ことこと列車の乗車体験を3回に分けて掲載しましたが、今回はその番外編。ことこと列車が発着する田川伊田駅周辺の様子について紹介します。
最寄りのJR折尾駅から筑豊本線(直方方面は「福北ゆたか線」という愛称で呼ばれます)で直方に向かいます。
写真は、鹿児島本線のホーム下に設置された銀河鉄道999のイラスト。長年親しまれてきた旧折尾駅舎(1916年竣工)が取り壊された2012年秋から8年間、旧駅舎の取り壊し、線路の高架工事、新しい駅舎の建設を見守ってきました。ほぼ完成している新しい駅舎は、来年には営業開始される予定です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/a3/fe3b83d294eb211cde373954fd4c29b5.jpg)
現在、福北ゆたか線が発着するホームは、折尾駅から少し離れた場所にあるので少々不自由ですが、数年後にはすべての路線が新駅舎側に集約されることになっています。この日は福北ゆたか線の博多行きで直方駅に向かいました。実は私、この路線に乗るのは初めてです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/13/428a6ce7933dbc951fa09745fef2b72c.jpg)
JR直方駅に到着しました。駅前に建っているのは直方出身 元大関魁皇のブロンズ像。
魁皇は、福北ゆたか線の特急列車の名前に「かいおう」が採用されたくらい、九州・福岡では人気の力士。人の名前、しかも存命中の人物の名前がJRの列車名に採用されることは極めて異例なのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/04/a3a6685d98603c2db5e41fdac69fbf42.jpg)
初土俵から23年以上も現役を通して通算1,047勝。一度も関脇に陥落することなく10年以上に亘って大関の座を守り続けた魁皇は、地元直方の誇りなんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/10/18113f00d89fa69d74c8eaf2d608f906.jpg)
平成筑豊鉄道に乗り換え。ホームだけの簡素なへいちく直方駅です。
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今回、ことこと列車の起点・終点となる田川伊田駅。「Mr Max 田川伊田」と表示していますね。へいちくの「駅名の愛称命名権(ネーミングライツ)」によって名付けられた名前なんです。へいちくには全部で35の駅がありますが、そのうち12の駅に愛称が付けられているそうです(2020年4月現在)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/46/45168ac98d2fa08d503eeb6cc6ef5945.jpg)
♪~あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん煙たかろ~♪ (炭坑節)
田川のシンボルである2本煙突や伊田竪坑櫓(赤い鉄骨)が見えますね。これらは、筑豊地方最大の炭鉱であった三井田川鉱業所伊田坑の跡地を整備した石炭公園に歴史的遺構として残されているもので、公園内には石炭・歴史博物館や炭坑節発祥の地の記念碑などもあります。
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ちなみに、炭坑節発祥の地をめぐっては、三井炭鉱があった田川市と三池炭鉱があった大牟田市の間で論争があったそうです。「月が出た出た 月が出た 三井炭鉱の上に出た」という歌詞が「三池炭鉱」と誤って広まったために起きたらしいのですが、田川市長と大牟田市長の話し合いによって田川が発祥の地と決着したとのことでした(笑)
阿蘇の名水の九州限定バージョン、熊本の晩柑。あっさり爽やかな甘みで美味しい~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/78/0afc2c9f2bc60c5313169d51360a4219.jpg)
JR九州の日田彦山線と、平成筑豊鉄道の伊田線、田川線の3路線が乗り入れる田川伊田駅。2階は駅舎ホテルになっています。
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駅舎の中のうどん屋さん。地域の特産品を扱うみやげもの店でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/48/0b2bcf950bf1de4e7ad2dae1324a602d.jpg)
おりえの涙……青春の門の主人公二人、織江と信介の初恋をイメージしたキャンディ(琥珀玉)だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/43/4a1f151c398783d5a9bb87aaf185d2c5.jpg)
映画『青春の門』出演者の皆さん。大竹しのぶさん、初々しいですね~♪
後方の左側は香春岳(一ノ岳)、右は映画のロケ地となった第二豊州炭坑ボタ山です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/8c/44437f85b23a915480ca79b37f05cf03.jpg)
