焼鳥ダイニング とりぢゅう

先週は、瀬戸内海に浮かぶアートの島 直島をはじめ、小豆島、高松、倉敷などをゆったりと時間をかけて巡ってきました。旅の模様は改めて紹介したいと思いますが、合計1,200枚も写真を撮ってきましたので整理に時間がかかりそうです (^-^)ゞ

（写真は直島のシンボル的存在、草間彌生さんの『赤かぼちゃ』。直島の玄関口、宮浦港にあります）

🍀

そんな訳で、かなり前になりますが、兄と一緒に行った焼鳥ダイニングとりぢゅうの記事をアップします。


2階の個室に通され、お通し3品からスタートしました。


甘えびとアカモク・長芋の酢漬け。


まずは、兄の好きなスーパードライで乾杯～🍺


とりぢゅうは、焼鳥だけではなく一品料理もなかなかの味。とりわけ、鮮度の良い刺身には大将のこだわりが籠められています。
この日の盛り合わせは、釣りサバ、ボタンエビ、ひらめ、しまあじ、ブリなど。


見るだけで旨いとわかる刺身。しっかりした弾力と甘みがありました。


煮じゃことナスの柚子ポン酢サラダには、ホタテの天ぷらも……。


おまかせの焼鳥が順次運ばれてきました。
まずは豚バラと、ねっとり濃厚な甘みが身上のレバー。


続いて、ささみの明太子チーズとハツ、砂肝。




炭火でさっと炙った博多地鶏のたたきは、毎回かならず注文します。
薬味は、紅葉おろしと柚子胡椒で……。


私は、佐藤の黒を水割りで……。黒ちょかに入れて席に運ばれました。


兄はごろごろ果実サワー（ブルーベリー）、妻はラムネを注文。


お好み焼き風ねぎ焼き。


安納芋を豆乳に練り込んで蒸しあげた安納芋豆腐は、素朴で自然な甘み。芋塩が添えられていました。


ふろふき大根のから揚げは、衣サクサク、中はジュワッとジューシー。粒マスタードを揚げたタレがよく合います。


ヨーグルト風味の果実酒、生とろヨーグルト。


長茄子の二種焼きと、おお本しめじの炙り焼き。京都丹波産のしめじは、いつもはどーんと大きいのが1本なのですが、この日は仕入れの関係で中サイズ2本になりました。


茄子は、味噌とラー油2種類のタレで食べます。味噌のコクと旨み、ピリッとしたラー油の風味。どちらも美味しかったです。子供の頃から嫌いだったナスですが、ここ数年で苦手意識がかなり緩和してきました !(^^)!


とろとろに焼き上げた白ネギに、クリームチーズと酒盗、かつお節をトッピングしたねぎ焼き。飲ん兵衛には堪えられない酒の肴でした。


女性にはデザートのアイスがサービスされます。

海鮮居酒屋 魚虎

次第に秋も深まる時節ですが、日中はまだまだ日差しが強く、昨日は久しぶりにエアコンのスイッチを入れました (^-^)ゞ
七十二候では今日から、田んぼの水を抜いて稲刈りの準備が始まる「水始涸（みずはじめてかるる）」。山野の作物が収穫の季節を迎えています。鷹が集団となって越冬地に移動する"渡り"のシーズンでもありますね。たくさんの鷹が上昇気流をとらえて旋回しながら上昇するタカ柱、一度は見てみたいものです。


先月中旬、黒崎の熊手市場にある人気の海鮮居酒屋「魚虎」に行ってきました。この店のうわさを聞いたのは今年の初め。徹底的に素材にこだわった活きのよい海鮮を手頃な価格で提供すると評判で、クチコミがクチコミを呼び、平日でも3カ月先まで、週末は半年先まで予約が埋まっているそうです。実際、私が予約したのも3カ月以上前の6月初めでした。
活気あふれるお店を仕切るのが大将の前田亮二さん（中央）。魚屋や仲卸で経験を積み、2006年に魚虎を開店されました。


１階は、厨房の前にカウンター8席、これを囲むようにテーブル席が3つ。階段を上がると、個室が２つあるそうです。


かぼす１個をまるごと使った特製生かぼすチューハイは、甘さ控えめでさわやかな飲み心地。見た目が豪快なだけではなく、２杯目・３杯目も美味しく飲めました。これはわが家でも応用できそうです (^-^)ゞ　隣はノンアルの生かぼすコーラ。こちらもお替りできます。


シャキッとしたてんこ盛り野菜の上に、ふわっと半熟卵を載せた特製サラダ。


大将のお勧めは胡麻ヒラス。福岡では胡麻サバが人気ですが、より歯ごたえがしっかりしてぷりっぷりの食感。胡麻の風味が最高でした。


この日の刺身の盛り合わせは、ハマチやマグロ、サバやタチウオなど。魚介の目利きでは人後に落ちない大将が、毎朝市場で買い付ける逸品ぞろいです。


大きく粒ぞろいのウニを贅沢に載せたうに奴。


生かぼすチューハイとコーラをお替りしました。この店では、九州ラーメン風に「替え玉」と呼んでいます(笑)
かぼすではなく、レモン1個をまるごと入れた生レモンチューハイもあります。


