「表記に行き過ぎた内容があった」と自分たちの否を認めるような発言をしているそうで、せっかくの楽しそうな研究成果が無駄になってしまいかねない形に陥ってしまった模様です。
 STAP細胞の時もそうでしたが、最近、実験データを衝撃的・劇場的に脚色して発表する例が増えたような気がします。それでもきちんと実験を行い、十分な証明を行った上で発表するのならまだ良いのですが、上記の通り、発表どころか、まだ予備実験レベルで実際に効果があったかどうかさえ不明なネタを、さも鬼の首を取ったように公表する勇み足が目立ちます。これも、科学予算が競争化し、研究内容の科学的価値よりも、世間への受けや短期的な経済効果と言った判断基準で予算配分されるという昨今の競争型資金の弊害でしょう。それも、国民も政府も文科省の役人も、科学は役に立つもの、と勘違いしているからではないかと思われます。たまたま役に立ちそうな成果があって技術者が応用に成功したりしてるだけで、初めから役に立つためになされる科学的研究などどれだけあるのか、疑問です。例えば天文学など、暦を夜空を眺めていた時代ならともかく、現代においては「浪漫」以外に価値など無いと言っても過言ではないでしょう。科学はそんな「浪漫」を突き詰めて提供する、一種のエンターテイメントであればよく、そんな浪漫主義の中から、時折利用できそうなものが出てきて、使えるようにしたりそれをお金に変えるのが上手な人が出て、今の文明社会を成り立たせているのだと私は思います。
 我が国の科学は今や先細りとなり、論文数も減り、いずれはノーベル賞も取れなくなるだろうことは、既にこれまで多くのノーベル賞受賞者も主張しているところです。勇み足の発表をした研究者らは猛省すべきではありますが、そんな勇み足を惹起するような、「浪漫」よりも「実利」を科学研究現場に求める現代の制度を作り、司る政府・文科省は、研究者らよりも反省しなければならない、と私は思います。

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25℃以上で熱中症警戒を呼びかけながら28℃を推奨する環境省の矛盾を、副大臣が改めるや否や?

2017-05-11 20:56:29 | Weblog
 今朝の最低気温は16.7℃、最高気温は25.2℃でした。よく晴れてもう少し暑くなるかと思っていましたが、案外普通な気温に落ち着きました。もっとも、明日は30℃近くまで上がりそうという予報も出ているので、気をつけないといけませんね。

 さて、夏の間、冷房を控えて室温を28℃設定とし、服装もなるだけ涼しげな軽装にして過ごすことで、電力消費を抑えようという目論見の「クールビズ」について、その推進を担う政府関係者から、「なんとなく28℃でスタートした」とか、「28℃は不快な温度」といった「クールビズ」を否定するかのような発言が相次いだようです。11日に首相官邸で開かれた副大臣会議の席上で、まず盛山正仁・法務副大臣が、「なんとなく28度でスタートし、独り歩きしてきた。働きやすさの観点から検討しては」と提案したのに対し、環境副大臣の関芳弘が、「(28度は)無理があるのではないか。実はかなり不快な温度。科学的に検討を加える」などと応じたのだそうです。盛山副大臣はクールビズが始まった当時の環境省の担当課長で、その人から「なんとなく」決まった、と実はなんの根拠もなかった、と言わんばかりな発言が出たのは大変遺憾な話ではなかろうかと思わずにはいられません。このやり取りを聞いた環境省国民生活対策室の担当者の話として、「28度はあくまで室温の目安。見直す予定はない。冷房の設定温度は職場の環境、働く人の体調などに応じて決めてほしい」と困惑した様子だったとの記事がありましたが、これもおかしな話で、環境のため、電力消費を抑えるため、との錦の御旗を掲げて28℃設定を急速強引に推し進めた総本山の担当者がそんな逃げ腰の発言をして許されるものではなかろうと思います。それに見直す予定はない、と言っても、副大臣が「見直すぞ」と暗に言っているんですから、言わずもがなな一言だったんではないでしょうか? それに、同じ環境省が25℃から28℃は熱中症警戒温度として公式サイトで気をつけるよう喧伝しているのは、ちょっとおかしいんじゃないか? とも思います。この際、真夏の室内推奨温度は28℃なのか25℃なのか、はっきりさせればよいのではないでしょうか?

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この一大危機を前にして満面の笑顔で大統領の椅子に座るのは、これ全身肝の人だったりするんでしょうか?