ことこと列車の集合時刻まで時間があったので、近くの風治八幡宮を参拝しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/cf/fe767183316285955f94fe0639c26ca7.jpg)
大きなしめ縄が掛かった拝殿。本殿はこの奥にあります。11月中旬の週末だったので、七五三のお参りをする家族をチラホラ見かけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ae/6bd657e403ece4a5fa06b99a0e54dc26.jpg)
境内には見事な枝ぶりの大銀杏が2本。夫婦銀杏と呼ばれているそうです。
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田川伊田駅線路下の連絡通路、作兵衛トンネル。炭鉱夫だった山本作兵衛氏が実際に体験した出来事を記述、描写した記録画や日記など697点がユネスコの世界記憶遺産に登録されました。そのうち記録画585点、日記等記録文書42点は、石炭公園内の石炭・歴史博物館が所蔵してあり、一部は閲覧可能となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c8/06448696dfd73742a345eb4faa320727.jpg)
炭鉱華やかなりし時代の三井炭鉱と香春岳(作兵衛さんの絵ではありません)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/55/f7a3980ab19de80580b82e9d9cfb2862.jpg)
田川伊田駅に停車中のことこと列車。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/2a/c9c30faff6e78ec477fbdeb292e95cdd.jpg)
田川伊田駅で開催されたマルシェ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e5/ba5c48b09ba6f47515acf25f7d5bd888.jpg)
飯塚市の菓子舗 亀屋延永の羊羹「黒ダイヤ」と「白ダイヤ」も並んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/d0/874eb8bc525aeec6702ddf7df5451061.jpg)
直方駅に停車中のことこと列車。
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直方駅のマルシェに出店していたのは、1910年(明治43年)創業の老舗、直方のひしや染物店。一番最初に出された食事、ことことBOXの包みとして使われていた手ぬぐいを作っている店です。
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ことこと列車の乗車記念に戴いたおみやげ。左上から、田川伊田駅周辺散策案内、ことこと列車乗車証明書、残りの5枚はポストカードです。いい記念になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/64/b3cd91401ec203ee3cb2704b44f35658.jpg)
11月も残すところ2日。しばらく暖かい日が続いていましたが、ここにきてようやく冷え込みが厳しくなってきましたね。というわけで昨日、わが家も遂にエアコンのスイッチを入れました。去年と比べると12日遅い炬燵開きです。
最寄りのJR折尾駅から筑豊本線(直方方面は「福北ゆたか線」という愛称で呼ばれます)で直方に向かいます。
写真は、鹿児島本線のホーム下に設置された銀河鉄道999のイラスト。長年親しまれてきた旧折尾駅舎(1916年竣工)が取り壊された2012年秋から8年間、旧駅舎の取り壊し、線路の高架工事、新しい駅舎の建設を見守ってきました。ほぼ完成している新しい駅舎は、来年には営業開始される予定です。
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現在、福北ゆたか線が発着するホームは、折尾駅から少し離れた場所にあるので少々不自由ですが、数年後にはすべての路線が新駅舎側に集約されることになっています。この日は福北ゆたか線の博多行きで直方駅に向かいました。実は私、この路線に乗るのは初めてです。
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JR直方駅に到着しました。駅前に建っているのは直方出身 元大関魁皇のブロンズ像。
魁皇は、福北ゆたか線の特急列車の名前に「かいおう」が採用されたくらい、九州・福岡では人気の力士。人の名前、しかも存命中の人物の名前がJRの列車名に採用されることは極めて異例なのだそうです。
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初土俵から23年以上も現役を通して通算1,047勝。一度も関脇に陥落することなく10年以上に亘って大関の座を守り続けた魁皇は、地元直方の誇りなんです。
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平成筑豊鉄道に乗り換え。ホームだけの簡素なへいちく直方駅です。