何種類かある出汁巻き卵のうち、三つ葉入りを頼みました。


美味しそうな焼き色がついた山芋の鉄板焼き。


食感ふわふわ。出汁が効いていて、とっても美味しかったです。


アラカブのから揚げ。「アラカブ」とは九州の言い方で「カサゴ」のこと。お皿が大きいので普通に見えますが、かなりの大きさです。


「食べやすく切り分けることもできますよ」と声をかけて頂いたのでお願いしました。


冷えた日本酒がアラカブのから揚げによく合います。


牛すじの煮込みも絶品で、私が作るよりずっと上品な味でした。


ラストオーダーは、鯛の切り身がごろごろ入った鯛茶漬け。


帰りは、大将の前田さんが見送ってくれました。


海鮮居酒屋を名乗るだけあって、新鮮な魚介を使った料理はどれも秀逸。魚介以外のメニューも充実しており、どんな料理も手抜きはありません。お店のスタッフの皆さんの動きがキビキビとして気持ちよく、接客も丁寧で親切。大将の目配り・気配りも素晴らしく、常に客とのコミュニケーションをとっていたのが印象に残りました。食べログの居酒屋部門で全国1位だったり、ミシュラン福岡・佐賀・長崎でビブグルマンに連続掲載されたというのも納得のお店でした。

魚虎 （居酒屋 / 黒崎駅、黒崎駅前駅、西黒崎駅）

夜総合点★★★★☆ 4.0

炭火焼 誠

昨日の朝、6時過ぎの月（月齢19.8）。この日の月没時刻は午前11時10分なので、月はまだ高い位置にあったのですが、気のせいかいつもより大きく見えました。


私たち夫婦が誕生日を迎えた先月末、姉夫婦が炭火焼 誠でお祝いしてくれました。家族みんな、誠の焼鳥が大好きなんです。さっそく、姉夫婦と私は生ビール、妻はウーロン茶で乾杯を……🍺


定番のねぎまは、タレと塩両方を頼みました。


姉と妻が大好きな揚げだし餅（写真は二人前）。


コロナ禍で閉めていた期間が長かったので、私たちにとっては数年ぶりの訪問。久しぶりの誠に、テンション爆あがりでした。ついついビールのピッチも上がります (^-^)ゞ


さっぱりしていながら、肉の旨みが強い牛おろし。


鶏つくねはタレと和辛子でピリッと。


揚げだし餅と同じく、誠に来たら妻と姉が必ず頼む山いも鉄板。中には大きめに切った山芋がごろごろ。添えられたダシと一緒に……。


絶妙に炙られた地鶏のたたきは、シャキッとした歯ごたえ。噛むとじわっと甘みが広がります。これは外せません。


ベーコンの旨みと塩味、炙ったトマトの甘みが好相性でした。


誠のレバーはやはり絶品。いつ食べても間違いない美味しさです。


ビールの後は焼酎に移行。「佐藤」の黒をロック（手前）と水割り（奥）で……。


ししゃももいい焼き加減でした。


醤油ダレの豚バラ。甘みが濃厚です。


さつまいもバターは、じゃがバターを越える美味しさだったそうです。


夜も更けてから誠を後に……。ほんわかと酔いが回って心地よい夏の夜でした。


誠の焼鳥は博多華味鳥を使用しており、旨みが強くジューシーなのが特徴。久々の訪問でしたが、焼鳥に対する大将のこだわり、下仕事、焼き技は衰えることなく健在でしたヽ(^o^)丿

炭火焼誠 （焼き鳥 / 本城駅）

夜総合点★★★☆☆ 3.5

沖縄居酒屋 はんじろう

ちょっと前になりますが、甥を誘って折尾駅前の沖縄居酒屋はんじろうを初訪問。去年オープンして以来、ずっと気になっていたお店です。「折尾店」とあるところを見ると、他にも店舗があるのかもしれません。


明るく開放的な店内には、カウンター5・6席と4人掛けのテーブル席が5つ。週末（土・日）はランチから営業しているそうです。


オリオンビールに残波。沖縄で2年暮らしたので、こんなポスターにも懐かしさを感じます (^-^)ゞ


甥と私はハートランド生ビール。妻はシークワーサーサワー（ノンアル）を注文。


席だけの予約だったので、すべて単品で頼みました。まずは、沖縄ならではのピーナッツ豆腐、ジーマーミから。ねっとりとした食感がいいですね。


沖縄の島豆腐を使ったサラダ。島豆腐は、製造過程でしっかり水を切ってあるのでずっしりとした重みがあり、一般的な豆腐よりも堅いのが特徴です。ドレッシングが好みの味でした。