2017-05-10 20:11:07 | Weblog
 今朝の最低気温は16℃ほど、最高気温は24.5℃でした。今日は夜中の2時前に最低気温14.7℃を記録した後、朝にかけてゆるゆると気温が上がり続けました。日の出頃の気温が大体16℃ほどでしたので、これを記録としておきます。

 さて、韓国の大統領選挙、事前の様々な観測どおり文在寅氏が選挙戦を制し、第19代大統領に就任しました。従来は2ヶ月ほど政権交代のための引き継ぎ期間が取られるそうですが、今回は先代大統領の不祥事による失脚もあって、引き継ぎ期間なしに直ちに政務を取られるそうです。まあご本人は盧泰愚大統領の側近として活動していたのですから、アメリカの新大統領と比べれば政務にはそれなりに明るいと見てよいのでしょう。
 しかし、文在寅氏は勝利宣言を満面の笑みで行われましたが、こんな時期の大統領でも当選すると嬉しいものなのか、と私などはその笑顔に疑問をいだきました。対中国、対米国、対北朝鮮、対日本と四面楚歌と言っても良い四分五裂した外交状況に失業者116万人、家計負債額130兆円と言った破綻した経済環境という前門の虎と後門の狼が大口開けて待ち構える中を、ろくに武器もなく進まねばならないという無理ゲー状態が今の韓国の政治環境なのでしょうに、その対応すべきトップに据えられるのを笑って迎えられるとは、どれほど胆力のある優れた人物なのか、と驚かされてしまいます。かつて我が国には、ろくに腹案もないまま笑顔で俺を信じろ!と世界に宣言して程なく蹴躓いたという、未曾有の政治力を誇る宇宙人総理大臣がいましたが、あの笑顔を見ていますと、文在寅氏がそういうのと同じ人種でないだろうか、と少し興味も湧いてきます。自分の国の首班に迎えるのは悲劇と言うよりありませんが、端から見るのは多分中々に面白い喜劇であろうと思われるので、もしそうならそれはそれで楽しそうではあります。

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幾ら銘品とは言え、300年も前の木製品の性能を現代のものと比べるのもどうかと思います。

2017-05-09 21:06:28 | Weblog
 今朝の最低気温は16.3℃、最高気温は24.2℃でした。今日は朝から曇り、昼頃からポツポツとごく弱い雨が降り出しましたが、本格的に降ってきたのは夜になってからで、今、窓の外から盛大にザアザア降る雨音が響いてきます。夜のうちに止むのかと思いきや、どうやら明日も曇りがちで雨模様らしく、晴れは明後日まで待たねばならないようです。

 さて、数億円の値段がつくバイオリンの名器「ストラディバリウス」と、最近作られた現代のバイオリンの演奏を聴き比べた場合、現代人は、新しい方のバイオリンの音色を好ましく感じる、という実験を、フランスのパリ大学などの研究チームがまとめ、近くアメリカの科学アカデミー紀要にその論文が掲載されるそうです。実験は、パリ郊外およびニューヨークのコンサートホールで、それぞれ音楽の批評家や作曲家などを含む聴衆計137人をテスターとして行われ、ストラディバリウスと現代のバイオリンをそれぞれ3丁ずつ、演奏者もバイオリンの種類がわからないようにするブラインドテストとしてソロで演奏し、その音色を聴き比べて評価する方法で行われたとのことです。
 音色に関しては、ストラディバリウスと現代のバイオリンは変わらない、もしくはストラディバリウスの方が劣る、という話は随分前からちらほらありましたが、この実験も、それら先行事例を証明する形になったと言えそうです。
 もっとも、それでストラディバリウスの価値がどうこうなることも無いんじゃないかと私には思えます。マスコミの記事は、「ストラディバリウスが負けた!」などとセンセーショナルに書き立てていますが、例え天才アントニオ・ストラディバリが手がけた銘品とは言え、300年も昔の木製品が、今も全く変わらず往年の音色を響かせ続けうる、というのは、ちょっと信じがたいように私には感じられます。もし勝ち負けを云々するなら、完成当時のストラディバリウスと現代のバイオリンを比較すべきで、300年の時間差を無視して今比べるのは、正直申し上げて卑怯だとすら思います。例えば、更に100年後、今回「勝った」とマスコミが評するバイオリンとストラディバリウスとを同じように比較した場合果たして結果はどうなるか、それはそれで大変興味深い物があるのではないでしょうか?
 結局、その時入手しうる材質や加工手段、その時の気象条件、音を聞くための環境、聞く側の人の感度や感性なども時代により異なるはずで、それを無視して勝った負けたと短絡するのは、例え人目を引くためとは言えあまり褒められた態度ではないでしょう。「美人」の基準がそう長くない歴史の中でどれだけ変遷してきたかを考えれば、音に対する感性や好みが「現代風」に変わってきていても不思議ではありません。そもそも当の研究者がストラディバリウスが負けた、とでも公言したのならともかく、勝手に解釈して広言するのはマスコミの悪い癖ではないでしょうか。



