歴史は繰り返すとは申しますが、ホンダも一昔以上前のドゥカティの失敗を観て来た筈が同じ失敗を継続している。
2006年、最高峰クラスに上がったストーナーのLCR・ホンダでの走りを観た時、「これはただ者ではない」とこの場でも書き
翌2007年にドゥカティ・ワークスに移籍した折には「絶対、離すべきではない」とも書いたと記憶する。
しかし、その逸材才能にドゥカティは頼り過ぎ、他のライダーの意見も聞かず「ストーナーしか乗りこなせないドゥカティ機」を
造ってしまう。2009年にはチャンピオンライダーのヘイデンが加わるもヘイデンですら勝てないストーナーバージョン・ドゥカティ機。
2011年にストーナーがドゥカティを離れ、かのロッシが入った頃のドゥカティ機は特に最悪の状態となる。(土花吉にとっても悪夢の2年間)
チャンピオンランダーの二人(ロッシ&ヘイデン)を持ってしても真面に走れないのである。それを見直し、考えを改めたドゥカティは
ロッシが抜けた後に復活するまで8年以上の歳月を要している。
そのドゥカティの失敗を脇で観ていたにも関わらず、ホンダは全く同じミスを犯すどころかそれ以上の失敗をする。
マルケスが最高峰に上がった2013年にも全く同じく、「これはただ者ではない」とこの場で書いた土花吉。
最初の頃のマルケスのこの場での評価は高かったものの、ロッシと揉めだした頃から評価を見直すようになる。
それに加え、チームメイト(ペドロサ)に対する嘘の情報やチームに対して自分のみが有利になるような働きかけ等を
耳にするようになりアンチと化す。(このことについてはマルケス本人も後年、認めそれは当たり前のことと言い切る)
今季、前半戦の成績といえば今更言うこともない散々な成績のホンダ。
4人のライダー中、3人もの入院治療や未だにマルケスを優遇するチーム体制。今季、唯一優勝したサテライトホンダのリンスにすら
マルケスの圧力によるものなのか、最新のものを与えなかったホンダ。そのリンスが最近、無事に手術も成功し退院した折、
「ホンダは皆が言うほど悪くはない」と鈴木で苦労した分考え方が違う。
正直、マルケスは今更ではあるがマシン開発には向いていないと判断する。今のKTMの躍進をみても昔、ホンダ・ワークスライダーであった
ペドロサのマシン開発力に依るものが大きい。先ほどのリンス然り、2017年に最高峰に上がり、鈴木で6年間かけて優勝できる
マシンを造ってきた実績がある。ホンダについてはペドロサを離してしまった経験を踏まえ、リンスを手離すべきではないし
そろそろ、マルケス離れを考えなくては手遅れになってしまう恐れがある。(ここに来て、ヤマハがリンスと接触しているらしいが)
まぁ~、どちらにしても、マルケスが犯した罪のせいもありもし、ホンダを離脱したとしても受け入れるチームがあるかどうかは
怪しいところで「罪と罰」が考えられる。
そして、ここに来て「ドルナ」が興行優先であらぬ事を打ち出して来そうな雰囲気。シーズン途中での「コンセンション」である。
そんなものは今季、ほおっておいても来期、ホンダとヤマハは受けれる筈?ではなく、悲しいかな?ホンダはリンスが1勝している
関係で受けられない。それで、ドルナも色々と考えているということですね。。。