ここ十数年で販売台数が10倍以上にも拡大したと言われる「ランボルギーニ」。
丁度、15年前の販売台数が300台未満だったものが昨年には3200台以上を販売されたという。
では「フェラーリ」は。。。
当然、販売台数となるとランボルギーニの軽く倍以上の台数を誇るわけですが、面白い話が2年とちょい前の
世界のメディアを集め、当時の「モンテゼーモロ会長」が発した言葉。
「中華圏で年に500台も売れては独創的な存在ではなくなってしまう。なので中華圏への出荷を制限する。」
との強気の発言。当時、我々フェラーリは別に売れなくても良いとでも言いたげな発言に世界は驚く。
最も、中華圏に対しての特別な一種、差別的な発言にもとれるが実際、希少性を重んずるフェラーリにとっては
中華圏市場を警戒しての発言と思われる。フェラーリは売りたくない市場には売らないし、価格も好き勝手な?
値上げを今まで行っている。そして、以前から言われる、「フェラーリは500台の受注が見込めても、
わざと500台は造らず499台に留める」ってな話も実際にあるようである。
では、その強気のフェラーリをもし購入するとしたら、どのような道筋を辿るのか「空想購入」へ。
先ず、お近くの「コーンズ・モータース」に行き、「488GTB(PU:V6ターボ)でも1台」と購入意思を伝える。
基本3,000万円ちょいのベース車両を元にセールスマンとディスプレイ上で外装の仕様や内装の仕様、
ありとあらゆる部分まで自分の好みを注文する。フェラーリはあくまでも受注生産であって多分、
全く同じ仕様のフェラーリは世界に2台と存在しない。
そんな自分仕様にした488GTBは4,000万円に跳ね上がる。(やはり、カーボン製のフロントウィングと
リアのディフュ-ザーが高くついたのかも知れないが、ここで値引きなどと言う言葉は禁句・・・)
そして、約10%に当る手付金として400万円を支払う。(メルセデスであればCクラス1台分)
入金が確認出来た段階でイタリア・マラネロに正式にオーダーが掛かる。
(これで、フェラーリオーナーに一歩足を踏み入れることとなる)
納期は約半年。愛車を待つ半年もの間もフェラーリは楽しませてくれる。注文後しばらくすると
「ウエルカムレター」が届く。(まるで恋い焦がれた彼女からのラブレターのように)
そして、フェラーリの世界観を伝える「ウェルカムキット」なるものも届き、「マイフェラーリ」に登録。
すると、組立ライン上で製造中の我が「488GTB」が写った写真が送られて来る。
やがて数か月、「そろそろ、マラネロで完成した頃かなぁ・・・」な~んて思っていると今度は何と
注文した488GTBと全く同じ仕様のミニカーが送られて来る。(暫くはこのミニカーで我慢し、指折り納車日を待つ)
注文して5ケ月が過ぎた頃、船便で日本に到着。残金の3,600万円を支払い後は納車整備を待つのみ。
やがて納車の日。セールスから色々な説明を受け、キーを受け取り目出度くフェラーリオーナーとなる。
始めてのステアリングを握り、走りながらこんなことも独り言で言う。。。
「フェラーリって7年間定期メンテナンス無料なんだ・・・」
「オイル交換も無料・・・」「オマケにコンデションチェックも・・・」
「へぇ~・・・」
「しかし、任意保険(車両保険付き)のお金どうしよう・・・ゴールド免許でもさっき80万円って言ってたっけ・・・」
くれぐれも、任意保険のお金も予算に入れて置くようにねっ。一応、100万円ぐらい予備費として。。。
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