 
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はた迷惑な黄砂で遠くが霞んで見えます。

2017-05-08 19:33:52 | Weblog
 今朝の最低気温は17℃位、最高気温は27.2℃でした。今日の最低気温は夜中の1時10分に記録した15.8℃でしたが、その後は日が昇るまで17℃前後をフラフラしていました。こういう日は記録するのが難しいですが、まあ適当にこの辺り、という具合にとりあえず書いておくのが良かろう、と考えています。観測所はうちから結構離れた場所ですし、あくまで目安ですからあまりこだわってもしょうがないと思うのです。

 さて、ゴールデンウィーク中、夜更かしして朝寝して過ごしていたせいで昨夜は寝付きが悪く、夜中の1時頃、しょうがなしに眠気が強く出る系の花粉症点鼻薬を片鼻に噴霧して寝ました。両方にしないのは、薬が効きすぎて朝に目覚められない可能性があるからです。お陰でそれから程なくして寝たようですが、眠りが浅く、朝5時半には目が覚めてしまいました。こんな睡眠で大丈夫だろうか、と不安もありましたが、何とか1日、さほどの眠気もないまま仕事を終えました。睡眠は貯金できないと聞きますが、このような実例に遭遇すると、寝正月ならぬ寝連休でそれなりに睡眠が補充されて満足していたのではなかろうかとも思います。実際には睡眠不足で気分が高揚し、一見大丈夫なように感じているだけかもしれませんが、今夜は念のため早めに寝ようと考えているので、確かに睡眠不足なら、きっとあっさり眠りにつくことができることでしょう。
 体調に関しては、後は黄砂対策ですね。今朝から空が晴れている割に遠くの山が霞んで見えて、ああ飛んできているんだな、と意識させられましたが、もっとひどくなると風邪を引いたみたいに鼻や喉がやられますので、重々注意が必要になります。全く面倒な自然現象ですが、中国政府の水・河川管理や農業・農地管理といった政策の失敗な部分もあるようですから、単純に自然現象だからしょうがない、と諦めて良い話ではなかろうと思います。ましてや黄砂に発がん性のあるPM2.5が付着して飛んで来るのは中国の環境政策のずさんさによるもの以外何者でもないですから、黄砂の迷惑を被っている我々としては、もっと声を上げて行かねばならないでしょう。もっとも、黄砂の進路上にある中国の都市などは漫画みたいな砂嵐に遭遇した有様になっているようですから、中国自身が本気になって環境対策や砂漠化抑制策に注力しても良さそうなものなのです。ましてやその被害地域に首都北京が含まれているのですから、何故に中国政府が手をこまねいているのか、不思議でなりません。誰も住まないゴーストタウンな高層ビル街を建設するゆとりがあるなら、砂漠抑制・緑化政策にお金と労力を注ぎ込めば良かろうと思います。

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連休最後の日は、サボテンを眺めて贅沢に時間を過ごしました。

2017-05-07 21:42:00 | サボテン
 今朝の最低気温は、14.5℃、最高気温は24.7℃でした。昨日とは打って変わって、朝からよく晴れた清々しい一日になりました。今週は比較的曇りや雨が多そうですので、今日のような洗濯・布団干し日和の休日は貴重です。
 
 さて、ゴールデンウィークも今日で終わりですので、最後の休日はまったりとサボテンを観て過ごしました。

 まずは昨日購入してきた「新顔」2鉢です。

右の大きいのがスルコレブチア属のメントーサ、左下の小さいのがギムノカクタス属の紅花黒槍丸です。メントーサは濃い緑の肌に赤い小さな棘をびっしりまとう中々に優雅な姿をしていますが、これはスルコレブチアらしくなく、柱サボテンのように伸び上がって、その上で頭が2つに分かれています。成長していったらどうなるか、少し心配ではありますが、群生して大きくなって行けばこういうことも珍しくなくなるかと思い、買ってきました。黒槍丸は昨日買ってきた時は蕾でしたが、今朝見ると小さな花が咲いていました。株が大きくなってきたら花もそれなりに大きくなりそうです。丈夫な作りやすいサボテンらしいのと、四季咲きで割としょっちゅう花が観られるようなので、先々楽しみです。


