少し前に、国会でのやり取りについて“田舎プロレスみたい”というような言い方が、ほんの少し話題になったように思います。この言い方、個人的にちょっと気になった部分がありますが、ちょっと補足する形でこのブログを。
たしかに、真剣勝負という形では、真剣勝負ということも大切なことはわかります。しかし、プロレスにもいろいろな形はあり、そこで活動する人たちは、プロレスを楽しむ人たちと一緒に、その場を盛りあげようとしている意味で、皆さん真剣に取り組んでいると思います。その部分をどうとるか、そこがポイントなのだろうと思います。
すべてがシナリオがあって動いているわけではないと思います。しかし、事前にやり取りがあっても、本当に真剣に取り組んでいるのであれば、それは人の気持ちを動かす勝負になるのではないでしょうか。
なぜなら、やり取りがわかりやすいことは、見ている人にとっても重要だからです。ですが、真剣勝負にこだわりすぎると、その状況がよくわからない人からすると、互いに動かない状況であったり、地味すぎてよくわからない状況になるのではないでしょうか。その価値がわかる人が多ければそれでいいでしょうが、そういう人ばかりではないと思います。
そう考えれば、プロレス的なやり取りを全否定するのはどうかということが出てくると思います。