奈良市の今朝の最低気温は14.6℃、昼の最高気温は25.9℃、五條市の今朝の最低気温は12.9℃、昼の最高気温は24.2℃でした。昨日からの雨はしつこく一晩中降り続いていたようで、朝になってもなかなか止まず、結局職場の駐車場から歩くときも傘が必要でした。その後程なくしてやっと雨が止んで、晴れ間から日差しが出てきました。翩翻と浮かぶ雲は多いものの、その背景の空はやたら濃い青で、まるで真夏の空の色でしたが、これで天候回復と思いきや、夕方になって急に空が暗くなるような雲が湧き出し、程なくして雷がゴロゴロとうなりだすや、ざあっと雨が降ってきました。ひとしきり強く降ったのはそれほど長くありませんでしたが、今止むか、もう止むか、と待っていてもなかなかしつこく雨が途切れず、帰りも結局駐車場まで傘が必要でした。しかし、昼間の青空といい夕方の夕立といい、その様子はまるで8月後半のようでしたが、まさか本当にこれで夏になったりしないかと少しばかり戦いています。明日こそきれいに晴れるようですが、あまり暑くならないことを祈りたいです。
さて、今まで小さくて暗すぎたため見えてなかった土星の衛星が65個見つかり、95個見つかっている木星を抜いて、145個と太陽系で一番衛星が多い惑星になったとのことです。新しく見つかった衛星は、最小で直径2.5キロで、いずれも傾いた楕円軌道を描く不規則衛星というカテゴリーのもので、大昔に別の場所で生まれて飛んできたものが土星の引力に捕まったり、天体同士の衝突で発生した破片だったりする可能性があるとのこと。あまりに小さく暗いので1回の露光では捉えきれず、断続的に撮影した画像を重ね合わせてようやく見出したのだそうです。16億キロ以上遥か彼方の土星を巡る直径2.5キロの物体を捉えられるということ自体相当すごいことだと感じるのですが、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で土星を観てから400年、当時は惑星と輪が一緒くたになってぼんやりとした紡錘形にしか視えなかったそうですが、ヒトの営みはついにこのレベルにまで進化したのかと思うと感慨もひとしおです。しかし、この土星を象徴する輪も、1億年ほどの間に輪を構成する氷の粒が惑星に落ちていって消えて無くなるのだとか。多分衛星も軌道が不安定になれば土星本体に落ちて失せるものも出てくるのだろうと思いますが、ヒトがそこまでたどり着けるまでは輪も衛星も残っていてほしいものだと思います。