相当、乗ってなかった916を夕方、ガレージから引っ張りだし海岸線を駆ける。
地元TRG半島に新たに最近開通した「鷲崎トンネル」を駆けてみる。
因みに、このトンネルの正式名は「原子力防災トンネル鷲崎」だった筈。
まっ、色々と言いたいこともあるのですが、土花吉ごときが言ったところで・・・。
そんな、気分を入れ替えてトンネルを出て暫くしたところで引返し、海開き前の水晶浜へ。
到着して間もなく、見慣れない青いビキニのイタリア娘が流ちょうな日本語で土花吉に話かけて来る。
「ちょっといいですか?」 (正直、ビキニ姿を至近距離で見るのは久しく、目のやり場に困る・・・)
「私の彼がDUCATIのことが大好きで、写真を撮らせて欲しいのですが宜しいですか?」
あっ、いいですよ。(土花吉)
するとイタリア娘、近くに停めてある車の中で、こちらを見ながら少しモジモジしていた彼(ブラジル人)に
ポルトガル語か何かで何やらコソコソ。そして、二人して土花吉のところまで歩み寄って来る。(デカっ!)
ニヤニヤ嬉しそうな彼(ブラジル人)。いきなり916に跨る彼(ブラジル人)
(って、おひっ!誰がその砂が付いたビチョビチョの海パンで跨ってええよって言うた!このボケっ!)
って、心の中で叫ぶ・・・。
そんな土花吉の叫びを上回る、今度は彼(ブラジル人)の叫び「oh!SENNA!」(はぁ---?セナ?)
(今、セとナの間に小さい「ン」が入ってたけど、確かにセナって言ったけど?・・・)
(YouはDUCATIが好きなのかSENNAが好きなのかどっちなのよ!)って、心の中で叫ぶ。
すると今度は、Gタンクに頬ずりしだす彼(ブラジル人)。そして、小さな声でまたもやの「oh・・・SENNA・・・」。
次はサングラスを外し、遠く水平線を眺めながら、またもやの小さな「oh・・・SENNA・・・」。
(って、泣いてるやん!彼(ブラジル人)。。。どしたん?)って、心の中でつぶやく・・・。
満足したのか、バイクから下りると「センナ?知ってますか?」(喋れるんかい!)
知ってますよ。セナとは同じ年で誕生日も同じなんで。。。(ポルトガル語か何かで通訳のイタリア娘)
すると、感情が高ぶったのか、いきなり握手してくる彼(ブラジル人)。(手ぇ~デカっ!)
感激したのかサングラスの奥の目が何故かウルウルの彼(ブラジル人)。
このままだとハグされそうな危険を感じる土花吉(日本人)。
何とか、この場を落ち着かせようとする土花吉(日本人)。
横で楽しいそうに見守る、青いビキニの面積が小さ過ぎるイタリア娘(イタリアと日本のハーフ)って、ハーフかい!
どうもイタリア娘の説明では、彼はセナとも縁がある916が大好きなようで、他のDUCATIはどうでも
いいらしい。。。(ええんかい!)
そんな、色々とハプニングがあった、梅雨の晴れ間の水晶浜。
別れ際に、彼(ブラジル人)ともう一度握手した後、写真を一枚だけ撮って帰還。
今度、ここに来れるのは夏が終わった後。。。