昨日は強風を伴った強い雨が降りしきり遠くの山も霞む中、河和田へ車を走らす。
実は河和田にある時計屋さんに、古い小さな置時計の部品を譲って頂くためなのですが
久しぶりの河和田、他にも色々と体験。。。
気さくな店主ご夫婦との会話も楽しく、時計修理の裏技も教えて頂いた上、目的の小さな小さな
部品が無事入手できたところで、今まで幾度となく訪れたことのある「うるしの里会館」で食事が
出来ることを初めて知る。
「碗々ランチ:¥700-」
メインのハンバーグ定食にバイキングが付いてこのお値段。
食事をしながらの、お店の方との会話も楽しい。。。
そして、初体験は「山うに」。ここ河和田に伝わる薬味で、ユズとトウガラシなどをすったもの。
たくあんの隅に赤く発色するのがそれなのですが、これが実に美味しい。
大満足のランチタイムの後、会館脇のうるし実演見学コーナーへ。(ここも初めて知る)
悪天候のため、訪れる見学者も他になく色々とお話を伺うことが出来たり。
そして、そこで何と「沈金師」の方から「やってみますか?」のお声。
綺麗に漆を塗られた盆に、貴重な鑿を貸して頂き彫らせてもらう。当然、難しい・・・。
沈金師の方がよく「私たちは漆に傷をつけるのが仕事」とは言いますが、私のそれは
正に「傷」。傷以外、何でもなく綺麗な漆に鑿を当てる行為そのもに先ず気が引けて、
思うように彫れない・・・。
上の何だか訳の分らない沈金が私で、下の笹は僅か数十秒で沈金師の方が施した沈金。
普段、完成されたものしか見れない私たちの、目の前で施される伝統工芸技術。
素晴らしいの一言。
そんな、昨日は色んな初体験が出来た「うるしの里:河和田」。。。