 ノトカクタスの吉兆丸がまた花をつけました。今年は一輪一輪少しずつ咲くようです。薄い赤紫の光沢のある花弁が中々に綺麗です。


 アストロフィツム属の碧瑠璃鸞鳳玉も花が咲きました。真ん中だけ少し調子が悪いのか蕾もついていませんが、その分両側がしっかり咲いています。もし種が取れたら、とこの2株で交配をしてみましたが、元々兄弟株ですから、実らせるのはちょっと難しいかも知れません。


 最後に、この間から次々花開くレブチア属の宝山です。ずっとこの花の姿を観たかったので、感慨もひとしおです。今は7株でこの花束を構成していますが、いずれは1株を大きく育て上げ、この花盛りを再現したいものです。
 このところ、ナメクジの毒餌が効いているのか、あれから食害は目立たなくなっていますが、これから暑くなってくるとダニによる被害が出てきがちです。また、日焼けとか夏の乾燥害とか、色々面倒事も増えてきますが、例年花のあと気が抜けてしまうので、それらの被害を防ぐことができませんでした。今年はそんなミスをせぬよう、注意して育てていきたいと考えています。



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雨模様の天気に助けられ、ゆっくりと植物公園でサボテンを堪能しました。

2017-05-06 23:05:27 | サボテン
 今朝の最低気温は、17.4℃、最高気温は24.4℃でした。今日は朝のうちまだ日差しがありましたが、その後どんどん雲が広がり、昼前には時折雨粒が落ちかかり、14時頃には、一時ざっと強めの雨が降るような生憎の空模様でした。
 そんな中ではありましたが、予定通り和歌山県植物公園緑花センターへ、家人を連れて遊びに行きました。
 私の主目的はあくまで当地で行われている和歌山シャボテン倶楽部による品評会と苗の即売会ですが、いつもなら駐車場に入れるのも苦労するほど盛況な公園内が、この天気のおかげか今日に限っては比較的閑散としており、ゆっくり園内を観て回ることができました。
 
 
 例年階段テラス状に作られた花壇が綺麗なところですが、今年は人があまりいないせいか一段と映えて見えるようであり、あたりに濃厚に漂う花の甘い香りもあって、その美しさを堪能できたように思います。




 温室内も人が少ないのでゆっくり写真が撮影できましたが、例年今頃なら果実が付いているのが見えていたバナナの樹が、花こそ終わっている様子ながらあの独特の果実の房がどこにも見えませんでした。
 また、ここは幾つかの温室の1棟を丸々ベゴニアで埋めた専用室があるのですが、その花も例年に比して少ないように見受けられ、全体に生育が遅れているような印象を受けました。





 サボテンの品評会も見ごたえのあるものが多かったですが、特に気になったのがこのアリオカープス属のゴジラという品種です。まあ私が怪獣ゴジラが好きなだけですが、牡丹サボテンと言われる肉厚の葉がバラの花のように重なり合う形をしているサボテンの一種で、その肌合いがゴツゴツといかにもゴジラの表皮そのもののような形をなしている一品です。この属の品種はとにかく生育が遅いのが特徴で、ここまで大きく綺麗に育てるのは、相当に苦労を重ねておられると思います。


 これはマミラリア属の群生ですが、黄色い小さな花が群れ咲いていたので撮影してみました。個人的にマミラリアはあまり好きではないのですが、こういう可愛らしいのが群がっているのは中々に食指をそそります。


 そして、スルコレブチア属クラインジアーナ群生の群れ咲き。2010年に購入したうちのクラインジアーナは、残念ながら2014年に枯らしてしまいましたが、育っていれば、今頃はこの半分くらいの株になっていたかも知れません。花も綺麗ですし何とか生き残らせたかったのですが、ダニにやられて衰弱したのが何とも残念でした。いずれそのうち、改めて手に入れたいと思うサボテンです。




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今日で4,444日目!

