今年のGWに訪れた「北前船船主集落」にある「中村家住宅」。(GW唯一の/中村家住宅)
初めて訪れたのが8年前。(冬の晴れ間の日本海/中村家住宅)
当時の記事にも書いた通り、3階の望楼については立ち入ることが出来なかったのですが、土花吉も所属する
建築士会の研修で立ち入ることが出来るという幸運に恵まれる。って言うか、土花吉が相当推した経緯もある。
研修としてはメジャーな「右近家」の方との2ケ所の研修なのですが正直、土花吉としては「右近家」は眼中にない。
先ずは「右近家」を案内されるのですが、どうも昔から金持ち自慢主義というか、そこまで自慢するのであれば
入館料くらい無料にしたら?と常々思っている次第。(保険会社で儲けているのですから・・・)
展示されている古い振袖だけ観て、次の「中村家」へそそくさと歩く。
個人的な目的はこの3階望楼のみ。
入館すると重要文化財である方の「中村家」の見学者を迎える姿勢の違いというか、建築学的には「右近家」とは
雲泥の差がある。
いよいよ未踏の場、3階望楼へ至る階段をいよいよ上る。
望楼へ一度に入れる人数は積載荷重500kgまでという想定なのか6~7人程度。
時間制限もあり、あまり撮影も出来ず望楼から観える屋根の鬼瓦を眺めたり・・・。
その昔は住宅の前の道を挟み、蔵が建ち並ぶ辺りまで海だった言われ、その蔵群が海からの潮風を防ぐ意味で
建っていたことが望楼から眺めているとよく分かる。
ものの数分で望楼から下り、改めて座敷廻りの縁側を観てみると、過去2回の見学でも気付かなかった雨戸の
戸袋の小さな屋根の凝った造りに関心。
「右近家」とは違い、この「中村家」については未だまだ観るべきところがあるようですねぃ。良い建物です。
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