鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

子ども議会

2010年08月10日 02時24分53秒 | Weblog
1週間ほど空きましたが、その間、視察を含めていろいろ活動していました。
昨日は、午前中にご意見をお聞きし、午後からは4年ぶりに開かれた子ども議会の様子を傍聴、夜は地域医療を応援する会の話し合いに出席していました。

さて子ども議会ですが、参加していた小学校と中学校の代表の生徒さんたちは、それぞれのグループのテーマに対してがんばって取り組んでいたんだろうなということが、執行部に対する質問などから見えました。
また、参加の子どもたちの中で女の子たちが半数以上を占めていたことは、男女共同参画の面からの配慮があるかもしれませんが、この子たちが被選挙権を持つ頃に、今のように市政をよくすることを意識して、市議への道を歩くことになればよいと思っていました。

質問は一括質問、答弁も一括答弁だったので、一問一答方式を採用している鈴鹿市議会とは違いがありました。この点は、教育委員会が主導で開催していたとはいえ、実際の鈴鹿市議会の方式を採用するべきだったのではないかと思います。
また、今回の子ども議会は市議会での一般質問の形式でしたが、全部の質問が終わってからの議長役の生徒さんの言葉に「討論を終わります」という表現があり、この辺りも教育委員会のシナリオや、実際の議会について子どもたちにビデオを見せるなどしていたのかと疑問を持ちました。

その他に気になったことは、まず質問をしていた子どもたちのグループについて、執行部への質問をした後、執行部からの答弁の時にずっと立たされていたことです(写真参照)。。
たしかに、大人への質問ということなので、教育委員会としては目上に対する礼儀の面からそうしていたのかもしれませんが、質問よりも答弁が長かったことから考えると、執行部が子ども議会だからと上から目線で対応していたように感じました。
次に、子どもたちの質問について、子どもたちの発意があったのだとは思いますが、どことなく行政側が答えたいと思う内容に質問が導かれていたように感じました。

6グループの中には、政策提案の形の質問を織り交ぜたところもあり、そのグループについてはよいなと素直に思いました。しかし、執行部側の答弁は、本会議での答弁と同じく的を射ない答弁が出ており、執行部の答弁の姿勢に疑問を持ちました。
ちなみに、ほとんどの質問に対して答弁時間が超過しており、実際の議会ではありえない議事進行になっていました。このことからも、先に書いていますが、今回の子ども議会については、行政に都合がよいようになっていたのではないかと感じる要因の一つです。

ともかく、せっかくこのような取り組みをするのであれば、教育委員会のほうで実際の市議会の様子を学校の教育現場にとりいれてよいのではないかと思います。
コメント
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