ある夜、夕食を終えた頃に急に停電状態に陥る土花亭。。。
しかし、斜め前の自販機を観ると電気が点いている・・・。「えっ?」と分電盤を観ると漏電ブレーカーが
落ちている。慌ててしまって漏電ブレーカーを上げるも直ぐに遮断。(当然ですが)
冷静になり各回路のブレーカーを落とし、一つずつ上げて行くと、とある回路で漏電ブレーカーが落ちる。
もう一度、同じことを繰り返すと今度は違う回路で落ちる。こりゃ~土花吉の手には負えないと判断し、
いつも現場や図面で無理を聞いてくれる電気工事屋にヘルプ電話を入れる。すると「今から伺います」と頼もしい対応。
間もなく到着で、懐中電灯で照らしながら先ずは分電盤のチェック。テスターで測りまくりで一つの回路に辿り着く。
ここからが大変で何処で漏電をしているか二人して、小雨降る暗い中をテスター片手に先ずは疑わしい外部から点検。
すると、ある外部の防水コンセントに辿り着く。何度かテストをして9割方、ここであろうと判断しコンセント部分を取り外す。
電線ケーブル自体は問題なく、コンセント本体の内部に問題があると結論。確かにコンセント本体を外すと漏電ブレーカは落ちない。
明くる日、明るくなったところで修理に取り掛かる自己責任の土花吉(無資格者)。
因みに問題があるであろうコンセント本体がコレ。
アース線端子の緑青錆は仕方ないとして、少し気になるのはパッキン部の下半分のカビの状態。
外壁側もこんな状態でガルバリウム鋼板が下半分、赤錆が出ている。ってことは長年、コンセント内部の下半分が常に水気を
帯びていたことになる。しかし、築30数年であれば、この程度は仕方ないことだし、写真でも分かる通り
結線部の穴は健全のように観え未だ半信半疑状態。
因みに外した時には日中の雨にも関わらず水気は全く帯びていなかった。
とは言っても、コンセント本体に問題があることは間違いない訳で、新しいコンセントを付け替える前に先ずは外壁の
ガルバリウム鋼板の錆びた部分に「錆転換剤」を2.3回重ね塗りを施す。
赤錆から黒錆に転換したところで、新しい一ランク上の防水型コンセントを取り付け。今までのモノとは違い、防水処理に
結構、気を使ってある造りで、この状態でも一応は防水機能は果たされているよう。
廻りを変成シリコーンでシーリング。但し、下部の水抜き穴部分はシーリングはしないでおく。
前回は完全シーリング状態だったため、水が入った時に抜け道が無かったのがあまり好ましくないと判断。
最も、外す折にはシーリングは全て完全に破断してしまっていたのですが・・・。
そして、カバーを嵌め込み取り付け作業は完了。漏電ブレーカーも落ちないし、これで大丈夫だとは思うのですが・・・。
んでっ?これで終わらないのが分解系・土花吉。(笑)
元の着いてたコンセントは当然、処分してしまうのですがその漏電原因を探るべく、分解は出来ない構造故ハンマーで
叩き割って調べることに。「んっ?・・・」「えっ?・・・」
上の写真で分かります?。ハンマーで割って行く過程で内部に無い筈のもの?居ない筈のもの?が・・・。
直ぐに分かりましたよ今回の漏電の原因が・・・ムカデですわ!。
中から出て来たのは感電死した黒焦げのムカデ。
エアコンの室外機や温水器なんかの漏電原因がムカデだったという話は聞いたことがあるのですが、
この狭いコンセントの中に?どうやって?差し込み口から?
まぁ~、本体の内部から出て来たので間違いはないのですが、まさかこれが原因とは・・・。
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