この二人の戦いに水をさすのは「雨」なのか「#93」なのか・・・。
いやっ、そのどちらも一緒にやって来る。。。ドライレースが宣言されたウォーミングラップ中に雨が降り出し、
全ライダーが一気にピットに入りレインタイヤ仕様のマシンに乗り換えピット出口は大混乱。
これでは安全なスタートは切れないと判断し、赤旗でピット出口を閉鎖する。
(この場合、グリッドに1台でも並んでいればスタートは切られたであろうが、これは賢明な判断と言える)
仕切り直しのレインレース宣言でのスタート。ホルヘはスタートを決め続いてマルケス、少し遅れてロッシ。
この日のロッシは水を得た魚のように序盤から挽回に出る。マルケスを抜きトップのホルヘも抜き去りトップへ。
抜かれたホルヘの様子がどうもおかしい、ズルズルと遅れをとる。
(レース後の彼のヘルメットのシールドは何故か曇っていた・・・)
暫くすると、いつものように折角上位グループに居たジャックが又もやらかす・・・。
そして、ロッシを追随していたマルケスもやらかす。
ド肝を抜いたのが、モミアゲ伸ばした大きな野良犬「ダニーロ」。(ドビ曰くダニーロは野良犬)
昨年型のドゥカティGP14でドビのGP15を蹴散らす。異様に遅いコーナー手前でのブレーキング。
終盤、トップ争いを演じるのではと思うくらいの勢いで他を圧倒する。
しかし、そこは流石のロッシ。。。何をしでかすか分らない野良犬に接近されたとみるや、一定の距離をキープし
不得意とされたシルバーストーンで自身初の表彰台の真ん中に立つ。
トリコローレが3枚掲げられ流れるイタリア国歌。
次戦はこの3人の地元イタリアサンマリノ。負けるわけにはいかない野良犬に肩を抱かれたブルドック。
尚、次戦ミザノは9月13日(日)が決勝です。
1 | Valentino Rossi | Yamaha | 236p |
2 | Jorge Lorenzo | Yamaha | 224p |
3 | Marc Marquez | Honda | 159p |
4 | Andrea Iannone | Ducati | 150p |
5 | Andrea Dovizioso | Ducati | 120p |
6 | Bradley Smith | Yamaha | 115p |
7 | Dani Pedrosa | Honda | 102p |
8 | Danilo Petrucci | Ducati | 83p |