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鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

熱中症

2010年08月17日 14時32分34秒 | Weblog
今年は熱中症になってしまう方が多く、亡くなられている方も多いので、非常に厳しい季節になっていることを実感します。すずふぇすの際も熱中症で救急搬送があったなどの話や、屋外で運動していて熱中症ぎみになっている子どもたちを見たりしてそのことを強く感じます。

先日、室内で高齢者の方が熱中症で亡くなられた事例があり、生活保護が受けられていなかったということが、今朝のワイドショー番組で取り上げられていました。亡くなられた方にはご冥福をお祈りしたいと思いますが、番組で述べられていたコメントについては、違和感というか、表面的な話になってはいないかと思いました。

コメンテーターが言うように、たしかにクーラーがあれば防げたかもしれませんが、それをもって個別にクーラーの補助などをするべきだというような意見は、すこし短絡的ではないかと思います。それよりも前に考えることを整理したほうが、別の部分での効果も出てくるのではないかと思います。

先だって、日中ですが近所の海岸に行くことがありました。非常に暑い日でしたが、地域の方も海岸にいらっしゃいました。話をすると、暑い屋内にいるのであれば、浜風の吹くところにいるほうが涼しいからとのことでした。
つまり、自然の力を利用する涼み方もできるわけです。また、このように海岸に出てくると、同じような目的の方々や、釣りや投網をする人たちと交流もできるわけで、単純に涼む以上のものがあるのではないでしょうか。

そのようなことを考えると、個別に冷房について補助を出すことは否定しませんが、生活保護などの支援が必要な方々が集まる施設を設定し冷房などの対応をするほうが、そのように支援を必要とする方々のコミュニケーションの場としても、また社会的コストの低減の面からも意義のある方向になるのではと考えます。

風の通らない室内で寝ていては、体調の不安のない人でも、熱中症で動けなくなる可能性が高いと思います。だからこそ、社会として支援するスタイルについて、個別にではなく、若干の移動は必要とするものの、周囲の社会と触れる形にしてはどうかと思います。
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