2017-05-05 22:00:26 | Weblog
 今朝の最低気温は16℃、最高気温は27.6℃でした。日中は夏を思わせる暑さになり、日差しの下には到底出られませんでしたが、明日は一転天気が崩れ、午後は雨になるのだそうです。少しは涼しい昼間になるといいのですが、蒸し暑くなりそうで少々厄介そうです。

 さて、ブログの記録を見てみましたら、今日、当「かっこうのつれづれ」は、開設から4,444日が経過したのだそうです。投稿数は4,874。ほぼ毎日、1日1投稿を続けて来ましたが、一時小説を連載していた時は、小説と別に日々の徒然をアップしていたので、少し多い目になっています。
 まあしかし、ゾロ目で4が揃うというのはちょっと壮観ですね。年数で言えば12年ちょっとですが、毎度のことながらよくもまあ続けていられるものです。始まりはちょっとした思いつきだったんですが、ここまで続くというのも自分で言うのも何ですが実に不思議な気がします。これも、あまり小難しいことを考えず気ままにその日その日の好き勝手を書き散らした気軽さがあってのことなのでしょうが、内容の無さはともかくとして、もともと年を取ってから読み返して楽しもうという魂胆もあって書き綴っているものですから、ここまで続くとそれなりに自分にとっては価値のあるテキスト集になってきているかもしれません。カテゴリ分けとかもう少しわかりやすく分類しておけばよかったか、と最近は反省したりもするのですが、今更整理もできませんし、これまで通り好き勝手に書き散らしていくことに致しましょう。そのうちに、5千日目や5,555日目が来るかもしれませんし。

 
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凧も畳100枚分以上の面積があると、簡単に人を吊るせるんですね。

2017-05-04 21:22:04 | Weblog
 今朝の最低気温は12.4℃、最高気温は24.4℃でした。朝から昼までは快晴の天気で日向では暑いくらいでしたが、午後は雲が出て日差しが弱まってしまいました。10時頃から布団を干していたのですが、急に風が強くなってきたな、と思ったら西の空から急に雲が湧き、その様子がいかにも怪しげだったので、午後1時には取り込みました。もう1、2時間干していたかったので、少々残念です。

 さて、こちらでは、ちょっと風が強いな、という程度でしたが、神奈川県相模原市で開催された「相模の大凧祭り」では、強風下、揚げられた巨大凧のロープを放しそびれた男性が、凧とともに3m程浮き上がって地面に落下、怪我をするという事故がありました。凧の大きさはおよそ14m四方、重さは1トンにもなる大きなもので、折からの強い風で煽られ一気に上がったのでしょう。その身体が持っていかれる瞬間に手を緩めていれば多分何事もなく助かったのでしょうが、ふわっとなった瞬間思わず握りしめでもしたのでしょうか。
 昔々、「仮面の忍者 赤影」で凧に乗って空中戦を演じる白影さんがいましたが、実際に凧で人があげられるのか、子供の頃、凧揚げが不得意だったせいもあって、少々疑問ではありました。しかし、ハンググライダーの翼面積が大体15平米程度だそうですから、その十数倍もの風を受ける面積があるものなら、人一人くらいは簡単に「白影さん」にできそうです。
 それにしても、3m位で手が離れてまだ運が良かったのかも知れません。これが5mとか10mとか上がっていたら、足の骨折などの大怪我や、場合によっては生命の危険を意識しなければならなかったでしょう。しかも今日のような強い風ですと、風を捕まえた途端凧は一気に上がっていくでしょうから。10m位あっという間だったんではないかと思います。

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一日サボテンとカラオケ三昧で平穏無事に過ごしました。

2017-05-03 22:30:55 | サボテン
 今朝の最低気温は12.9℃、最高気温は23.7℃でした。今日は曇りがちで日差しが弱く、昨日ほど気温は上がりませんでした。まあそれなりに過ごしやすい一日だったので、良かったと思います。
 そんな中、恒例のカラオケ同好会に出席、10曲ほど熱唱してきました。最近は忙しく数カ月ぶりの参加となり、喉が弱って途中声が出なくなるかと焦りましたが、歌を選べば大丈夫だということが判りました。どうやら少なくとも私の声質は、水木一郎とは合うようです。

 さて、そんなわけでニュースも見てないですし、今日もサボテンの観察日記にして終えましょう。今日のように直射日光の弱い日は、撮影には最適なのです。


 この間から咲き始めていた「宝山」が、群れ咲くようになりました。もっともまだ苗が小さいからこの程度で、成熟してくると球体を覆い隠すほど咲くはずなのでその時が楽しみです。
 そして、咲いて初めて気がついたのは、1株だけ花色の少し違うのが混じっていたこと。中央の薄紫色の花をつけているのがそれですが、これは大事にしなければなりません。
 

