アラジンを触るのは10年近く前のク〇暑い夏以来(ブルーフレーム×2)。。。
とは言いつつ、ヴィンテージアラジンではなく現行型の39型なんですが・・・。
仕事の打ち合わせで伺った歯科医、Dr.Sからの依頼でご自宅で使っていた現行型アラジン39型の修理依頼。
何でも芯の上げ下げに支障が出だしたので新しい替え芯(純正の16LPではないらしい)に交換しても、暫くしたら
又、症状が出だし挙句には全く動かなくなった・・・とのこと。早速、トレイ内の埃を掃除してから触り出す。
先ずは内炎板と芯外筒を外しタールやカーボンを取り除く作業。
本体側では外炎板の同じくタールやカーボンの清掃を施し、それぞれを組み直してみる。
な~んか、この交換したての芯の分厚さが気になるところ・・・。一旦、着火しブルーフレームを確認するも
あまり美しくもない。暫くして消火して再度、芯を上げようとするも固くて上がらない状態。
元々、少し感触が変なダイヤルクラッチを操作し、上げようとするもダメ。ってことで、交換したての芯を外しに掛かる。
何か一部にホツレがありますねぃ・・・。下部のハカマのところも荒い造りだし・・・。
ん・・・。芯自体の厚さも厚いし、あまり良い造りの社外品ではないみたいで、いくら綿芯とは言え、せめて
日本産「三信製織㈱」のヤツの方が断然、アラジン純正16LPに近いと思う・・・。
ってことで、手持ちの着火テストのみ使用のアラジン純正16LPと交換することに。
再度、組み込みをし39型特有のクラッチ操作や芯送りを施す。
クラッチ操作が終わったところで、直ぐに着火?とは行かず、新しい芯に灯油が浸み込むのを暫く待つ必要がある。
灯油が浸み込んでいない芯に着火してしまうと綿芯故、芯を痛めてしまう。
焦らず、暫くすると芯自体の色も変わって来るので、ここで初めて着火。
ダイヤル操作での消火や、耐震自動消火の操作を何度か繰り返し行い作業は終了。
この39型のダイヤルクラッチ構造がイマイチで、こんなもんかと思いつつも一応は直ったみたなアラジン39型。
美しい炎のブルーフレームも問題ないみたいで、後は土花亭で暫く様子をみて後日、仕事で伺う時にでも納品しますかねぃ。
あっ!そうそう、この39型はチムニー上部にハニカムセラミックの触媒付きタイプでリング形状も違うヤツで初めて現物を拝見。
これって遠赤外線とかで赤くなるのかと上面板を外して実験してみたところ、ならなかったですねぃ。
やはり、反応の前後で変化しないもの、正しく触媒なんですかねぃ・・・。
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