沖縄料理と言えば、ゴーヤチャンプルーは外せませんね。もちろん、フーチャンプルーやソーミンチャンプルーなどもあります。


甥が頼んだハブボール。ハブ酒を炭酸で割ったもので、クセはなく少し甘みのあるハイボールでした。（これは私の勘違いで、ハブボールはハイボールにハブパウダーを加えたものだそうです）


紅いものコロッケは妻のリクエスト。


ビールの後は泡盛の古酒を。銘柄は「琉球王朝」でした。


島らっきょうの天ぷらは、宮古島の雪塩でいただきます。


泡盛のお供には、豆腐よう（唐芙蓉）が一番です。沖縄が琉球と呼ばれた時代、中国から伝わった豆腐の発酵食品「腐乳」が、琉球オリジナルな変化を遂げて豆腐ようになったのだそうです。チーズを濃厚に、更にねっとりさせたようなもので、爪楊枝を使って食べます。


泡盛をお替り。今度は残波です。


もずくの天ぷらが食べたかったのですが、メニューになかったので、代わりにもずくのヒラヤーチーを注文。「ヒラヤーチー」とは、小麦粉を出汁で溶いて好みの具材を加えて焼く、お好み焼きに似た沖縄の家庭料理です。


「はんじろう」に行ったのは、第7波が拡大する前の6月中旬。ようやくあまり気にせず外食を楽しめるかなぁと思えた時期なのですが、その後は急速に感染者数が増加していきました。日本は今や、世界最大の感染国。そろそろピークアウトしてほしいと切に願う今日この頃です (^-^)ゞ

沖縄居酒屋 はんじろう （居酒屋 / 折尾駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.5

韓国酒場 コッキオ＠KITTE博多

嬉野・有田・伊万里など佐賀県西部をめぐる日帰りツアーを終え、バスはJR博多駅に到着。折しもこの日は、「追い山ならし」と言って、博多祇園山笠のフィナーレを飾る「追い山」のリハーサルが行われていた関係か、駅構内も道路も結構混雑していました。
山笠は、博多の総鎮守櫛田神社に奉納される、770年余の歴史をもつ福岡伝統の祭りで、見せるための「飾り山笠」と、担いで町を駆け抜ける「追い山笠」の二つがあります。


博多駅に展示されていたのは、博多駅商店連合会の十三番山笠。15mほどの高さがある大きな飾り山笠です。


山笠の飾りつけには標題（テーマ）がありますが、今年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の人気を受けてか、鎌倉、源頼政や義経に関するものが多かったそうです。この十三番山笠の標題も「いざ、鎌倉」とされていました。


裏面のテーマは「報道ワイド記者のチカラ」。表と裏で異なるテーマで飾り付けられるんですね。


さて、帰路につくには少しばかり後ろ髪を引かれる時間帯。飾り山笠のすぐ近くのKITTE博多で軽くつまんでいくことにしました (^-^)ゞ
エレベータを降りると目の前にあった韓国酒場コッキオに即断即決。今年の6月オープンしたお店のようです。


電飾に使われているのは、韓国焼酎ソジュの空き瓶。ユニークですね。


韓国の屋台を思わせる店内に、溢れるハングル文字 (^-^)ゞ


私は、スーパードライの生をメガジョッキで。妻はノンアルの蜂蜜柚子を注文しました。


突き出しのあさり。ピリ辛でなかなか美味しかったです。


ミニキンパ。


タコの辛味炒め、ナクチポックン。「ナクチ」は手長タコ、「ポックン」は炒めること。唐辛子を効かせたかなりの激辛料理です。この料理、釜山で食べたことがありますが、もう少しスープが多く、鍋に近い感じでした。


追加注文はスマホからでもOK。タッチパッド注文に近い感覚です。（もちろん、スタッフの方に頼んでも大丈夫です）


「シャンディーガフ」という飲み物があったので好奇心から注文したところ、ジンジャーエールとビールを合わせた、ちょっと甘めのカクテルでした～💦


こちらはトッカルビ。カルビを細かく刻んで焼いた韓国風ハンバーグです。


ダシが効いた卵ふわふわのケランチム。「ケラン」は鶏卵、「チム」は蒸し物という意味だそうです。


全国的に厳しい猛暑が続いていますね。福岡でも明日は最高気温が体温を上回りそうで、こうした天気が今週・来週と続きそうです。サウナのような暑さに辟易とする毎日ですが、この2週間が今年の暑さのピークと言われていますから、今が我慢のしどころなのでしょう。今月後半には熱波も収まって、多少なりとも涼しくなってくれることを期待したいですね。

韓国酒場 コッキオ KITTE博多店 （韓国料理 / 博多駅、祇園駅）

夜総合点★★★☆☆ 3.5