 鉢が手狭になったのとリスク分散のために別に移植した宝山も咲き始めました。こちらは残念ながら一部の蕾がナメクジにやられ、無残な姿を晒しています。鉢土の上の青い粒は対ナメクジの毒餌です。


 昨年も威圧する如く全周囲に花を咲かせたロビオプシスですが、今年も非常に多くの蕾をつけています。棘座の上についた黒っぽい綿上のミニ団子が蕾です。全ての苗が同じような状態ですので、昨年以上の絢爛豪華な花束状態が今年は見られることでしょう。


 こちらは、昨年咲かなかった白檀の蕾。長い緑の身体の所々に白い毛をまとった黒っぽい先の尖ったのが蕾です。大きなプランターいっぱいになっている白檀のあちこちに同じような蕾がついており、こちらも今までにない群れ咲きがありそうで楽しみいっぱいです。

 サボテンの花は、大抵咲いたらその日で萎れてしまうので、これらの花が休みの日に咲いてくれたいいのですが、もしだめな時は有給休暇を取ってでも鑑賞しなければなりませんね。今からそのつもりで仕事の調整を図ると致しましょう。

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輸入天然ガスを枯渇ガス田に貯蔵する際の障壁が経済性と言うのは判りますが、法というのは判りにくいです。

2017-05-02 22:54:00 | Weblog
 今朝の最低気温は8.4℃、最高気温は24.7℃でした。朝から快晴で放射冷却があったのか朝は結構冷えましたが、昼は一気に上がり、強い日差しは日焼けが心配されるほどでした。明日から5連休が始まりますが、前半はそんな上天気で推移し、後半は天気が崩れてくるそうです。敢えて混雑の中わざわざ出かけようとは思いませんが、例年通り和歌山の植物公園へサボテンを観に行くつもりなので、それは6日頃に行くつもりです。大雨でなければ、ですが。

 さて、政府は、輸入する天然ガスの貯蔵庫として、国内でガスが取れなくなった地下のガス田を利用する計画を立てているとのことです。これが実現すれば、安い時に大量に買い込んで貯めておく買い置きができるようになるそうです。
 例えば新潟県には、ガスが取れない枯渇ガス田が、通常のLNG基地なら758基分に相当する貯蔵能力があり、液化天然ガスを気化して深さ1000メートル以上の地中に貯蔵することになりますが、元が元なので漏れ出すことはないといいます。

 ここまでは技術の問題で、課題は法律と経済性とのこと。経済性の方はある意味わかりやすく、ガス田を貯蔵庫として利用するためにガス圧を一定に保つ必要があって、それを維持するのが大変だったり、新潟県で貯蔵して大消費地の東京までガス化した天然ガスを運ぶ方法といった問題もあります。

 一方わかりにくいのが法律の方で、と言うか私自身が法学が嫌いだから理解しにくいだけなのかもしれませんが、これまで枯渇ガス田での輸入天然ガスの貯蔵については、鉱業法に明確な規定がないというのが問題なのだそうです。
 そこで経産省は、貯蔵ガスを取り出す際に、もともと残っていたガスが混ざることから、これはガスの貯蔵ではなく「ガスの掘削、生産の一環」と位置づけることで、この事を合法化する、という法解釈で、貯蔵できるようにしようとしているのだそうです。
 こんなことでくだくだ悩まねばならない法家とか官僚とかいう人達は馬鹿なんじゃなかろうか、と思ってしまうわけですが、何事も法に基づいて差配せねばならない法治国家たる我が国のこと、例えどれほど馬鹿馬鹿しかろうと、こういうこともやらねばならないというのは、消極的ながら理解できなくもありません。ですが、イチに我が国の燃料安定供給のため、という大義名分がある以上、こねくり回した法解釈などに拘泥すること無く、ガス田に天然ガスを貯蔵する、というする法律を作ってしまえば良いと思うのです。あるいは、省令とか何とかで、法の埒外で勝手気ままに条文をこね回して下々に押し付けるいつもの方法でやれば良いと思うのですが、そのあたりのさじ加減が、私などには理解できません。きっと永遠に理解できないでしょうし、理解したいとも思いませんが、この歯がゆさ加減が政府や官僚の暴走を抑制することにもつながっているのかもしれず、単純にとっととやれ、どんどんやれ、というだけでは駄目なのだろうな、とも思います。

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