一般人がこの世から去ったならば、それはその人物の「功績」のみを称え懐かしめば良い。
ただ、それが公人であったり政治家であれば話は別で、「功罪」を冷静かつ正確に振り返るべきと思う。
異常なまでの「功績」のみを取り上げるマスコミ。相対する「罪過」についてはあまり触れようとはしない。
それが故人や遺族に対する哀悼の意と言われればそれまでではあるが、それは違う。
悲しいかな公人というものは歴史上に良くも悪くも名が残り、没後も幾度となくその「功罪」を検証される運命にある。
私は今回の「国葬」の発表について、別に反対も賛成もしない。
増してや、朝日や共産党や辻、橋、もと両氏の考えとも合わない。
ただ、首相の「暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示す」というのは意味不明で、
国民に対して理解を求めるのであれば、他の言い方もあるだろうにと思う。
ここで使われた「暴力」という言葉と「民主主義」という言葉は多分、今回の容疑者にとって一番、響かない言葉だと思う。
色んな意味での「暴力」がまかり通るこの世の中を、「民主主義」国家だと言い張る政治家たちは改めるどころか利権として
利用してきた経緯があり、今現在もそれは継続されているという現実。
戦後民主主義のことを思えば、この国の民主主義とやらはたかが70数年の歴史しかなく未だ発展途上にある。
まだまだ、あなたたち政治家には改めなくてはいけないことが沢山あるのです。
今回の事件についても、決して故人を美化などする暇などないはずで、冷静に何を改め何を保持すべきか考えて頂きたい。
議会中に居眠りをしたり、歳費とは別の公費(文書通信交通滞在費)を好き勝手に使い
挙句には未成年者を買春したりで、新人議員がよく言う「これから勉強してゆきます」ではなく「勉強してから」
立候補して頂き、即戦力で国民のためになる法案をつくり成立に向けて公僕を使いこなし働いて欲しいのです。
何故なら、あなたたちは立法を主たる職務とする機関に所属する者なのです。ただ、それだけなのです。
「センセ」でも「先生」でもないのです。。。
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