伝統というものは次世代に継承すべきものもあれば正直、継承すべきでないものも存在する。
しかし、仕事柄建築というものに携わっているが、そのほとんどの伝統は継承すべきと常々
感じているところ。。。
県の「伝統的民家保存活用推進員」でもある土花吉が1ケ月ほど前から完全ボランティアで
とある古民家の現場調査から書類の作成、推薦文の作成に申請手続きと県の担当課と折衝の末、
やっとの思いで「ふくいの伝統的民家 認定証書」を頂くことに。
(地元伝統 越前和紙の認定証書)
因みに、地元TRGは戦災のため「伝統的建築物」は非常に少ないとされる。
この民家も一見、外観上は見落としがちではあるものの「よくよく観察すると」のレベル。
たまたま土花吉が幼少の頃、お付き合いがあり、今では年老いた御婆ちゃんが住むこの古民家を訪れ
重要文化財とは違い、認定を受けてもデメリットは無い旨を説明しご理解頂いた結果、進めたこと。
いくつかの補助金制度も存在し、今後建物を修繕する場合は少なからず、それが助けとなる。
今でも2階へは階段箪笥をギシギシ鳴らしながら上り、
タイル貼りの流しがある土間には、まな板を包丁で叩く音が微かに響き渡る。。。