今日やっと選挙公報が新聞折り込みされました。2015年の統一地方選挙後の一般質問で「選挙公報について」を取りあげています。自分でいま見直すと、結論の部分が尻切れトンボになっているので、選挙終了後に修正しなければと反省です。
あらためて、16日に告示、17日から期日前投票が始まっているのに、選挙公報の折り込みが20日の朝刊というのは、23日の投票日だけを考えればそれでもよいのでしょうが、さすがに時代にあっていなさすぎ思います。
さて、この選挙公報については、内容も前時代的になっているのではと、今朝の折り込み分を出かける前に見ていて感じました。内容については、それぞれの特徴があってよいと思うのですが、予算が必要となる公約がいくつも散見され、それらうちには相当に財源が必要と考えられるものがあっても、財源確保の方策に触れられているものはなく、そういう部分で、人口も経済も右肩上がりのころの名残なのだろうと感じました。
実現には億単位の財源が必要と考えられるのに、財源確保の考えに触れられていなかったり、財源確保の考えが現実的でなければ、その公約は一体だれのためのものなのかと考えます。
財政に関連して、白子中学校の改修は公共施設個別施設計画の考えに沿って、長寿命化改修が選択されているのですが、私自身は質問の聞き取りだけでなく幾度も、白子中学校は白子駅そばの学校であるし、人口減少が緩やかなことも想定される地域であり、市外からの転居者も含めて考えると、改築(立て直し)として投資をして良い学校と考えることを話していました。しかし、市は約40億以上かかると試算される改築ではなく、その半分強で実施可能と判断した長寿命化を選択したものです。
財源の考えは部分の問題でなく全体から考えるものです。それは行政だけでなく、議会・議員も同じだと自分は考えます。
財源についても覚悟と考え、そして責任を持ち政策提案に臨むのが議員と、自分は考えます。
そういう視点で選挙公報を見ると、がんばらなければいけないことがたくさんあると考えます。