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今回、ことこと列車の起点・終点となる田川伊田駅。「Mr Max 田川伊田」と表示していますね。へいちくの「駅名の愛称命名権(ネーミングライツ)」によって名付けられた名前なんです。へいちくには全部で35の駅がありますが、そのうち12の駅に愛称が付けられているそうです(2020年4月現在)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/46/45168ac98d2fa08d503eeb6cc6ef5945.jpg)
♪~あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん煙たかろ~♪ (炭坑節)
田川のシンボルである2本煙突や伊田竪坑櫓(赤い鉄骨)が見えますね。これらは、筑豊地方最大の炭鉱であった三井田川鉱業所伊田坑の跡地を整備した石炭公園に歴史的遺構として残されているもので、公園内には石炭・歴史博物館や炭坑節発祥の地の記念碑などもあります。
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ちなみに、炭坑節発祥の地をめぐっては、三井炭鉱があった田川市と三池炭鉱があった大牟田市の間で論争があったそうです。「月が出た出た 月が出た 三井炭鉱の上に出た」という歌詞が「三池炭鉱」と誤って広まったために起きたらしいのですが、田川市長と大牟田市長の話し合いによって田川が発祥の地と決着したとのことでした(笑)
阿蘇の名水の九州限定バージョン、熊本の晩柑。あっさり爽やかな甘みで美味しい~♪
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JR九州の日田彦山線と、平成筑豊鉄道の伊田線、田川線の3路線が乗り入れる田川伊田駅。2階は駅舎ホテルになっています。
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駅舎の中のうどん屋さん。地域の特産品を扱うみやげもの店でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/48/0b2bcf950bf1de4e7ad2dae1324a602d.jpg)
おりえの涙……青春の門の主人公二人、織江と信介の初恋をイメージしたキャンディ(琥珀玉)だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/43/4a1f151c398783d5a9bb87aaf185d2c5.jpg)
映画『青春の門』出演者の皆さん。大竹しのぶさん、初々しいですね~♪
後方の左側は香春岳(一ノ岳)、右は映画のロケ地となった第二豊州炭坑ボタ山です。
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ことこと列車の集合時刻まで時間があったので、近くの風治八幡宮を参拝しました。
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大きなしめ縄が掛かった拝殿。本殿はこの奥にあります。11月中旬の週末だったので、七五三のお参りをする家族をチラホラ見かけました。
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境内には見事な枝ぶりの大銀杏が2本。夫婦銀杏と呼ばれているそうです。
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田川伊田駅線路下の連絡通路、作兵衛トンネル。炭鉱夫だった山本作兵衛氏が実際に体験した出来事を記述、描写した記録画や日記など697点がユネスコの世界記憶遺産に登録されました。そのうち記録画585点、日記等記録文書42点は、石炭公園内の石炭・歴史博物館が所蔵してあり、一部は閲覧可能となっています。
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炭鉱華やかなりし時代の三井炭鉱と香春岳(作兵衛さんの絵ではありません)。
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田川伊田駅に停車中のことこと列車。
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田川伊田駅で開催されたマルシェ。
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飯塚市の菓子舗 亀屋延永の羊羹「黒ダイヤ」と「白ダイヤ」も並んでいました。
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直方駅に停車中のことこと列車。
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直方駅のマルシェに出店していたのは、1910年(明治43年)創業の老舗、直方のひしや染物店。一番最初に出された食事、ことことBOXの包みとして使われていた手ぬぐいを作っている店です。
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ことこと列車の乗車記念に戴いたおみやげ。左上から、田川伊田駅周辺散策案内、ことこと列車乗車証明書、残りの5枚はポストカードです。いい記念になりました。
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11月も残すところ2日。しばらく暖かい日が続いていましたが、ここにきてようやく冷え込みが厳しくなってきましたね。というわけで昨日、わが家も遂にエアコンのスイッチを入れました。去年と比べると12日遅い炬燵開きです。